仙台市天文台 高橋博子さんのこと
高橋博子さんがおよそ 50 年の勤務を終えて最後のプラネタリウム投影をされたというのが、3/20 のことという。地元テレビ局がニュースで報じた映像が Youtube にあがっていて拝見することができた。お若いころのままの声がそこにあった。
お会いしたことなどはない。知ったのは、1982 年放送された「青春を生きる」という NHK ラジオの番組。もはや記憶はあいまいだけれど月曜から金曜にかけて 5 人くらいの方に取材したものを毎日ひとりずつ放送したのだと思う。そのひとり。
高校を卒業して就職したものの三日で嫌になってしまい退職。もやもやしていたところ天文台のことを思い出して通い詰めるうちに働かないかとさそわれてはじめはアルバイトのような形で働きはじめた。プラネタリウムのプログラムを作ったり、黒点観測を続けているという話をされていた。
昭和の初期、日本人女性で黒点観測を精力的に行っていた女性があり、その方が目標といい、直接ではないが、番組を通じてメッセージをもらってもいて紹介されていた。(聞きなおしていたら二三度お会いしたことがあると言われている)
あれから 50 年あまり。どれほどの蝶形図ができたのだろうか。
一度、天文台を訪ねてみたことがある。もちろん、お会いしたいなどと言い出せるはずもなく、展示を見て、プラネタリウムの上映を見てそのまま帰ってきた。もう 30 年あまり前のことだ。
ツイッターで仙台市天文台のアカウントを見つけたのでずっと見ていたし、高橋博子さんご自身のアカウントも見てはいたが、あまり更新はされなかった。
今回退職にあたって地元テレビ局は取材をしているが、おそらく NHK のかつての番組のことなど知っている人は NHK にも天文台にももはやおられないのだろうから NHK で取り上げられることはなかったようだ。少し残念。
懐かしく当時の録音を聞くことにしよう。まだまだお元気であることを願いつつ。
追記:
検索してみたらアーカイブスにページだけはあった。毎週の番組だったか。録音の提供はないようだ。
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