アニメ「ReLIFE」が、予想よりもよかった
年末になってクールアニメも終わって行ったりもあり、年末年始用にという感じで過去作品をまとめて配信というのが増えたので「ReLIFE」を見た。たしか、とみたさんが見たという話を見た覚えがあったので。
で、最初は少しどうかなと思ったのだけれど、意外とよかった。過去に戻るだのという話ではなく見かけだけを若くする薬を服用してたまたまこの例では高校生に戻って学校生活を送ってもらい、社会復帰を促すという設定。
設定にはいろいろ不満を言えばいえるだろうけれど、原作は同名漫画ということでもあるし、そこまで文句言ってもつまらない。実際、設定をまくいかした物語展開であって楽しめる。
自分を面倒見てくれた会社の先輩女性が、他の男性社員から陥れられて結局無力感から自殺したという経緯がでてきて、墓参りに行ったらその女性社員を知るはずもない新人の(つまり主人公が退職したあとの春入社)社員が「噂はかねがね」「尊敬してます」みたいなことを言って墓参りにきているという場面がでてくるのはどう考えても、無理。無茶。
その後も同級生の女子にちょっかいをだしているのかと誤解される役で登場したりするのだが、それもその社員である必要性は特にない。このあたりはやはりウェブ漫画の編集レベルかなあと思ったりはする。いや、雑誌編集なら確かかといえばそうとも言えないかもだが。
いずれにしても完結編まで含めた 17 話で多少の無駄やインターバルはあるにせよ、きちんと多少の伏線もふくめて着地させてくれるのはなかなか見事だった。そういう終わりにしてくれるとよいなというところには落ち着いたけれど、もう少しそこに余韻は欲しかったかなとは思う。個人的には。それでも幸せを感じさせる最後であったからよいのだけれど。
意外な拾い物だったかもしれない。
作画で面白かったのは、完結編のメインキャラクター以外の描き方。半透明の単色(男女色分け)で描かれていて面白いなと思ったが、なぜか集合写真を撮るよという場面ではきちんと描かれてしまっていたりしてつまらないなと思ったりも。
作画のミスと思われるのはたとえば次。3 話でのリポート入力画面。おそらく「身体力」とすべきところを「新体力」としてしまったままなのではないか。
また、6 話では置時計の針が惜しい。実際にはアナログ時計でこういう針の位置はありえないわけだが、まあ、このくらいは些細なこととしてスルーしても悪くはない。ただ、少し惜しい。
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