「ヨコハマ買い出し紀行」1,2,3
ふと見れば 1 巻も記録してないのでまとめて 3 巻分。
ロシア語版が出版されるというのを見かけて、その絵の雰囲気がよいなと調べてみたら、なにやらある意味終末世界のお話のようで、気になったので読み始めてみたのだった。
店主はどこかに行ってしまったようで(理由もわからないが)、ひとり残されて喫茶を守っているロボットのアルファさん。スクーターに乗ってあちこち行くが、すでに道も失われてしまったりで引き返したりとそれもまた冒険。
そんな喫茶や周辺で起こる日常をふんわりと描いた一連の作品群。絵のタッチのしなやかさがなんとも心地よい。
作品世界の理由とか細かいことはほぼ語られないのでわからないことのほうが多い。ともかく、今はそういう世界になっているのだと思って穏やかな時間を共有する、そんな作品。
ロボットとはいうけれど、ほぼ人のように行動、活動できるという想定なので、はたしてその設定は必要なのかと思わないでもないが、物語の最後にはそれもまた納得できるのだろうか。
紙のコミックスはすでに絶版なまま。新装版もでていたようだが、こちらも同様。かろうじて電子書籍として残されているのが、せめてもの救い。
そこそこ巻数があるのでぼちぼちと。
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