「僕だけがいない街」を見た
AbemaTV にあったので見てみた。見始めてすぐに「そういえば見たことがあるな」と思った。が、どうも部分的に覚えているという感じで、あまり覚えがない部分もある。冒頭の一話とか二話くらいしか見てなかったのだろうか、とも思ったが、さてどうだったのか。
放送時にはもちろん見てなくて、GYAO! あたりにきたときもあったかと思うのだが、そのときにちょっと見ただけだったのか。
ともかく。
タイムリープものとしてもなかなか面白く見た。もちろん、思うように時間遡行ができるとか無茶苦茶、といえばいえる。とはいえ、何度もなんどもやっているわけではないのもあって、そのくらいよいかと思わせてくれる。
最初のそれはいきなりであるし、18 年も前の小学生に戻ってしまったのではなかなかつらい。記憶や知識は大人のままとはいえ、子供としてふるまわなくてはならないとか、体は子供なので力を出そうとしても無理があるとか。まあ、もう少し大人をうまく使えばよいのにと思わないでもないが、もどかしいくらいが物語の展開としては有効ともいえる。
過去の同級生の命を救うことには成功するが、自分が命を落とすという展開に唖然としたら、その後もなかなかに予想をくつがえしてくれてよい。
命を助けたカヨと一緒になるのかなと思わせつつも、再開は赤ちゃんを連れた姿で、しかし、そうでもないと現在に出会った愛梨のこともあるしなあとかもどかしさは。
いろいろ強引に思えるところがないといえばうそになるけれど、どのみち全部嘘なのだから上手な嘘が描ければよいのだ。最後の暖かさが実によいよ。欲をいえばもう一言最後にあってもよかったのではと思わないでもないけれど。まあ、それもまたよし。
「サマータイムレンダ」のような絶望的な存在との闘いという緊迫感とはまた違ったタイムリープもののうまい使い方。「東京リベンジャーズ」にもう愛想をつかしたものとしては、そういうとこだぞ、と思うばかり。
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