「ドミトリーともきんす」
内容はまったくわからないままに買ったのだけれど、ちょっと特殊な作品だった。
漫画というか、四人の著名な科学者の本を紹介するといった体裁の作品。
関係あるようなないような漫画が数ページあって、そこからとりあげた本の一説を紹介して、本そのものを紹介してというページが続く。
朝永振一郎、中谷宇吉郎、牧野富太郎、湯川秀樹の四人だが、どれも専門的な本ではなくエッセイといったものが主らしい。科学読み物への招待といった趣。
正直なところとしては、やや可もなく不可もなくという感じで、もう一歩かなとも。
科学読み物には縁がなかったという人にとっての端緒になるのであれば、それはそれで有益なのかなとは思うし、そういうきっかけも多少は生まれるかもしれない。
ふと、高校時代に担任からなぜかもらった「量子力学的世界像」を思い出したりはした。当時は読まなかったけれど、後年になって読んだらなかなか面白かった。
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