量子力学的世界像
![]() | 量子力学的世界像 朝永 振一郎 弘文堂 1965-11 by G-Tools |
ノーベル物理学賞の話題を受けて、ようやく読んだ。昔もらった本。なぜもらったのかはいまだに謎。多少は読んでいた記憶はあるものの、通しては読んでいなかったはず。
さすがに昭和 20 年前後に書かれたものをまとめた本であるだけに、やや古い言い回しがあったりするものの、古典というほどには古くなく、昨今の一般向け科学書のようなやたらとカタカナ言葉が乱立するようなこともなく、むしろわかりやすいという面はあるような気がした。
なかでも「光子裁判」の章は、架空の話におりまぜながら巧みに光の特徴を証明していくあたりが面白い。部屋の中で捉えられた直前には門のところにいたが、どうやって中に入ったのだというところで、ふたつある窓の両方を通って入ったというのはありえるわけがなかろうという検察側の陳述。ではそれを実証してみましょうという弁護側。光のもつ粒子と波の性質をなるほどと(イメージとしてというべきかもしれないが)説明してみせてくれる。
もっと早く読めばよかったなあ。
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