2025年冬アニメ 見たものまとめ
■ アオのハコ(2クール目)
雛が告白して、ずるずるきて最終できっちり断られて大泣きして千夏と制服デートの待ち合わせまでいって終わったので、まあ続けますよねと思っていたらやはり二期をやるらしい。とはいえ原作のほうの話がもれてくるのを見れば、さほど進展があるというでもなく学生生活が続くだけみたいでもある。きっちりと一定のところまでたどりつくのやら。いや、それはどこなのだというのはあるのだろうけれど。
丁寧に作られていて見られる作品ではあるものの、物語としては今ひとつしっくりしないところもあったりで、まあ、恋愛ものはつきあいだしたら終わりという面はあるので仕方ないところではある。そのうえで面白くできたらよいのにねえ。二期は早くても来年終わりくらいではなかろうかと思うので、当面はないな。
■ グリザイア ファントムトリガー(TV)
前半の個々人についてのおいたち的な部分はそれなりだったのだけれど、終盤の作戦のやつはほぼ意味不明な状況と展開でなんだかなあな感じが。雰囲気を見せられているだけなら変な理由付けはいっさいなしでよいのにとも。
どちらかというと次回予告のゆるさが一番よかったという印象ではある。
■ Unnamed Memory Act.2
原作だと本編最後までということなのだろうか、という終わり方だった。であれば少し飛ばし気味だったのだろうかというのはある。ただ、2 クール目はやや話の展開とかがぎこちない感じもあってちょっとしっくりしない感じで終わってしまった。物語としては良い感じにリセットされたようなのでそれはそれでめでたしめでたしなのではあるが。
作品の出来としては作画方面での未熟さとかはあって、そのあたりはまだ経験の浅いスタッフが多用されていたということなのかもしれない。総合的にはきちんとしていたと思うのは、シリーズ構成が赤尾でこさんだったことも大きいのかなと勝手に思ってはいるけれど。
場合によっては、テレビシリーズでは最後のところは省いておいて劇場版で最期をくらいな作りなら尺の点でも納得いったのかもしれないけれど、いまさら。どちらかというと原作にあたってみようかという気分になれる作品ではあった。文章もきちんとしていたので。
■ 薬屋のひとりごと 2期
今回も 2 クールあるのでまずは前半。相変わらず丁寧な作り。たまにあいだに挟まるインターバル的な小品が余計なようにも思えるが、尺つなぎという意味でもあろうからそのあたりは致し方ないのか。
わりと早々に壬氏の素性がわかるように作られていて、なぜ猫猫にはわからないのかという感じは多分にある。狩りの顛末では、話そうとして話せず、また話させずでもあったが、完全に淫行におよぼうとしている体勢の壬氏さまはさすがにちょっと。猫猫ももう少し抵抗しなさい、未成年女子なのだからとか思うのは、こちらの世界、時代の故でしかないのか。
どうやら残り 12 話で 1 期からの事件も含めて解決させるような気配で、そうなるとこの作品としてもまあ終わりかとは。コナンくん的な展開でないだけはよかった。原作をしらないので、そちらでどのように今も続いているのやら。ふしぎと原作にはまったく興味がわかない作品ではあるのだった。
■ 全修。
当初は「SHIROBAKO」的なものを想像していたのだが、まったく違った転生ものだった。しかも、そのあたり具体的にはいっさい描かないのでおそらくは夢落ち的なものでしかなかったのではないかと。
はじめは過去の著名なアニメのカットを模倣することで話題性をとったというところだけれど、まあ、展開としては他人を頼らず、認めず、自分だけでなんとかすればいいと思いあがっていたナツコの成長物語だったというのはある。最後に現実に戻って作品がヒットしてというあたりの件はやや尺が足りないので物足りなさがあるけれど、まあ、仕方ない。
ある意味、アニメは大勢の力を結集して作るものだから独りよがりはダメだよという新人教育作品だったと言えなくもない。という意味で、可もなく不可もなくという作品だった。
■ ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います
原作はまだ続いているというのもあって、なんだか半端なところでこれからも残業は続くという感じの終わらせ方。なろうの典型ともいえそうだけれど、内容そのものはあまりなくて、もっと日常でよかったのではという感じは確かにある。なぜアリナにそんな特殊で強大な能力が授かったのかとかは一切わからないし、そもそも、それが早々に知れてしまうという展開も潔すぎるというか。
そして、魔物との闘いもどちらかというとあっさりではあるし。ありがちな死者をよみがえらせたいとかいう理由で蛮行に及ぶとかもなんだかなというところはあり。いっそ、アリナさんかわいいで押し通していたほうが面白かったのではないかという感じもするが、原作との兼ね合いはわからないのでなんとも。
続きの予定は聞こえていないけれど、まあ、このくらいがちょうどよいのではという。
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