Windows10 PC に Ubuntu を同居させる

 2017 年購入のノート PC の Windows10。残念ながら 11 にはならない(公式には)ということでサポートの寿命は残り一年あまり。

 ということで Ubuntu あたりか FreeBSD あたりをいれて当面デュアルブートにしようかと考えていた。実のところそのさらに前のマシンは Windows7 + Ubuntu という構成にしていてそれなりに便利に使っていた。

 ただ、できれば FreeBSD を使ってみたいと思い、デスクトップのディストリビューションを調べてみたので試してみたのだが、結局 Ubuntu のようにはいかないとわかった。

 そもそも数も少ないようで midnightBSD、ghostBSD、nomadoBSD といったあたり。

 が、試して理解したのだが、nomadoBSD は名前が示すようにノマド、つまり PC を選ばずに環境を持ち歩くという感じで USB メモリに環境を持っているというものだった。便利かもしれないが、そういうのでは不便だ。スタンドアローンでよいので。

 ghostBSD にしてもどうも C: ドライブ全部を使おうとしてしまうのでインストールすると Windows が削除されてしまう。パーティションを分けてやろうとすると Windows があるほうへしかインストールできない。一度それでもとやったらすっかり削除されてしまい、リカバリする羽目になった。まあ、あと一年なのだし Windows なしならそれはそれといえなくはないのだが。

 Ubuntu であれば C: のなかの後半に適当な領域を考えて「ここにインストールでいい?」と確認してくる。Windows は残したままインストールが可能だ。GRUB だろうかブートローダもいれてくれるので(最近はいれないという話も聞いたが 22.04 日本語リミックス版だったのもあってかはいっていた)、以前の Windows7 + Ubuntu マシンと同じに使える。

 ということでだいぶ遠回りしてしまったが、なんとか余生の準備が整った。

 ただ、Windows10 がリカバリからの入れ直しだったため、非常に古い。アップデートに都合 15 時間あまり要した。さらには、20H2 までは Windows Update で対応しているというのに、20H2 のサポートがすでに切れているからといって 22H2 へはアップデートしてくれない。調べると手動でアップデートするファイルを用意しているというので落としてきて実行。なんだろうな。

 どうにかこうにか 22H2 までたどりついた。一方の Ubuntu は 22.04 からとはいえ 24.04 へはさくっと完了して数時間だった。まあ、多少おかしなところがあるようではあるけれど。

 せっかくなので FreeBSD については、たまに nomadoBSD を使ってみようかとは思っているが、いずれ全部入れなおしてもよいと判断できたら FreeBSD だけをいれてみてもよいかと思わないではないが。どうも BSD Desktop 環境というのは、いまだ趣味の領域という趣から脱していないのかもしれない。

 

# FreeBSD(98) 時代からの縁なので、できれば BSD を使いたいという気持ちだけはあるのだが。

 

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Windows 10 で Cygwin + tDiary

 Windows 10 にするにあたって一番気がかりだったひとつが Cygwin での tDiary 環境。とはいえ、このところそこそこ経験を積んできたので、まあなんとかなるだろうくらいに思っていた。果たして。

 Cygwin をインストールして(apache は標準ではインストールされないのでチェックすることも忘れない)、conf ファイルの修正などもして先の情報を参考にしつつ cygserver がサービスとして実行されるようにしておく。

 さてとブラウザでローカルホストにアクセスするがなにも表示されない。It Works! がでない。

 Skype などがポート 80 を使ってしまっていることがあるというのはすでに知っていたので、大方そんなところなのだろうと調べると Skype ではなくシステムで使っている。PID 4 という早いところで。これはちょっと面倒なのか?

 ひとまず 8080 とかにしてみたのだけれど、apache は起動するもののブラウザにはなにも表示されないまま。

 ということでいろいろ調べているとわかったのは、Windows 10 が IIS だかを標準で機能を有効にしていて、これがポート 80 を使っている。これは必要なければ機能の無効化でよいと。

 [ Windows10にアップグレードしたらApache起動しなくなったので対策に乗り出したっていう話 | Thought is free ]

 ただ、 Windows 10 ではこうした場所へのアクセスがどうもわかりにくい。コントロールパネルを探すだけでも一苦労してしまう。わかってしまえばよいのだけれど、移行したすぐには悩んでしまう。

 そうしてようやく It Works! が表示されるようになったので日記にアクセスするとエラー。これは ruby-list だったかで最近みかけたような気がしていたので Ruby 側の修正を。 win32/resolve.rb で require 'kernel32' だったかを、'kernel32.dll' と拡張子までつけないと探してくれないということらしかった。次で修正されるらしい(と思った)。

 ところがさらにエラー。が、これはどうやら古い tDiary のファイルが残っていたためだったようで、クリーンに入れなおしたら問題なく日記画面が表示された。なんとか日記環境も復活したのだった。

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もう何度目かのリカバリー症候群

 一応前の続き

 といっても時間が空いたのと、珍しく更新が途絶えていたことからもいえるように、実は一週間の間に三度リカバリー後アップグレードをしていた。もう、ぐったり。

 というわけでちょっと当初の感じは忘れてしまったけれど、一応の記録とする。

 それまで使っていた Windows 7 環境のままでどうにもアップグレードが失敗するので、こうなるともうリカバリーするしかない。システムイメージの最新バックアップなどというものは残念ながらない。実は二年ほど前に SP1 までにしてイメージをバックアップしていたのだけれど、それを書き戻してもダメだった。

 ということでまっさらにして出荷状態に戻す。データのバックアップは一応したもののいくつかはうっかりして失ってしまった。まあ、Firefox のブックマークであるとか、開いていたタブ情報であるとかが主ではあったけれど。

 初期状態の Windows 7 は SP1 が出る前のものなので、まずは Windows Update で適用されるのを待つ必要がある。また、使えないもの、あるいは使わないものもあるとは思うものの、プリインストールされている VAIO オリジナルのソフトウェアなども更新しておきたい。アップグレードしてからではもはやアップデートできないので。

 この VAIO Update に時間がかかる。一通りすませるとおよそ 3 時間。まあ、ADSL の切なさといえばいえる。それらをすませてからそれでもやや祈るような気持でアップグレードをはじめる。三度も繰り返すとは思いもしないものの、実際何度でもとなったら DVD にしておいてよかったとあらためて感じた。

 リカバリしてからだとだいたい失敗はないのだが(それでも部分的に失敗したりはあった)最後のフェーズに到達するまではやはり不安。この間がおよそ 1 時間。パスワードの入力を求められるまでいけばもう安心。

 ただ、リカバリも部分的に失敗したりする。理由はわからないけれど失敗したといわれてやり直したりもした。各種設定などは固有のものは十分にはひきつげないようではあるので、どこまで有効なのかはよくわからない。まあ、これはおいおい使いながら。

 二度目にはスタートメニューのタイルに表示されるべきアプリが保留のままになっていたり、はてはマイクロソフトアカウントへ切り替えようと思ったらエラーになってそもそも切り替え画面にすらいけない。ということがあって、修復をこころみたもののうまくいかず、ビルドを前に戻すというのを試してみたら、つまりそれは Windows 7 に戻るということだったとわかってがっかりする。

 回復で戻した Windows 7 からふたたびアップグレードしようとするとまず失敗する。よくできている。これはきっと Windows 10 の呪いに違いない。

 ということでまたぞろリカバリしてから SP1 にして、VAIO Update もしてアップグレードの一連の時間を経過する。早くて 7 時間くらいは使い物にならない。イメージバックアップをとっておきたいが、ディスクに余裕がないのでいずれという話だ。

 いいかげんアップグレードにもなれてしまって、さながら Windows 95 の時代に帰ったようだった。あのころはまず MS-DOS をインストールして、それからおもむろに Windows 95 のインストールにかかる。そんな作業を毎日のように繰り返しているものだった。そのくらい不安定なところがあったなあと思い出す。あまりに何度もやるので手慣れたいつもの手順をふむだけだったりも。

 失った環境をある程度復旧させたかとは思うものの、もう Windows 7 に戻すことはしたくないなあとは。できるだけ早くにハードディスクを用意してシステムバックアップをしておかなくてはなあ。

 Windows 10 での不満といえば、ロックスクリーンがうっとうしいのと、シャットダウンへの道のりが面倒なこと。画面の明るさがどうもきちんと反応してくれないこと。画面をピンチすることを前提にしていること。まあ、いろいろだけれど、基本悪くはないし、というかもはやこれでいくしかないのである。

 ともかくも svchost.exe の暴走から本当に開放されるのだとしたらそれだけでも十分にありがたい。

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