ぼくには数字が風景に見える
![]() | ぼくには数字が風景に見える D. タメット 古屋 美登里 講談社 2007-06-13 by G-Tools |
正確に覚えているわけではないので、違うのかもしれないが、以前 NHK 教育の「地球ドラマチック」で見たのが彼、ダニエル・タメットだったのだろう。数字が風景に見えるとか、幼い頃から友達は数字だけだったとか、どんな言語でも一週間ほどで習得できてしまうとかといった特徴はそのときのもそのままだ。
子供のころの話や、数字にまつわる話。計算をするときにどう数字が見えているのかといったことを、正確ではないであろうが、わたしたちにもイメージとしてつかみやすいように努力された番組だった。恐らく彼自身が見ているのはまた違うものなのだろうとは思う。
北欧のどこかの地方の言葉を一週間で習得し、ラジオ番組でインタビューに答えるという場面では、地元のインタビュアーが驚くほどの習得振りで、脳や人の可能性のすごさを感じた。
とはいえ、彼等がこれまで、そしてこれから受ける扱いはどうしても普通の枠を外れてしまうこともあるのだろうし、不幸とも幸せともつかない複雑なものもあるのは事実。
本当に怖いのは狂気に走った普通の(普通とは何かというのはとりあえずおくとして)人間であるということ。自分たちと異なっていてもあるがままに受け入れられる心をもちたいものだが。
必ず読みたい一冊としてメモ。
#そうそう「ブレインマン」というタイトルだった。アマゾン見て分かった。
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コメント
この番組は見ていなかったけれど。
私は子供の頃、数字を「数」としてではなく
「色・色彩」として認識していました。
その為なのか、数学は苦手でした。
ちなみに学生時代(小~高)、学校の先生から
「自閉症」の疑いをもたれていたそうです。
投稿: H×H | 2007.08.01 14:18
ということは、彼の感覚が他の人よりも理解できそうですね。
自分が見ているものと、他人が見ているものが、必ずしもまったく同じにならない(色は特に)ということは事実であるし、ただそれがある許容範囲に収まってしまうので「赤なら赤」という範疇でくくられて終わっているという。
そうした差異のより大きな人が、「普通」とは違うというように区別されてしまうのは、きっと間違いなのだろうなと思いますね。
自閉症という言葉もそろそろ改めるべきなのかもしれませんねえ。
投稿: ムムリク | 2007.08.01 15:20