「青春ブタ野郎はプチデビル後輩の夢を見ない」
「青春ブタ野郎」シリーズ 2 作目。後輩女子、古賀朋絵が引き起こす思春期症候群のおはなし。
麻衣の事件も解決してようやく落ち着くかと思ったら同じ日の繰り返しがはじまる。微妙に違う毎日が繰り返される。ひとり繰り返しているらしい朋絵にたずねるも繰り返してないとはじめは嘘をつく。けれど結局は原因は朋絵にあると分かって解決策を探すが、それは嘘の恋人役を咲太に頼むということで。
人気のある上級生男子から告白されてしまったことで繰り返しをはじめた。クラスの女子グループのトップともいうべき女子が彼のことを好きなのに自分が告白されてしまうとかはまずいという気持ちから。
嘘の恋人作戦はそれなりに成功して、繰り返しは終わったかに見えたが、いよいよ夏休みにはいる(休み明けには別れたことにする設定)というところでふたたび繰り返しがはじまってしまうという事態に。
後輩、朋絵の複雑な女子グループの心の葛藤とか、痛いくらいささってくる展開。青春だね。
「だって、先輩のせいだし」
「理由を聞こうか」
「先輩があたしを大人にしたんじゃん」
「なんか、エロいな」
「先輩って、わかってるくせにいつもそういうこと言うよね。照れ隠し?」
終わりのほうのこういう会話、好き。
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