「少女終末旅行」(コミック)

アニメ放送時だったのか録画しつつ途中から見ていて、結局最後までは見ていなかったのかもしれない。ちょうど生活がいろいろ大変な時期でもあったので。

幸い今回 GYAO! で配信があったのであらためてはじめから見ることができた。とてもよかった。ほぼチトとユーリのふたりしか登場しない終末の物語。時に喧嘩しつつもお互いの存在がとても大切でありがたく思っていることがひしひしと伝わってくる。そんな作品世界がとても気に入った。

原作漫画は 6 巻で完結しているという。見たところアニメ化されたのは 4 巻までのようで、連載中だったこともあってちょうどそこが折もよかったようだ。実際アニメの最後は十分によい終わりだった。

それでもその先が気になったので全巻購入して読んでみた。

アニメは原作者のつくみずさんがシナリオ監修もされていることからほぼ原作に忠実に作られているようだ。各話最後のおまけイラストまで取り込んで。そこに動きがつき、音楽がつき、セリフがはいればもうこれ以上はない。

そして結末。世界観も、途中の描写、展開もそれを予兆させてはいたはずなのに、なんとも切なくて泣けてしまう。けれどもふたりのお互いを信じている暖かさが最後まで作品を包んでいて救われる。

この世界は少しずつこの未来へ進んでいるのではないのか。その時に、自分はどう生きられるのだろうか。「少女終末旅行」は哲学。そう思う。

原作未読だったときには、ぜひとも残りをアニメ化してほしいと思っていた。そういうファンは多いようだ。けれど、この結末をアニメ化してしまうのは、なんとも悲しい。できればアニメはあのままの終わりでおいてほしい。チトとユーリのためにも。そんなふうに思ってしまう。

 

 

少女終末旅行 全6巻 新品セット

 

| | コメント (0)

「エロマンガ表現史」

なにやら英語版が出版されるとかで、この手のは買っておかないと絶版になるかなと思って買ったみたのだけれど、今年 12 刷りがでているというくらいには増刷されているらしい。杞憂か。

内容的にはそこまでという感じはないものの、すべてとは言い切れないものの一通り古い作品までさかのぼって調査をしているところは評価できる(土台、全部を調べるなど不可能に近いのだろうし)。

ただ、考察そのものはそこまで深いとは感じないのはある。なるほど、そういう手法が生まれて広がって変化してってことが系統的に知れるという以外には。

あと、校正があまり機能していない。余計な文字がはいったままだったり、必要な文字が抜けていたり、誤変換されたままだったり。まあ、太田出版というのだからそんなものかもしれない。

類書が少ないので貴重とはいえ、まあ、どうしてもということではなかったかという印象も。

 

エロマンガ表現史

 

| | コメント (0)

2021 年夏アニメ見たもの

久々に見たアニメのまとめを。2021/7-9 期。

■ヴァニタスの手記(カルテ)

 シリーズ構成が赤尾でこさんというので期待を持って見たのだけれど、原作もののサガでもあってかいろいろのネタを展開しただけで終わってしまうという残念さが。2 クールあればもう少しまとまりがでたのだろうけれど。

 ちょっと目先の変わった吸血鬼ものという点では、おもしろそうに思ったし、事実なかなかよいはじまり方だった。キャラクターも申し分ない。原作ものの場合、やはりきりのよいところをしっかり探って必要であれば 2 クールやるとかしないとダメだなと。時間をおいて続きをやるとしても少し興ざめだ。

 

かげきしょうじょ!!

 この夏で最高のできだったと思う一作。宝塚をモデルとした歌劇学校へ入学を果たした 40 人の年齢もさまざまな女子たちの成長を描いていて毎度泣かされる。まあ、つまらないという人もあるようだけれど、好みというのはあるとはいえ、残念な人生かもしれないなとは。

 たしかに前半の愛をめぐる物語は少し話数をとって描かれたのでその分ほかにしわ寄せがいったかもしれない。それでも、引っ込み思案な山田さん回ではおねえ先生のことばに感じ入ったし、ツンツンしているように見えた薫回では、一番年長で入学した彼女の決意と、ささやかな青春の思い出に泣かされた視聴者は少なくなかったようであるし。

 それぞれの主要キャラの内面をきっちりと描いていてとてもよかった。おしむらくは 1 クールがためにやや急ぎ足ですべてが展開してしまったこと。原作ファンの方によれば、大事なといえるエピソードやシチュエーションが結構カットされていたらしい。もちろん、尺の決まっているアニメにおいてすべてを取り入れることは無理な話ではあって、それでも十分なくらいにまとめていたからこそ原作ファンの反応もよかったのは事実。

 途中コラボしていた銭湯からのれんが盗まれるという事件もあったりで残念こともあったりはしたけれど、人気の低さと相反して作品の質という点では最高なものだった。タイトルではじめスルーしていたのを、やはりと見てよかった。

 ただ、二期を期待する声は大きいようではあるけれど、できれば一期も含めて 2 クールで作り直してくれたらいちばん良いかなと思う。今回を生かしつつあらたに再構成してカットした部分などもいれて予科性終了までを描いてくれたらと。

 

白い砂のアクアトープ

 「色づく世界の明日から」のスタッフでつくるという期待作で、たしかによかったのはあるけれど、2 クールというのがさてどうなのかと思っている 1 クールの終わり。がまがま水族館という古い水族館の閉館までを描いたのが 1 クール。アイドルをやめて逃げるように沖縄にきてしまい、たまたまがまがま水族館に立ち寄ってそこで働くことになった風花と、がまがま水族館の館長でもあるおじいの孫くくるをめぐる物語。

 いろいろ関係する個々人の過去とかも出してきていわくはあるというのは分かったものの、活かしどころがそうないままに終わってしまったというのもある。

 2 クール目はその後高校を卒業して新設されたティンガーラ水族館に就職したくくるの物語がはじまるようなのだが、正直なところここまででも十分な物語はできたので必要なのかどうなのか。まあ、見てみないことにはなんともいえないわけではある。

 

魔法科高校の優等生

 原作小説「魔法科高校の劣等生」が出版されて? 10 周年という記念第一作という謳い文句で発表されて放送されたのだが、あまりにひどかった。原作はスピンオフ漫画なのだが、どうもそれにそってということはあまりなく、かなり勝手なオリジナルを入れこまれていて漫画原作者にとってはまったく不本意なアニメ化だったのではないかというくらい。

 すでにアニメ化されている「劣等生」と同じ物語の深雪視点をまじえて展開する物語なのだが、そちらとの整合性も無視しているので明らかに歴史が食い違ってしまっている。また、どうやらかわいい女の子をエッチな視点で描くことにばかり主眼がおかれている嫌いがあって、キャラクターの設定すら破壊してしまっている。

 そんなこんなで物語としてもファンには特に拒否感が強かった。そこへ加えて作画のひどさ。カット毎にキャラクターの顔が変わってしまう。アップならましかと思えばそれすらも安定しない。男子キャラにいたっては、もはや誰かも判別できないレベル。キャラクター設定画は存在するのか? それにあわせて描くという行為は存在するのか?

 さらには、背景も手を抜いたという感じのものが多くてまるで実在感がない。止め絵も多く、口パクだけでカットを使いまわす。構図も奇妙なもの不自然なもの、等々、とにかくずぶの素人が作ったのかというくらいのレベル。

 制作はほぼ中国と東南アジアの会社にグロス発注して、出来上がったものを受け取って流したという感じのもの。制作会社として作監などは存在しているが、実質はグロス会社に丸投げだったという感じ。もちろん、中国とかにもいまはすぐれた会社も人材もあるのは確かだが、それはごく一部のことだろう。今回は予算の都合なのか時間の都合なのかは知らないが、あまりにもなげやりな仕事としか見えない。

 それでも「面白い」「よかった」という層もあるのは好みはいろいろということかもしれないけれど、こんな駄作に金も時間もかけるくらいならば、まっとうなものに集約して欲しいというのが素直な気持ち。

 「魔法科の面汚し」とまで言わしめるとは、なかなかない作品。「優等生」については、いずれここにまとめたいと思う。

 

ピーチボーイリバーサイド

 当初、毎回話がつながらないので不思議に思っていたら、放送話数をバラバラにして時系列無視で放送していたらしい。と途中で知った。どうりでいきなり知らない人間と一緒だったり、話が戻っていたりするわけだ。

 で、結局はキャラクターはよいのだけれど(特にフラウの謎さとゆるさは好き)物語としては意味不明なままになってしまったなと。これまた物語の中途で終わっているというのもあるのだけれど、原作ものをアニメ化するときの失敗例のひとつにまた加わったというところ。

 さらにはシャッフル放送になどするからますますつまらなくなってしまった。監督としてはこのほうがよかったという判断だったらしいのだけれど。

 

ぼくたちのリメイク

 スマートフォンのゲーム制作会社に就職したものの、なにもかもうまく行かず、大学進学のときにあきらめずに芸術関係のほうへ行けば違ったろうかと思ったら 10 年前に戻っていたという、典型的なタイムリープラノベ。

 まあ、最初はそれでもと思っていたのだけれど、そこで芸術関係の大学に進学することに進路を変え、先の時代には活躍していてあこがれもあった者たちと共同生活することにもなる。そこで協力して(未来につけた知識や経験をもとに)困難を乗り越えてという展開なのだが、それらが結局裏目にでて彼らの芽を摘んでしまう結果に。

 そして気が付いたらまた時間が進んでいて、さらにまた戻ってくるというところで終わる。謎の幼女先輩がタイムリープを起こしてみせるとかどういうこと? とか、いろいろ謎ばかりでたぶんそれは解決などされることもないのだろう。あまりにご都合主義が過ぎる。

 どうやら原作小説ではさらに何度も時間を行ったり来たりするらしいが、もうなんだかなあという感じで。キャラクターデザインがかわいいのが唯一の救いくらいの作品になりさがってしまった感。時間 SF を安易に使うと面白くなくなる。

 

探偵はもう、死んでいる。

 タイトルがすべて。おそらくはこのタイトルが浮かんでノリで作ったのではと思うラノベ原作。まだ続いているらしく、アニメ化は途中ということではあるのだが、それでもなによりもすでに主人公であるシエスタは死んでいるので、どうにも展開のさせようがない。なにをやっても代替でしかない。

 しかも、設定に無理がありすぎてどうにもこちらもご都合主義がすぎる。主人公が中学生で出会い、三年シエスタと過ごして彼女は死ぬ。その心臓は敵のヘルという男なのか女なのかわからないものに取り込まれる。そして死後、主人公がたまたま高校でであった夏凪という女子生徒の心臓がシエスタのもの。

 つまり、夏凪はヘルである。が、記憶はもっていないとかいろいろ都合よすぎ。

 結局死後の話はそこそこに、かつてシエスタが生きていたころに物語を戻すことになる。このあたりの構成は、どうやら原作小説とは違ってアニメでの構成をした赤尾でこさんの采配のようではあるが、これは間違っていない。全体の印象としてうまくまとめたといえる。とはいえ夏凪にそこまでのキャラクターの魅力がない。

 この先もずっと。シエスタのキャラクターデザインがとてもよく描けていたのが人気の秘密。作画というか動画は、正直もう少しという感じではあった。これもまた新しい会社らしい。小さな新興会社が多すぎる。

 

小林さんちのメイドラゴン S

 2019 年 7 月の事件で帰らぬ人となった武部さんが監督されていた前作への敬意をこめて「シリーズ監督」とクレジットされた作品になった。実際は知らないが、この作品は原作ままというよりは、原作の設定を借りたオリジナルという印象が強いのだが、どうなのだろう。

 ドラゴンが人の姿をして生活するというのは奇想天外な設定ではあるけれど、ドラえもんが暮らしている世界とさほどの違いはない。小林さんをはじめドラゴンのみんなとのかけあいが楽しく、そしてときに優しい。ちょっと重めの展開もあったものの、やさしい世界はそのままだ。

 しばし、しあわせな気持ちに戻れるという意味でも貴重な作品だったのでは。

 

Sonny Boy

 配信ではまだ終わっていないのではあるが、どう見てもまともに終わるとは思えないので。昔 NHK で放送した作品と似たテイストの作品設定だったような感じで、よくわからない異世界というか異次元というかに紛れ込んでしまった生徒たちの物語で、それぞれがなにかしらの異能を使えるようになっている。

 はじめのうちこそつながりのある物語だが、次第にその時々のノリで展開する不可思議な物語の羅列で、どうにも脈絡がない。この世界の仕組みであったり謎であったりといったことは、おそらくなにも考えられてはいないのではないか。だから、元の世界に帰るのは簡単なのだと言わせてみるも、いうだけでなにやらわけのわからない方法をあれこれ試すような展開。

 しまいには物語のキーであるはずの希まで殺してしまう始末で、どうしろと。「ねえ、どうやって終わらせたらいいと思う?」案件なのではないかという印象が。この手の「ツインピークス」とか「プリズナー No.6」みたいな謎を提供するばかりで、そもそも細かい設定など考えてもいないという物語はもうやめて欲しい。

 

東京リベンジャーズ

 2 クール目でひとまず終了らしい。まだ、かつての彼女の命は救えていない。というか、ちんぴら隊にようやくはいったということで終わった。とにかくちんぴらの抗争が延々と続いていて、しかも何度もなんども時間遡行を繰り返していてどんどん歴史を改変しておかしくなっていく。

 歴史改変ものは、本当によくよく考えてから手を出すべきではないのか。安易に考えすぎていないか。途中から正直見るのが苦痛になってきていた。たぶん、一年以上開けてから続きがあるかもしれないが、もういいかなと思っている。

 

EDENS ZERO

 アニメーションとしては、あと数話(全 26 話?)で終わりのようで、物語の完結まではさすがにいけないようだ。連載もしているのかもしれない。珍しく正統的な冒険活劇という感じで、安心して見ていられる。まじめなところもちょっと笑わせるところもしっかり塩梅を考えて作られているので緩急がよい。

 キャラクターデザインもどちらかというとかわいい方向にシフトしているのでソフトな感じが共感を呼びやすい。かわいい担当かというレベッカが意外と活躍するあたりもよいし。

 物語の進み具合からいずれまたアニメ化されるのだろうなと。こういう素直に楽しめる作品に制作はシフトしていいと思うのだが。少なくとも時間的にも体力的に疲弊しつつ、ろくな稼ぎにもならないようなアニメを死屍累々で作るような無駄をしないで、まっとうな作品にだけ集中して欲しい。

 

「白い砂のアクアトープ」だけは終わっていないので次に続いているけれど、秋の作品リストを見たところ、いまのところ見たいと思うものがない。「86」の続きがはじまるのでそれくらいか。

 

TVアニメ「かげきしょうじょ!!」Blu-ray第1巻

 

 

| | コメント (0)

アニメ「魔法科高校の優等生」 11 話のあれこれ

もはやいろいろネタアニメと化している「魔法科高校の優等生」。11 話ではモノリスコード新人戦でノーヘッドドラゴンによる工作のため一校の森崎チームが続行不能となり達也チームが代理として出場というあたりからはじまるが、このあたりは秒殺というくらいに描かれる。さらにはなにやら優等生グループが競技場の点検をしていたので大事に至らなかったなどというオリジナル展開をいれてきたらしいのだが、設定もろもろが原作方面からはかけ離れてしまい破綻した設定になってしまった。

そんな中競技中継映像に「魔法科高校の劣等生」の映像を使っているという話が流れてきたので確認してみた。

「魔法科高校の優等生」 11 話で飛行船についたモニターに映された達也チームの初戦。森林ステージで達也が敵の動きを一瞬封じてから抜き去り、その背後から攻撃をしようとしている相手に対して後ろ手にグラムデモリッションを使おうというところ。

Mahouka_u_11_01_2

一方、アニメ「魔法科高校の劣等生」の 15 話での同じ場面が次の画像。

Mahouka_15_03a

ということで、モニターに使用されたのはこの部分の映像で間違いない。「優等生」の作画レベルからみれば、あきらかにこれを作画するのは不可能。もちろん、了解を得て使用しているのであればそこになんの問題もない。とはいえ、全体を通して素人のようなレイアウトや作画しかできていない今作を見ると、いっそ全部「劣等生」から使ってもらったほうが品質はあがったのかもしれないなどとも思ってしまう。

 

ノーヘッドドラゴンの幹部連中だろうかが集まって密談している場面のモニターに映るマークについても、かなり入り組んだデザインであることからこれもまた「劣等生」のデータをそのままコピーさせてもらっているのかもしれない。

以下が「優等生」の 11 話の画面。

Mahouka_u_11_03_nhd

 

次が「劣等生」の 17 話での画面。

Mahouka_17_01_nhd

 

「優等生」、変なところで原作無視したオリジナルをいれてくるくせに、なぜかこういうところだけは上手に手を抜いているみたいで。ここもオリジナルで独自の解釈をしたらよいのに。

ということで、少しさかのぼって比較してみるかもしれない。深雪のピラーズブレイク初戦についてはいずれ。

 

| | コメント (0)

洋服の前合わせが気になる病。「探偵はもう、死んでいる。」編

Tanmoshi20210724

2021/7 からのアニメ「探偵はもう、死んでいる。」のエンディング。高校生の夏凪の制服姿なのだけれど合わせが右前。私服であればどちらも可というところだけれど女子高生の制服ブラウスで右前はまずありえないので。

余談ながらシエスタの衣装は合わせがわからないようなデザインだし、主人公男子の君塚のシャツはもはやボタンが描かれていないので、合わせ問題無用。とはいえ、登場時は中学生で現状でも高校生なのに、どう見ても社会人にしか見えないそのデザインは、単に大人びているのだでは説明しきれないものを感じるのは失礼だろうか。などとは。

| | コメント (0)

「せんせいのお人形 7」

 

印刷されたコミックスでの刊行が 3 巻で止まり、以降電子書籍としてだけ販売が継続されていた 7 巻。もともとウェブの縦スクロール用に描かれたものなので、それをページに落とし込みなおす作業が必要なため多少手間はかかってしまう。それでも、ここへきてトントンと出されていて残るはもう 1 巻だけ。

展開としては、当初から予想された方向へと動きだしているようだが、Yugui さんが絶賛されたということを思うとそう単純なものではないのではと思うのだが、さてどうなのか。それではあまりにも予定調和的な結末でしかない。いちばん無難な結末ではあろうけれど。

全体としてはいつもの調子なのでよいけれど、よくよく見れば漫画とはいえ絵は単調であるなというのはあるが、これはそういう絵柄なのでということではある。ただ、できればもう少し描きこんだ作品も見てみたいようには思うか。

表情もきちんと描けるし、コミカルなものも描けるし、なかなか楽しみな作家さんではあるので。残るは最終 8 巻のみ。さて。

 

せんせいのお人形 7【フルカラー】 (comico)

 

| | コメント (0)

洋服の前合わせが気になる病。「ハイキュー!!」編

以前からアニメで描かれる洋服の前合わせが気になってしかたないのだが、まあ、些末なことではあるので気にしたらダメという気持ちもなくはない。とはいえあまりに奇妙なことがあるとやはり気になってしまう。

今回「ハイキュー!!」二期をたまたま見ていたら不思議な搔き分けがでてきたので、これはさすがにミスだろうなということで記録。

まずは、二期の 6 話「テンポ」から。

Haikyu020600

練習中おにぎりとお茶をもってきた監督と清水、谷地のマネージャー。左の谷地さん(女性)が右前で、右の監督(男性)が左前。ペットボトルの「お茶」の文字を見ても左右反転とかではないのはわかるはず。

 

Haikyu020901

続いては、二期 9 話「VS 傘」。男性ばかりだが、ポロシャツのふたりの合わせは左前。

 

が、これが 12 話「試合開始!!」で春高バレー予選がはじまると変わってくる。

Haikyu021201

初戦。監督(男性)、コーチ(男性)、マネージャー(女性)でそろいのユニフォーム。ポロシャツだが、前合わせは男性ふたりは右前で、女性は左前と一般的な合わせに直っている。

Haikyu021202

同様に二階で見ている伝説の監督(男性左)と地域のおっちゃんらしき男性(右)のポロシャツも合わせは右前に直っている。

 

少なくとも最近多いユニセックスという考えでは右前だけということもあるので、女性が右前を着ていてもそれだけではおかしいとはいえない。ポロシャツとか普段着のものならば。ただ、男性が左前を着ているのは、通常はまず考えにくい。女装しているとか、好みとかでもなければ。

まして女子の制服ブラウスが右前になっているなどということは、通常まずありえない。昨今の性別に関係なく制服を選べるような風潮がすすめばそうしたところも統一されてくるかもしれないけれど、現状そこまで行っている様子はないはずなので。

まあ、本筋にはいっさい関係はないのではあるけれど、やはり気にはなってしまうのだった。

| | コメント (0)

「歌物語」を買った

アニメの「物語シリーズ」をはじめてみたのは、「終物語」の放送時だったかと思う。なにやらそれまでの評判はおぼろげに聞いていたので、では見てみようかと思ったのだが、独特な作りもあいまって今一つ溶け込めずしばらく見てやめてしまったような記憶がある。そもそも話がよくわからなかったのだった。

今年の春だったかにたまたまはじめの「化物語」からの配信が AbemaTV で順次行われたので見てみたら、さすがに独特な作りは変わらないもののはじめからなので展開がよくわかる。いや、実のところよくわからない、結局詳細は明かされない部分というのもあったと後になって思うのだが、そのくらいはさほど気にならないくらいには物語にはいれたのだった。

順次見て行って、「終物語」になっても、そこまでがあるとなるほどとわかる。そうして最後まで見てしまってからこれはまたとてつもない物語であったなと。アニメの独特の作りというのはおそらくは原作の言葉遊び的なものを具現化しようとした結果なのかもしれない。アニメを評価する声も多いが、さらに原作はよいぞという声もまた聞こえてきたのだった。

さすがに原作のほうはそのボリュームもあるしまだ着手してないのだが、つい主題歌集の CD セットを買ってしまった。というのも、それぞれのシリーズのなかでそれぞれの彼女たちがヒロインとなるのだが、ヒロインごとにオープニングも変更されており、当然のごとく主題歌もまた変更されてヒロインが歌うというキャラクターソング祭り状態なのだった。

そのオープニングアニメーションの出来も主題歌も含めて実にバリエーション豊で、作るほうは大変だろうなと思う反面、見事だなと感心もした。コミカルなものからシリアスなものまで、すっかりやられてしまったのでいささか悩んだものの買うことにしたのだった。最初のものは 2016 年販売でもあったので。

ノンテロップのオープニング、エンディングアニメーション映像もあるのだが、実のところこの作品のオープニングはテロップすらもアニメーションの一部という面が多分にあるので両方のバージョンがあってこそと思わないでもない。テロップがないとちょっと物足りない感じまでしてしまう。まあ、それは本編のほうで充足しろということか。

さすがにシリーズが長いので映像の円盤まではちょっとまだ手が出ない。原作も読んでみたいと思うのだが。それもまたもう少し先になってしまいそうだが、そろそろ老い先を考えた方がよい年代になってきたので、そうそう悠長なことも言えない。

ひとまずは、この一連の歌たちを聞き流しつつ。

歌物語-〈物語〉シリーズ主題歌集- (完全生産限定盤)

 

歌物語2 -〈物語〉シリーズ主題歌集-(完全生産限定盤)(BD付)

 

| | コメント (0)

こういう作画が負担なくできる世界であって欲しい

白い砂のアクアトープ 7 話。おじい館長から若いもん一緒に一日休みをとりなさいといわれての休憩回かと思わせておきつつ、実はきっちりとくくるの家族のことや空也の事情などをはさみこんでくる回。

普通なら夏の海、ということで定番の水着回かと思わせて、沖縄では日差しとかいろいろあって観光客以外はまず水着を着ないということで風花だけという面も。逆にこのあたりユーザーからの評価は高いようで。

そして、よいアニメとはこういう作画をしっかりいれてくるというのが、次の GIF。

 

Aquatope_07

櫂の妹のことが大好きでいろいろアピールしたがる男の子類。空也といつも競い合っていて今回もビーチフラッグで負ける。落ちこむ姿に声をかけるというシーン。しゃがむときにスカートの後ろに手を回して足にはさみこむようにする仕草。

別になくても困らないシーン。でも、これがあるとないとでは印象は大きく違う。性格をあらわずかのように。

現状でもアニメ制作現場のひどさは奴隷労働かと思う部分が少なくないようで、そんな過酷ななかでこうしたところまで配慮すべきだなどとは言わない。せめて、こうした作画が負担なくいれらるような、そういう制作環境になってくれることをファンとしては願うばかりなのだが。我々ユーザーとしてなにができるのだろう。

| | コメント (0)

「魔法科高校の優等生」4 巻でブランシュ殴り込みを確認

パラレルワールドの優等生」で示した入学編におけるクライマックス、ブランシュ日本支部への殴り込みをかけ、リーダーの司一と対峙したときの会話を原作漫画のほうでも確認した。

基本的に達也のセリフとしては書かれており、アニメで深雪にしゃべらせてしまうのは、同じ時系列の世界なのに事象が異なるというパラドックスを生んでしまう。こういう改変はしてはいけない行為だとしっかり認識させるべきだったと思うのだが、そういう意識のスタッフはいなかったのだろうな。

04084

取り急ぎこの場面があるであろう入学編の最終巻である 4 巻だけしかみていないのだけれど、それでもセリフに違いがあるというのは確認できた。ただ、漫画の場合にはコマ割や吹き出しの問題もあるので文意は残したうえで多少の改変はあっても仕方ないとは思う。同じ内容を異なる人物が話してしまうというようなことはあってはならない。

また、討論会当時のほのか、雫の行動が原作漫画では部活中となっているが、アニメではただ外をほっつき歩いていたということになっていて、なぜそんなつまらないところで改変するのかは脚本家の意図がわからない。少なくともこの玉井豪という脚本家は、原作をできるだけ忠実にアニメ化しようという意図はまったくなく、さらには自らのエロ本能全開にすることにしか興味関心がないのではないかという感想すらもってしまうくらいだ。(きけば放送終了時の提供バックでも遊んでいるらしい)

まあ、何を言ってもはじまらないのだろうけれど。これを「魔法科」シリーズのひとつとするのだけは遠慮したい。

魔法科高校の優等生(4) (電撃コミックスNEXT)

 

| | コメント (0)

より以前の記事一覧