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「劇場版ヴァイオレット・エバーガーデン」を Blu-ray で見る

5 月ころに予約を開始した円盤。当初 8 月発売予定ではあったものの諸般の事情により 10 月中頃に延期されていた。およそ半年が経過して届いたので見た。映画館では見ていないのではじめて見る。とはいえ、およその内容はいろいろもれてきて分かっていたのではある。

テレビシリーズで余命わずかとなった母親が没後 50 年にわたって娘に送る手紙を書いた話が語り部として機能していて、この演出はなかなかよいのだが、冒頭少しそこに気づきにくかった。が、さほど問題ということではない。その手紙を受け取っていたアンの孫が、アンの葬儀を終えてからその手紙を見つけたことからヴァイオレットの足跡をたどる旅にでる。それと並行するように描かれるのがヴァイオレットのその後本編。

少佐の消息であったり、それでふたりがどうなるのかというのは、少しあっさりしていた。そこへいたるまででまたひとり死期を待つ少年の手紙代筆とそれにかかわる物語が主題。

すでに電話機が少しずつ普及しはじめるという時代設定で、いずれ郵便は廃れるのではという背景が冒頭から語られる。今のこの時代、すでにして電話すらも廃れつつある。そして、だからこそ繰り返しささやかれる手紙の効用。

少年の死をピークにして少佐との邂逅は本当にややあっさりともいえる展開。もちろん、それでよいのだとは思うものの、もう少しふたりのその後についてみたかった気持ちというのもある。

語り部となったアンの孫娘の旅路の終わりはヴァイオレットが晩年まで過ごすこととなるエカルテ島。そこで郵便業務を最後まで続けていて、今では切手のデザインにもなっているという設定。この切手、郵便局でオリジナル切手として作ったらよかったのになあ。ふみの日とのコラボレーションとしては一級品になるのではと思うが、そういうことはなかったようだ。(過去の記念切手履歴にはない)

文字だから伝えられることばがある。それは事実でもあるが、できればもう少しその後ヴァイオレットの幸せな姿もまた見てみたいなと思いつつ。

今後単品で入手することはできないかもと ULTRA-HD 同梱で購入したものの、これを見る環境はないので、はたしていつになることやら。

 

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