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2022 冬アニメの記録

ちょっとうろ覚え。

■その着せ替え人形は恋をする

 この冬では一番好きだった。作品の内容からしてどうしても少しエッチよりになってしまうことから、好みとかは分かれるところだろうけれど、そうした部分がメインではないし、全体として評価するなら物語としても、作画をはじめとした作品全体としても実によく作られていたといえる。

 コスプレ衣装を男が作るということからどうしてもエッチ系ネタに走ってしまうところはあるけれど、いやらしいとかではなくて、むしろ初(うい)なあという感じが青春していてと思うかどうか、か。

 終盤はややクール内での収め方の都合か少し物足りない展開が多かったようには思うものの、ひたすらかわいくてドギマギさせて「もうはやくちゃんと付き合えよ」と思わせてくれる。

 原作漫画の売り上げも相当に伸びたようだし、円盤の売り上げも非常に好調らしい。

 

■明日ちゃんのセーラー服

 原作の博さんの絵そのものは割と好きなのだけれど、はじめの二話くらいでちょっとつらくなってやめてしまった。作画そのものは「着せ恋」同様の CloverWorks がよい仕事をしているので評判もよかったし、実際そうだと思う。

 やはり、難を言えば物語そのものなのかなとは。途中から後半はそれでもと見たので、そのあたり単体としてみたら悪くはないけれど、全体としては、その設定は必要だったろうかというところもあって。ふつうに女学園ものでよかったのではと。

 

■怪人開発部の黒井津さん

 コメディ系なので悪くはないけれど、そこまで見たいということもなく。結局はアニメ監督の渡部高志さんが、ちょこっと参加しましたといわれていたのをみて、どれどれとそのあたりを見たというのが正直なところ。奥様との共同作業とかを確認したり。監督をされる方なのに、原画やったりちょい仕事でやったり、いろいろ。

 

■賢者の弟子を名乗る賢者

 どうも原作ファン方面からは原作と違いすぎて噴飯ものだったという話しか見えてこなかった。原作を知らないものとしては、まあ、可もなく不可もなくという感じではあったけれど、SAO みたいな設定かと思いきや、そこまでということでもないようで(最後までわからなかったが)、それでいて主人公のミラちゃんがやたらと絶対的に強すぎて。

 一方で美少女キャラを描きたかっただけなのかというなんとも不思議な展開も多くて、なんだろうなという。タイトルを「わしかわいい」に変更しての作品のほうがよかったのでは、とは。

 

■現実主義勇者の王国再建記 2 クール目

 渡部高志監督の昨年夏以来の後半クール。すでに完成して納品されていたやつなのだろうなと。相変わらずより目がちなのはよくわからないところはある。

 作品としてはなかなか目新しい作品なので面白くは見た。ただ、尺の都合もあるけれど終盤の 4 話分くらいは、やや尺かせぎという感が否めない内容ではあって、そこは惜しい感じも。原作の様子からするとまだアニメ化は可能な感じではあるので、渡部高志監督でさらに続きを見てみたようにも思う。

 

■終末のハーレム

 昨年夏に放送予定だったのだが、品質維持のためという名目で半年先送りになった作品。さほどよくなったという感じでもないのだが。内容はそれなりにエロなのだけれど、そこまで放送できないというほどではないので原作ままというあのモザイクというかは必要だったのかしらとは。

 さらには、展開がどうにも物足りないままに終わってしまって、これはもういいかなという感じ。正直もったいつけたわりにがっかりだったという感想のほうが多いのではないかな。作画ももう少しがんばりましょうというレベルではあったし。

 

■スローループ

 昨年の「魔法科高校の優等生」であまりにもひどい作品作りをした CONNECT 制作だけに見るのはやめようかと思ったのだけれど、一応最後まで見ることができる作品ではあった。というか、ちゃんとしたもの作れるのになぜ「優等生」はあんなひどいことになったのか、それを原作方面が許容していることが、本当に信じがたいところではある。

 難を言えば物語の設定があまりに重すぎて(いや、現実的にはそこまで重くないのだが、こういう作品としては重すぎる)それをいかしたドラマ的な展開を狙ったようなのだけれど、もっと気楽な作品でよいのでは、とも。

 とはいえ、当初世間で期待されたほどではなかったかも。

 

■天才王子の赤字国家再生術

 王子以外がダメすぎという展開が多くてややなえる作品ではあった。そして総じて額にクロスする前髪キャラばかりで、どうにも。現国アニメのほうがもう少しきっちりと国家運営といったあたりをしっかりさせていたので、そのあたりもやや薄い。

 キャラクターデザインの勝利というのが、いちばん正しそうな印象だった。

 

■東京 24 区

 もう、設定も展開もいろいろ残念な作品だった。

 

■ハコヅメ ~交番女子の逆襲~

 少し前に放送されたドラマは見ていなかったけれど、こちらは原作により忠実だったやに聞く。どちらかというと警察あるある小ネタをコメディにしたという印象だったのだが、最後の 3 回ほどはひとつのネタを(少し重め)やっていて、内容はともかく作品にはいまひとつそぐわないかなと思ったりも。ダメではない。

 ネタは面白いけれど、ややしつこい感じもあったり。また、似顔絵の話は取材できていないなと関係方面には思われてしまうので、残念ではあった。似顔絵の手引書はちゃんと存在している。内容はともかくとして。

 とはいえ、まあ、そこそこ楽しめる作品ではあった。さらにほぼ韓国スタジオに丸投げしたような制作にも関わらず、「優等生」のようなことがまったくなかったのは、すばらしい。

 

■ヴァニタスの手記 2 クール目

 正直 1 クールの終わりでもういいかなと思ったが、それでもと。結果、やはりどうにもまとまりにかけるかなと。まあ、原作がそうなら仕方ないところではあるが、仕込みだけされてそのままというのが多いし、唐突にいくつかの物語が挿入されているようで。

 1 クールだけにしてどれかひとつにしぼったほうがよほどまとまった作品になったのではという印象。

 

■フットサルボーイズ!!!!!

 1 話を見てやめてしまった。顔の作画がきれいなだけであった。

 

■平家物語

 bilibili では昨年夏に放送されていた作品。いよいよ中国資本で中国企画で製作される時代にまでなったのだなあ。

 日本画をイメージさせる作画方針はとてもよく機能していて、作画は実にすばらしい。脚本ももちろんよいし、声優さんのお仕事もだ。作品としては申し分ないほどよくできている。

 おそらくは作品のためにつくられたと思う狂言回しとしての琵琶法師の少女、びわ。彼女を通して平家の行く末が見つめられていく様は、なかなかにうまい演出ではあった。

 とはいえ、やはり作品が作品だけに好まれるかどうかはかなり評価がわかれるのではないか。さらには、配信にしても FOD 独占というのもあり露出がやはり少ない。ゆえに本当に興味を持っていた人にしか見てもらえていない。それでいいという意見もあろうけれど、相当な資金もかけただろうに、おそらくは円盤もそこまでは回収できないのではないか。

 作品はよいが、興行に失敗したという点で「海賊王女」と同等といえるのかな、と今は思う。

 個人的には好きな作品だし、すすめたい作品ではあるが。

 

 

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