そぐわない表現
ゴルフの石川遼がおつきあい宣言をしたとかしないとか。いや、そんなことはどうでもいいのだけれど。日刊スポーツの記事がどうも気になったのだった。というかスポーツ紙なんて見ないし、買わないし、なのだけれどたまたまワイドショーでやっていたので。

「スター選手だからと言い寄る女性とではなく、以前からの知り合いとのお付き合いや結婚をするのが望ましい」という家族の考えにそぐう女性だ。
日刊スポーツ(11/10/25 一面)
「そぐう」ってなに?
「そぐわない」とは言う。ふさわしくないとか適当でないとかいう意味。しかし、その反語として「そぐう」という表現は聞いたことがないし、すくなくとも手元の辞書類にはそうした記載が見つからない。あえていうなら「そう(副う)」あたりかもしれない。
そぐわな・いいつも・(その時)の状態から見て、異質だという感じを与える様子だ。
新明解国語辞典第四版
で、調べると古来「そぐう」はあったようではあるものの、現在通常は「そぐわない」と否定形で使うのみであるとの記載は見つかる。間違いというつもりはないけれど、あまり適当な使い方とは思えないような気はする。
先の文でも、「考えに合う」でもいいだろうし、「考えに適う」でもいいだろうし、普通に表現できると思うことからもなぜこんな表現を選んだのか疑問に思ってしまうなあ。
| 固定リンク
« 骨までいただきます | トップページ | 腰巻の悲哀 »


コメント