「かいじゅうたちのいるところ」
映画化されているということは知らなかった。著名な絵本であることは知っているものの、著名がゆえに読んでいない絵本の一冊で、内容は知らなかった。とはいえ、絵本。正直ここまで長いお話ということでもないであろうから、かなり映画化としての脚色がはいっているのかもしれない。
物語そのものとしては幼少時のかまって欲しい欲求と、それに十分にはこたえきれない姉や母親(どうやらシングルマザーのようだ)への不満といったものがないまぜになって、ある意味幻想の世界に逃避した体験とでもいうのか。そこで、少しだけ成長して戻ってくるというようなこと。
展開そのものはまあそれとして、かいじゅうたちの造形が絵本から抜け出したかのようで(少なくともその表紙は何度となく目にしているので知っている)、それがなめらかに動くさまはなかなかに感動的。お子様映画で着ぐるみ感たっぷりと酷評する向きもあるようではあるが、純粋に見ればそうでもないのではないかなとは思う。よく出来ている。
とはいえやはり絵本を映画化するにはやや無理があったのかなという印象はぬぐえず。たとえばブリッグズの「スノーマン」をアニメ化したように、短編アニメーションにするくらいでちょうどよかったのではないかとも思う。
まあ、時間に余裕があるときに見るというのであれば悪くないかもしれない。
原題は「WHERE THE WILD THINGS ARE」
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