「エロマンガ表現史」
なにやら英語版が出版されるとかで、この手のは買っておかないと絶版になるかなと思って買ったみたのだけれど、今年 12 刷りがでているというくらいには増刷されているらしい。杞憂か。
内容的にはそこまでという感じはないものの、すべてとは言い切れないものの一通り古い作品までさかのぼって調査をしているところは評価できる(土台、全部を調べるなど不可能に近いのだろうし)。
ただ、考察そのものはそこまで深いとは感じないのはある。なるほど、そういう手法が生まれて広がって変化してってことが系統的に知れるという以外には。
あと、校正があまり機能していない。余計な文字がはいったままだったり、必要な文字が抜けていたり、誤変換されたままだったり。まあ、太田出版というのだからそんなものかもしれない。
類書が少ないので貴重とはいえ、まあ、どうしてもということではなかったかという印象も。
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