「少女終末旅行」テーマ曲、サウンドトラック CD を買った
今更ながらアニメーションに感動して、怖いものみたさもありつつ原作を読んで結末を見てしまい、そして音楽にも手を出してしまった。いや、後悔なんてないのだ。
テーマ曲としてはオープニングとエンディングとしてシングルが 2 枚でていて、さらに作中音楽のサウンドトラックが 1 枚(とはいえ中身は 2 枚組)。なかでも「雨だれの歌」を全部聞きたくて買ってしまったといっていい。
オープニングテーマもエンディングテーマも軽快さと明るさがあって終末旅行という悲壮さはあまり感じられない。なんだか楽しそうですらある。もちろん、それだけであるはずはないのだが、映像的にはむしろ、あえてというくらいに明るさをもたせているように思う。
一方で作中の挿入歌として使われる(時としてエンディングテーマとしても)「雨だれの歌」もまた心地よいリズムが楽しそうでありながら、その歌詞をよくよく味わうと、この世界の終わりにたったふたりとなってしまったであろう切なさや悲しさまでも漂う。それを知りつつもせめて前向きに生きていこうという強い意志も感じる。そんな歌。
雨だれのリズムが次第に音楽へと移り変わるそのアレンジもまたすばらしく、つい繰り返してしまう。
サウンドトラックも全般にやさしい感じのものが多く、悲壮というよりも静謐という感じが強くて癒される。切ない物語であるのにも関わらず、静かな暖かさにあふれていてなんとも午後の日差しに心地よい。
チトとユーリの未来が少しでも幸せなものでありますように。ふと、そんなことを思ってしまうくらいに。
TVアニメ「 少女終末旅行 」オープニングテーマ「 動く、動く 」
TVアニメ「 少女終末旅行 」エンディングテーマ「 More One Night 」
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