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「冒険エレキテ島 1」

 

ロシア語版が出たというようなところからなんだろうと思っていたら、arton さんから「面白いというか不思議ですよ」と教えてもらったのでさっそく読んだ。

単にエレキテ島という謎の島を探す物語なのかと思っていたら、そうではない。

いや、そうではないというか、それだけではない。はず。

冒頭、主人公の女の子みくらが乗る飛行艇に書かれた文字からするすると連想される。「Mikura Ameria」。島をわたる航空輸送便を請け負う社名。

なぜ、アメリアなのか。一緒に開業して冒頭で亡くなる祖父がブライアン・アメリア。

アメリア、航空機、エレキテ。

ああ、これはアメリア・イヤハートに材をなす物語なのだろう。地球一周飛行中の最後、太平洋に消えた女性飛行家、アメリア・イヤ(ア)ハート。最後の飛行の供をしたのがロッキード・エレクトラ。

アメリアの消息はアメリカ中の話題となり大掛かりな捜索がなされたにもかかわらず、一切その痕跡を見つけることができとおらず、いまだ大きな謎であり、多くの人の記憶に残る事件。

そのアメリアがこの移動する島、エレキテ島にいるために見つからないのではないかという展開を予想させる。年代的には祖父ブライアンが直接アメリアとどういう関係に設定されているかは、やや難しい。同乗していたフレッド・ヌーナンというのもちょっと合わない。といって息子というのもやや難しいか。

(いや、消息を絶ったのが 1937/7 で作品世界が明示されてはいないが発行年くらいを想定として 2010 年前後。とすればアメリアの息子という考え方もできなくはないのか。そして、島でヌーナンと暮らしたという展開は「アメリアの島」(ジェイン・メンデルソーン)を連想させたりもする。)

と、そんな憶測、深読みはともかくとして、祖父を失ってから見つけたみくらあての荷物。祖父が記録したエレキテ島の記録や考察。そしてエレキテ島当ての小包。かならずや届ける、見つけるという意志で捜索にあたる日々がなんともワクワクする。そして、かっこいい。

でも、みくらちゃん、お風呂上りにまっぱで考察にふけるのはやめてね。停電して「まずはろうそくとパンツを探そう」といいつつ、ほかのものに気を取られるのもやめてね。女の子なんだから!

どうやら、本作。1 巻から 6 年を経てようやく 2 巻がでたものの、もちろん完結しているわけではないらしい。急ぎ 2 巻も読む予定だけれど、完結ははたして?

# ちなみに「島」をどう読むか問題。個人的には、ここは「しま(じま)」かな、とはおもっている。

 

 

冒険エレキテ島(1) (KCデラックス) コミック

 

アメリアの島

(当然ながら、「アメリアの島」は絶版だ。まあ、正直な感想としては三文小説ではある。)

 

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