それはロボット除けではなく、人間除けだった
とあるソフトウェアのサブスクリプションライセンスをダメ元で試そうと購入はしたものの、設定作業の手順にしたがってすすめてもサービスにサインインできないといういじめにあった。サイトから通常のサインインは問題なくできるのだが、アプリケーション側の設定ボタンから進めるしかなく、それで開かれるなにかのブラウザ画面からはサインインが永遠にできない。
ID をいれ、パスワードをいれるとロボットではない証明にこれから 20 の質問にすべて正答しろという。奇妙な CG らしい手のような形が指のような棒をだしているのでその本数が 4 本である画像を選べという。が、そもそもどの指が伸びているのかもよく見えない。画像の悪さもあるし、画面解像度を考慮してないので小さな画像しか表示されず、文字も小さい。せいぜい HD 画面くらいしか想定していないのではないか。
なんとか苦労して 20 回連続正解して「おめでとう」メッセージまで表示されるのだが、次に待っているのはパスワード画面になって入力していたパスワードの文字列がクリアされる場面。
サインインできない。
また、やれという。
我慢して(すでに支払いはすませてあるのだし)何度かは試みたがいずれもだめ。もう無駄な努力はしないほうがいい。
そもそも、グーグルのキャプチャ認証だってせいぜいがところ 2 回か 3 回だろうに、20 回連続正解しないとサインインすらできないなんてものがどこにあるのか(ここにある)。
苦情を問い合わせたけれど、お定まりの Windows Update して再度お試しくださいでしかない。20 回答えさせるのは正当だということか。お金は戻らないし、使うこともできないし、不愉快ではあるが、これ以上無駄な時間を費やすほうが無益なので、もうなにもしない。どうせ返信したりしても相手は正規の職員ではなく、どこぞの会社のサポート請負者でしかないだろう。
どうやらロボット除けではなく 20 回もの質問に辛抱強く耐えることをあきらめさせるための、つまり「人間除け」のキャプチャ認証だったということらしい。
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