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猫を探したくなる一冊

昨年あたりから欲しい本リストにいれてあったものをようやく購入。版元としても内容としてもこれっきりで絶版になってしまう危険性を感じていて少しハラハラした。

が、奥付を見れば二年半ほどの間に 7 刷りを迎えていて、これは案外安定した商品となっているのかもしれないと少しほっとした。

猫の色・柄を決める遺伝子の解明は済んでいる、もしくはほぼ明らかといったような情報は昔聞いた覚えがあり、代表的なトリビアとしては「三毛猫はメスだけ」というのがある。

とはいえ、実際のところはどうなのだろう、どうなっているのだろうとかねがね思っていたら 2019 年にこんな本が出ていようとは。

著者はいわゆる専門家ではなく、教員をされていた方らしい。が、猫の遺伝に興味を持って専門書にあたり、著者にもあたり、また、生徒らと一緒にフィールドワークをしたりもしていろいろ学び、調査をしてきたそうな。

で、集大成が本書。ということで、必要十分な情報を素人にもわかりやすいように編集さんの努力も相まって誕生した。色・柄を決めるいくつかの主要な遺伝子について、わかりやすく示しているものの、あまり専門的になりすぎないようにしてくれているので、だいたいの感じがつかめるのが素人にとってもよい。

多種多少に見えていたものが、実はそう多くないパターンに分類されるのだということ。白はオッドアイが出やすいとか、オッドアイの白は片耳が聞こえないことが多いとか。三毛だけでなく二毛もまたメスだけであるとか。

毛の種類としては実は四種類しかないとか。色でいえば三種類でしかないとか。

中盤は写真をもとにしてわかるところはわかるといい、わからないところはわからないとはっきりいいつつ実例として紹介してくれる。

本を片手に猫探しにでかけたくなる。いや、猫のほうがじっとしていてくれないかもなので、ひとまずは写真をバシバシ撮っておいてからあとでじっくりか。

なんにせよ、猫を見る目がこれまですっかり変わってくるであろうこと間違いなし。それでいて専門書ではないゆるさが実に優しい。よい本と出合った。

 

ネコもよう図鑑: 色や柄がちがうのはニャンで?

 

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