「ホワイトハウスの陰謀」

 見ているうちに、そういえば昔見たことがあるなと思い出した。そうそうとどんどん思い出していく。実際 1997 年の作品らしいし、とはいえおそらくテレビで見たのだろう。

 ホワイトハウスで殺人が起きて市警刑事が呼ばれてくるのだが、ホワイトハウスの警備を担当するシークレットサービスがいい顔をしない。捜査に協力的でないし、証拠品もごっそりと持ち去ってしまった後。しかも、事件発生からほんの 15 分ほどでという。

 結局示された証拠(実際はねつ造だが)で職員が犯人にしたてられるが、無実の人間を死刑にさせるのは我慢ならないと捜査を続ける刑事に、次第に女性シークレットサービスもほだされていくというか。で、みずから終われる立場になってしまう。

 大統領の息子が現場にいて殺害された女性と関係を持っていたことがわかってくると、容疑者となるがあっさり否定される。さらには大統領自身であったりいろいろあやしい人物が浮かんでくるが、なにしろ確実な情報があまりない上に、捜査を邪魔する動きが命まで狙ってくる。

 二転三転してどこへ転がるのかと思わせつつ、着実に真相に収束させていくシナリオがうまい。最後まで楽しませてくれて息をもつかせぬという感じの展開で、エンターテインメントかくありきという一作ではないかなと。役者もいい仕事しているし。安心して見られる娯楽作品として見飽きないかも。

 原題は「MURDER AT 1600」で 1600 はホワイトハウスの番地らしい。邦題も直接的すぎてネタバレしそうではあるけれど、悪くないかなとは。

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「キラーエリート」

 冒頭車で移動中の要人を暗殺するという仕事をこなす殺し屋家業の四人。予定していなかった子供が同乗していたことからステイサム演じるダニーは傭兵をやめてのんびりと暮らしているが、そこにとある写真が届くと。相棒だったハンター(デニーロ)が捕まっているという写真。で、なにやら出かけるとどうもそれはある種の罠で、かつて中東で行われた作戦によって息子三人を暗殺された老人がその復習を依頼するため。

 ハンターに依頼したが失敗したので捕虜として代わりを要求したという手前になっているけれど、なんとなくはなからダニーあたりをひっぱりだすための口実としてハンターが呼ばれて即捕虜となったのではないかと想像もしたり。傭兵家業の胴元となっている企業(表の顔は旅行代理店)の男も半分グルなのではないかという感じも。

 で、やむなく依頼を引き受けて SAS の工作員を事故死もしくは自然死にみせかけて暗殺し、その証拠を持ち帰るという作戦に向かうと。ただ、相手は手練れの SAS 隊員なので簡単にはいかないということで、あれこれと手をつくして事故死に見せかけて暗殺を続ける。

 一方で SAS というか実際に中東での作戦に手をそめた秘密の組織があって、利権がらみで息子らの暗殺をはかっていたらしいことから、復讐劇をあまり表ざたにしたくもない。仲間というか汚れ役の男に様子を探らせて事態の収束をはかろうとするが、この男スパイクがそもそもグループであるフェザーメンから少々疎まれているようでもあって、やや勝手な行動をするようにもなる。

 スパイクとダニーたちとの闘いかと思いきや、そこにどうやら政府筋なのかはたまた別の傭兵組織なのかもからんできてそれぞれの思惑がうずまく感じ。

 いったんは三人の暗殺を完遂して家に戻ったダニーにまたもや連絡がきて、実は本当の犯人はまだいたから仕事は終わっていないという。断ろうとすると恋人の命にまで狙いをつけてくる。ハンターに恋人の保護を頼みひとりでふたたび暗殺に。

 実際にあった事件をもとにしているというが、 SAS はもちろんそれを否定しているようでもあり、とはいえなにか裏があったのではという憶測もあるようで。事件の背景であったり、関係であったりがわかりにくいところもあるので、そのあたりはちょっと物足りない感じがしてしまうのだが、流れで見ていけるので物語としては十分楽しめる。

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「ストライクウィッチーズ」

 第二次世界大戦時代あたりの戦闘機の少女擬人化アニメと思えばよいのかと。両足に飛行のためのプロペラユニットをはいて接触しないようにするとかかなり厳しいだろうな、などと現実的なことを考えてしまうとダメなのだろうな。

 ある魔法的な能力を持たないとダメらしく、そのために生身で数百キロメートル毎時みたいな速度で飛行してもなんの問題もないと。ヘルメットもゴーグルも必要ない。どちらにしても生身なのだし。

 その飛行ユニットを装着する必要もあって下着のパンツをズボンと称している世界らしいのだが、それにしても下着は下着としてその上に短パンみたいなものをはくとかあるだろうとは思えるので、どうにも作為的な設定としか思えないようには。

 謎の敵・ネウロイは謎のままであるし、物語そのものは魔法少女飛行隊と男性軍人(非魔法)との確執みたいなところだけで、なにがという展開でもなく、いささか面白味には欠けていたようには。続編とかいろいろあるようなのだが、どうもいまひとつな感は否めないのだった。

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「ジュールヴェルヌの地底探検」

 1950 年代制作の映画らしい。ヴェルヌの「地底探検」を読んだのは小学生のときで、もはや内容は覚えていない。なので、この作品がそれに忠実なのかどうかもわからない。当時としては撮影にいろいろ工夫しているのだろうという感じはあって、怪獣といっているがまあ恐竜だろうかの動きも悪くはないし、その他の作りも当時という時代を思えばそこそこよいできなのではないかと。

 物語の展開もわかりやすいものではあって、ただ、やや唐突な展開というのもあって、そのあたりはまだ映画として未成熟だった時代だったのだろうかとも。

 最終的に脱出してくるあたりもよくわからないままであったりはするが、まあそのくらいで仕方ないのかという。

 なんだか時代のせいにしてあきらめて見てしまうというところはありそうだ。

 女優さんがなかなかお転婆で、でも美人さんで、まあ、そのあたりで見られる作品なのかもしれない。

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「焼きたて!!ジャぱん」

 4:3 の画像というだけでもいささか古い作品というのはよくわかる。見たことも聞いたことも実のところなかったけれど、ひとまず見始めてみた。少々演出がくどいかなと思いつつも、パンつくりを極めていくあたりはそれなりに面白いなと見続けた。

 新潟の田舎で自己流のパン作りを極めつつあった少年が、都会の有名パン店に入社すべく試験を受けるというあたりからだったか。少々型破りながら、型破りであるがゆえに既存の感覚にとらわれずにパン作りを極めようという姿勢が気に入られたのか、どうにか合格。とはいえ、前途多難という展開。

 グループの後継を担うのは三人の孫娘たちと目されているものの、彼女らの間にもいろいろ確執があったりでそれが物語の展開のキーとなっているわけではある。

 はじめこそそのあたりの店同士のいざこざをパンで解決みたいな展開なのだが、そのうちに新人社員によるパンのコンテストになり、それがいつしか世界選手権になり、最後はなぜかテレビの対決番組になって終わる。

 最後のほうになるにつれてだんだん気持ちがなえてくるので、せいぜいがところ世界選手権で終わりであったらまだしもという感じはあった。そもそも 69 話というのは長い。その割になにか決定的に話が進展したというほどでもない。

 たしかに最終的にかなり主人公は成長して、目指すジャぱんに近いであろうパンを作るまでにはいたるようなので、それは確かに物語の終わりへとつながるのだろうが、同じような展開が延々続く、つまりドラゴンボールが延々とさらに強力な相手を登場させては物語を繰り返していった結果面白味を失ったのとも似ているというか。

 ことに最後のほうでは放送時間そのものも足りなくなってだいぶ端折ってしまうことも多くなり、これはもう人気もあったので続いたが最後は飽きられて打ち切りみたいな状況だったのではなかろうかと思ってしまうくらいなのだった。

 やはり、もう少し早めに終えたほうがよかったろうな。原作がどうであったかは知らないのだが。

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「ネイビーシールズ」

 とらえられた女性 CIA エージェントの救出に向かい、ひとりの負傷はあったものの任務を遂行。が、なぜかそのまま次の任務がというのだが、そのあたりがよくわからない。しかもチームが分かれるようなことをいっているし、さらにはアフリカとほかと別れるようなことを。

 結局冒頭の救出作戦が終わってからの 1 時間以上はなにが進行しているのかよくわからない部分が多くて、さながらナレーションなどのいっさいないドキュメンタリーフィルムを見ているかのよう。映画なのだし、もう少しなにが起きているのか、どう行動しようとしているのかといったあたりは観客に明確に理解してもらえるような描き方は必要だったのではないかとは。

 いっそ割り切って、よくあるアクション映画であれば、そのあたりの細かいところはよいかと思えるのだけれど、そういうわけでもないのでもやもやばかりが残ってしまうという弊害。脚本がよくないのか、演出がよくないのか。

 そんなこんなでいまひとつ面白味にかけた作品だった。

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「ザ・グレイ」

 なにやら面白そうな感じがしてみたのだけれど、さほどでもなかったかという終わりではあった。アイルランドなのだろうかでプラントの警備にあたっている男たち。まあ、ちょっと癖のある荒くれものが行き場をなくして最果てにやってきたという風。凍てつくプラントでの警備なのでときどき休暇に街にもどるということなのか、専用機で移動するらしい。

 が、その飛行機が悪天候で墜落。およそ 30 人くらいは乗っていたかと思うが生存者は 7 人ほど。そこに狼がやってきて次々と襲い掛かってくる。銃などもまともにないところでどう生き残るのかというサバイバル。

 一夜はなんとかたき火をして飛行機の残骸の中で過ごすものの、そのままでは無理として近くの森を目指すが狼がこないわけではない。ひとりひとり弱いものから襲っていく狼の集団。最後まで逃げおおせるのかどうかという物語。

 途中でそれぞれの身の上話などがちょっとだけでたりするが、それはまあ荒くれものたちの温和な部分をちょっとだけ補完するだけでさほどの意味はない。主人公のそれは回想としてなんどとなく登場する。

 全般によるの場面が多いというのもあるが画面が暗すぎてなにが起きているのかさっぱりわからない。狼に襲われるという凄惨な場面ということもあってなのだろうけれど、その暗すぎることが次第に物語への興味を失わせるには十分すぎるということに監督ほかは気づいているのだろうか。

 タイトルはつまり狼のことをさしているのだろうなと。なにかと思って期待したのだけれど、その点でもちょっと興ざめな感じが。ちょっと期待を大きくしすぎたようだ。

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「沈黙のテロリスト」

 沈黙のとついているけれどセガールが主演ということではないし、そもそも内容がちょっとという。なんでもかんでも「沈黙の」をつけてしまっているセガール映画はどうにかして欲しい。原題は「TICKER」。

 セガールはただの爆弾処理班の班長。もちろん凄腕ということはいつも通りではあるものの、あくまでもサブでしかない。主人公は相棒を捜査中に死なせてしまった麻薬課の刑事。爆弾犯の逮捕に部署を超えて協力させろとねじこむ。とはいえ、あまりさえない役者さんではある。

 で、そのときに爆弾犯の一味である女性を捕らえたのだが、執拗にこの女を釈放しないとあちこちで死人が出るぞと脅迫電話を警察にかけてくる。実際、どんどん爆弾によって市民が犠牲になるが、所長だか部長だかは女の釈放に関してうんと言わない。

 気がついたら相棒を死なせてしまった刑事としか話をしないとか女が言い出していて、つまりはいいようにだまして逃亡を図ろうという感じ。が、お涙頂戴的についつい逃がしてしまうことに。一応おとりということにはなっているが。

 そうこうしているといつの間にか犯人の目的がわかってしまっていてどうのこうのと。最終的には逃げた女を爆弾犯(デニス・ホッパー)が合流するが、電話してくると女がおりると爆弾犯が乗っている車ごと爆破してしまい、さらに逃走。

 気がつくと女の狙いは死んだ夫が関わった建物だというのでそこに出張ると屋上にはとんでもない爆弾が用意されていたりで、ほかにも爆弾はあって、セガールは屋上の面倒な爆弾。刑事はほかにある別の爆弾にとりつくと。

 刑事がどうしたらいいんだ、こっちへきてくれというのだが、精神統一すればできるみたいなことをセガールにいわれて処理にかかる。でも素人なのだが。で、あっさりと解除。今度はこちらだとセガール。こちらも数十秒しか残り時間がないのに、あんがいあっさりと処理。で、終わり。愛は世界を救うよみたいな展開で。

 もうなにがなにやら。セガールもいる、デニス・ホッパーもいると重鎮どころがそろっているのに脚本が陳腐なものだから面白みが今ふたつくらい。爆弾犯のグループとしてもデニス・ホッパーとしても、さらには女がなぜ爆弾犯に手を染めるようなったかなどまったくわからないような感じで展開していて。

 C 級映画になってしまっているなあと。これに「沈黙の」をつけるのはいくらなんでもという作品なのだった。いや、そもそもなんでもかんでも「沈黙の」をつけるのはもう止めて欲しい。

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「イルマーレ」

 湖の上にたつガラス張りの不思議な家。都会の病院勤務となるためにそこを引き払うことになったケイトが次の住人あてに手紙を残す。郵便の転送手続きはすませてあるけれど、もしも届くことがあったら次の住所へ届けて欲しいなどと書いて。

 ところがその手紙がなぜか 2 年前に届き、つまり彼女の前にそこに住んでいたアレックスがその手紙を見ることに。書かれている内容に小さな齟齬がみつかり、そんなこんなでいつしか文通のはじまるふたり。しかし、なぜその家にあるポストへの投函でやりとりが? と思うのは日本的な印象なのか。

 そうこうするうちに次第にお互いにひかれあっていくものの、どうやらお互いの間には 2 年という時間の違いがあるということに気づくと。それでもなんとか出会うことはできないかと思ったり、偶然(というか媒介している犬のおかげか)ですこしずつ接触がはじまったり。

 いよいよレストランで会おうということになるのだが、ケイトにとっては明日だが、アレックスにとっては二年後のこと。それでも待つ。店に二年先の予約をいれて。ところがアレックスはこない。いや、こないだろうと見ているもののあるものは思う。冒頭で交通事故に遭遇して倒れた男性に救命措置をするケイトなのだが、それはどうみてもアレックスだろうという展開だった。そのことにはその時点まで触れられないわけだが、そこでようやくつながってくる。となれば、その事故は防がなくてはということで過去のアレックスに手紙を届ける。しかし、もう二年がたっていて、アレックス時間ではまさに今日であろうと。

 はたしてこのまま出会えないままなのかというすれ違いぐあいがきっと人気の秘密ではあるのだろうなと。

 SF というわけではないのでタイムパラドックスとかは考えてはいけないし、なぜという不合理はそういうものとして楽しむのがよい。見ていて思ったのはフィニイの「愛の手紙」のようであるなと。フィニイのそれは古い家の机の引き出しにあった便箋だかに手紙を書いていれたら過去に届いた。そして便箋のある限り文通を、というような話だったかと。その回数が決まっているというあたりも切なさにつながったわけだけれど、実にフィニイらしい作品で好きな作品ではある。

 シチュエーションは異なるけれどなんとなくそれをイメージしたのだった。なにやら元の映画が別にあるとかいう話も見聞きはしたが調べてはいないのでわからない。それでもいい感じにまとまった映画ではないかな。浪漫にあこがれる世代・時期・気分にはよいのではないか。

 タイトルについてはやや微妙なところがあって、原題は「The Lake House」。では、イルマーレとはなにかと思ったが、つまりふたりが約束していて会えなかったレストランの名前ということらしい。うーむ、ちょっと微妙。とはいえ、恋する乙女にはキュンキュンきそうな作品であることは間違いないかな。


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「ブーリン家の姉妹」

 16 世紀。世継ぎとなる男子が生まれないヘンリー王子。愛人を置くのではという情報をえて娘を玉の輿にと画策するブーリン家の父親たち。アンとメアリーのうちアンをかつぎだすものの王が見初めたのはメアリー。ところがメアリーは先ごろ結婚しつましくも幸せな暮らしをはじめたところ。結局一家そろって王宮で暮らすこととなり、メアリーは王の子を身ごもる。はたして生まれたのは男子ではあったが、妊娠中の体調が思わしくなく隔離されるようになると王の心は離れてしまう。

 そこで、いったんはフランスへと追いやっていた姉アンを呼び戻し、王の気持ちをメアリーにとどめるようにと画策するが、メアリーではなく処世術を身につけたアンへの思いをつのらせることとなる。やがて、アンは王妃をも王宮から追い出しみずから王妃となることを目論む。メアリーはうまれた男子とともに王宮をさり、あらたな暮らしをはじめる。

 アンは王妃となるも、周りからは魔女とののしられ、生まれた子も女の子。なんとしても男子をと妊娠をはたしたものの流産。なんとかしなくてはと弟と関係をもとうとしたのを目撃され王に密告されてしまう。実際は弟とことを果たすまでにはいたらなかったものの、王の逆鱗にふれ、結局弟とともに処刑されることになってしまう。メアリーは王に直訴し、命だけは助けるといわれるも、それは言葉だけ。メアリーを見逃すがアンは処刑されてしまう。

 科学がまだ未発達の時代。宗教だけが規範であり法である。今よりも野蛮なのか、今とて野蛮なのか。その後、エリザベスが長きにわたって国を治めたというので、結局王の血を引く子供がきちんと国を治めていたということらしい。男親たちの権力や地位への欲望に利用されるだけの娘たち。使えないとなれば切捨てられ、利用できるとなれば何度でも思いのままに利用される。娘はただの道具だった時代。とはいえ、今はそうではないのかといえば。

 なんとも悲運でおぞましい姉妹を、ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンがいい感じに演じているのだった。

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