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2026年冬アニメ、見たもの記録

■ 違国日記

 一月早々にはじまった一回目を見て「ああ、これは見なくては」という感触を得て、さらに原作も完結しているということだったのですぐさま購入した。おそらくは広く一般受けするのはむずかしいであろう作品を、原作の良さを生かしつつ、アニメの尺という点も考慮して再構成し、つとめて抑えめに過剰ではなくむしろ足りないくらいに抑えて、それでいて丁寧にその世界を描き出した朱夏のひとつの頂点ともいえるような作品にしあがった。

 少しあっさりめな線で描く世界は必要十分であり、そこへ見事なくらいのキャスティングによる声がはまって世界を確固たるものへと変貌させる。槙生のやや機嫌が悪く社会への不満をためこんでいそうでありながら、実は打たれ弱くて引きこもっている役を沢城みゆきさんの声で当てるとかもう見事というしかない。

 大半をふたり芝居で占めるともいえる本作にあって大事な朝をほぼ新人ともいえる森風子さんが演じたわけだが、「あなたは本当に新人ですか?」というくらいに見事な朝を演じられた。「歌がうまい」のセリフにはじない歌唱も披露してくれた。このふたりの配役がなければ、決して成り立ちえなかったであろう本作。

 残念ながら 13 話で原作全部を網羅するのは無理であり、そもそも企画・脚本の段階では既刊 7 巻というところだったようで、最後はたまたま同じような結末へと導かれたようだが、原作に残された物語もまたアニメーションで見てみたかったという気持ちも強い。一方で、いかな 7 巻までとはいえカットされた多くの場面も捨てがたいところがあって、そのあたり悔やまれもする。

 えみりのことについてももう少しと思わないでもないが、全体の構成からそこは軽くにとどめたということのようか。原作最後の詩編については、これはもうどうしようもない。亡くなった家族とはどのようなものだったのかと朝が探し求める過程については、やや繰り返しになってしまうので余分といえなくもない。そう考えるとアニメの終わりはちょうどよいところだったのかもしれない。

 近年稀に見る良作だった。ただ、それだからこそ、好みを大きくわけることにはなるのだろう。

 ともかくよい作品だった。

 (TOMOO さんのアルバムも買ってしまったしな!)

 

■ 綺麗にしてもらえますか。

 なぜ、この作品を見てしまったのかよくわからない。タイトルに不穏なものを感じたためでは必ずしもないのだけれど。

 そんな不穏さは微塵も、いや多少はあった。物語そのものはよかったが、やはりキンメさんがなぜ記憶を失ったという設定でなければならないのかというのは疑問だ。しかも、そんな人に家を貸す契約をし、さらになぜかクリーニング店を営むほどの初期費用があったというのも謎だったりする。いろいろ設定に無理があるのがどうも。

 まあ、そこを無視すれば、キンメさんかわいいし、セクシーだし、天然だしで見ていてハラハラしたりドキドキしたり、いや、ちゃんと人情ものとしてもそこそこよいわけだが。

 悪くはないのだけれど、やはり設定に無理があるのがいまひとつ押せない理由かもしれない。

 

■ 推しの子 第3期

 ほぼ惰性で見てしまったというのが本当。しかし、次のシリーズで終わるらしいが、原作はやたらと長かったらしいのだが、そんなものなのだろうか。作画は力いれまくりで、少し力を抜いたらとこちらが心配するくらいなのだが。

 やはり、最初の最初の 90 分スペシャルが良かったというので終わっていたらなという作品であるという感想に変わりはない。

 

■ 呪術廻戦 第3期

 こちらも少し惰性になってきた。ややこま切れでの放送というのもあって、しかも、前期あたりから急に巨大な話になってしまってどうにも膨らませすぎなのではという印象が強い。もはや、ドラゴンボール症候群からは逃れられない。

 まあ、いずれ野ばらが復活してくれるのを期待して見るは見ると思う。

 

■ 葬送のフリーレン 第2期

 次へのつなぎという感じでほぼ日常的なまったりした雰囲気多めで終わった。そのほうがよいというのも確かにあるものの、正直これは一期で終わったほうがよかったということになるのかもと不安を思ったりも。今回がよくなかったわけでなく、原作の進み具合とかも聞くにつけ、ちょうどよいところで終わっていないと先に待つのはつまらない終わりでしかないのではという不安。

 たつざきさんも少し不調だろうか、声のトーンが以前より小さめなのが気になった。テーマ曲はもうね、勘弁して。

 次は一年半後ということらしい。どうなるかなあ。

 

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