「クイズ・ショウ」
数年前に同名のテレビドラマをやっていたので、そのネタ元なのかと思ったけれどそういうわけでもなかった。単純に過去のアメリカテレビ界でおこなわれたやらせ番組の告発をネタにしたものだった。
いまだって不振にあえぐ大河ドラマが出演役者を他の番組に出してはアピールしたり、演出や脚本、構成を変えてはこれでどうだといろいろ手を尽くすように、人気取り(あえて視聴率とはいわないけれど)のためにさまざまな意味で作るということは過去からずっと続いているわけだ。
結局本当に暴きたかったテレビ局側のやっていたこと、スポンサー側の意向といったものはなかったことにされてという描かれ方で(もちろん、実際がどうであったかはわからない)、力の強いものが今も昔もものを言わせていたということなのだなと。
こうしてみるとテレビにとどまらずメディアやあらゆるものがそうそう変化しているわけでもないのだなと、あらためて思うわけで。テレビにだって新聞にだって嘘はある(たぶん)。嘘も方便というのだから使い方しだいなのだろうけれど、さて、今この国にはびこる嘘の数々はどうなのかなあ、なんてね。
淡々としていて煮え切らない感じの展開や結末でもあるので、素直に面白い!といえるまでではないものの、かつてのテレビ界の雰囲気を懐かしむというあたりも楽しい映画かもしれないなと。昔憧れをもって迎えられたアメリカドラマを見ているようで。
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