「ドリームハウス」
退職して念願のマイホームに引越し。なにやらいわくつきの物件らしいがなんとかやっていける。そんなふうに思うのだが、どうも隣人の態度も町で出会う人々の反応も不思議なものばかり。それもそのはずで、かつてそこでは家族惨殺事件がおきていて、その犯人として逮捕され、刑務所にはいっていたはずの男。それが彼。死んだのは彼の妻とふたりの幼い娘。
そんなはずはない。確かに誰かに自分は狙われている。おかしな出来事がおきているのだとあちこち調べたり訴えたりするのだが、どうもは様子がよくない。結局、確かに自分は医療刑務所的なところにいたらしく、そこから出所したところだったらしいということがわかってくるだけ。
では、自分は本当に妻と娘を殺してしまったのか。そんなはずはない。けれど、さまざまな事象がそうだといっている。家族の夢のつまった家であったはずの場所が、気がつけばもはや荒れ果てた悪夢の場所に変化している。自分は本当に殺人犯なのか。
という、まあなかなかに面白いミステリーになっていて楽しめる。映像は幻と現実とがごっちゃになった感じなので、そのあたりが中盤くらいまではちょっとわかりにくいところはある。実際はどうなのかというのがまぜこぜになってしまうので、判断が難しくなってしまう。
そうして繰り返し繰り返し描かれているうちに、なるほど彼が犯した罪であったかと信じるに足るようになっていくと。まあ、想像がつく人にはつくのだろうし、それはそれだけれど、純粋に展開を楽しむのがやはりよいなと。見終えてからもう一度見るときっとあらたな発見があるであろうという作品ではないかな。
静かな恐怖がなかなか見せてくれる。
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