アナログ好き
最近では携帯電話で時間がわかるからと、腕時計をしないという人も多いようだ。いやそもそも持ってすらいないかもしれない。確かにいまやあれもこれもと機能がついていて、まさに携帯する万能なツールへと変貌しようとしているのが携帯電話。そしてなにはなくとも持ち歩かないと落ち着かないという人も多いことを考えれば、他はいらないというのも肯けないわけでもない。
けれどもわたしは腕時計がないと落ち着かないのだ。いや落ち着かないというと極端だけれど、出かけるときは必ずしていく。といって時間に追われて生活しているというわけではなく、自転車生活の時の感覚がそのまま残っているという感じかもしれない。
いまやいろいろのところに屋外の時計もあって時間をしることは容易なようにいわれるが、自転車で移動していると必ずしもそうではない。携帯電話を取り出して見るよりも腕をちょっと回して見るほうがすばやく簡単。そうして今のペースやこの先の目的地までの所要時間を予測したりしながら走っていた。常に見るのではないけれど、手元にあるという安心感かもしれない。まあ、当時は携帯電話などなかったというのはいうまでもないけれど。
もちろんアナログ式が好き。やはり見た瞬間に認識できるというのが便利だし、前後の時間差というのもイメージしやすい。デジタルにも良さはあるのだが、基本としてはやはりアナログ。とはいえ、現在のものはデジタルもついたタイプなので、両方の良さを享受できているともいえる。
ところがすでに20年あまりになるこの腕時計。押しボタンが戻らなくなっていたりして、ボタンがうまく押せない。よってせっかくのデジタルの機能が思うように使えなくなってしまっている。普通に使う分にはさほど困ることもないのでそのままなのだが、一度電池交換の時に相談したことがある。ちなみに内部のチェックも兼ねて必ず時計店で交換してもらっている。パッキンだとかその他の不具合をきちんと見てもらえるからだ。ところが、「硬いけれどちゃんと押せますから」という返事。いまさら、部品があるかどうかもわからないし、買い替えなよお客さん、ということだったかもしれない。
実際、そんなこともあってそろそろ新しくしようかと思ってもいた。ボタンの調子が悪いくらいで、時計として他には問題がないので、そのままでもよいのだけれど、やはり使えるはずの機能が使えないのではくやしい。というわけで目星をつけていたアナログがあった。現在のものと同じようにデジタルと両方ついたタイプだったのだが、ふと気が付いたら店頭にない。先日メーカーのサイトを見ると、すでにカタログ落ちしている。今あるのはデジタルだけのタイプしかない。
さてどうするか。デジタルだけのそれでもいいかなという気持ちもあるし、しばらく待てばアナログタイプの新製品もでるかもしれないぞ、という淡い期待もないではない。
結局、次の電池交換までには決断しようかと、再び様子見をしているのだった。
だからデジタルなパソコンなんて怖くて怖くて。
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