年縞序列
「サイエンスゼロ」で地層堆積物というので、地震以来にぎやかな分野だものなあと思っていたらとんでもないことだった。
福井県の水月湖(すいげつこ)の湖底をボーリングして得られたデータが実に世界的な基準として採用されたのだとか。45m という深さのなかに 7 万年の層があって、しかも生物がいないであるとかもろもろの条件がよいので、きわめて信頼のおけるデータが蓄積されているのだと。
そもそも炭素 14 年代測定法では幅があるため、それを補完する必要があって、この地層データ、年縞(ねんこう)というそうだが、この年毎の細かな情報が非常に正確で年代のより詳細な追い込みに有力な基準となっているのだとか。
よって、何万年前とかいう割と幅のある表現ではなく、一年単位くらいで指定することが可能なところもあるらしい。もちろん、プラスマイナスの誤差はあるようだけれど。
で、研究者がこの 7 万年のデータを手作業で分析し、年代を数え、含まれているさまざまなもの、特に花粉などを丁寧に数え、しかも基本に忠実に二度計測して検証したり。想像するだけでも気が遠くなるような作業。
それが福井県の湖にあるということで、なかなか感動的というか、失礼をかえりみずに言えば、そんなところに、というか。
科学というのは、やはり面白いなあ。
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