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「グランベルム」は「まどマギ」だった

というようなことは、どうやらすでにあちこちで語られてはいる様子。

2019 年放送というアニメ「グランベルム」の全話を、Youtube にて二週間限定で無料配信されていたようで、当初はさほど興味なかったのだけれど、終わりまじかになってそれでもと見てみることに。

うん、映像表現の試みとかではいろいろ工夫されている感じだし、構成が花田十輝さんだしということで全般としてはよく作られているなと。で、アニメーターのジミー・ストーンさんがよく関連ツイートを RT していたりしたのは、なるほどロボットのデザインをされていたことにもよるのかと。

13 話のなかでほどよくまとまっているものの、作品世界とか設定とか、ネタとかでは「魔法少女まどかマギカ」のそれを彷彿とさせる部分が多くて、類似という印象はどうにも拭い難く。

だからダメだなどということではないのだけれど、それ以上にも感想はないか、というところ。あと、このごろ特にそうなのだけれど、人生とか哲学的なセリフを多用しがちなところもちょっと個人的には興味を減じさせるには十分というか。「御託はいいんだよ」という作品作りであってほしいな、とは。

6 話で語られる「ストーカーという名のライフワーク」という文言は、なかなかに見事という感じはあるので、さすがとは思うのだけれど。あとは、日笠陽子さんが狂気じみたキャラクターを演じるととんでもないパワーを見せるなあとか、種崎敦美さん、さすがだなあとか、いろいろも。

個人的には、絶賛するではないけれどよい作品というくらいな位置づけかな。

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