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「沈黙のテロリスト」

 沈黙のとついているけれどセガールが主演ということではないし、そもそも内容がちょっとという。なんでもかんでも「沈黙の」をつけてしまっているセガール映画はどうにかして欲しい。原題は「TICKER」。

 セガールはただの爆弾処理班の班長。もちろん凄腕ということはいつも通りではあるものの、あくまでもサブでしかない。主人公は相棒を捜査中に死なせてしまった麻薬課の刑事。爆弾犯の逮捕に部署を超えて協力させろとねじこむ。とはいえ、あまりさえない役者さんではある。

 で、そのときに爆弾犯の一味である女性を捕らえたのだが、執拗にこの女を釈放しないとあちこちで死人が出るぞと脅迫電話を警察にかけてくる。実際、どんどん爆弾によって市民が犠牲になるが、所長だか部長だかは女の釈放に関してうんと言わない。

 気がついたら相棒を死なせてしまった刑事としか話をしないとか女が言い出していて、つまりはいいようにだまして逃亡を図ろうという感じ。が、お涙頂戴的についつい逃がしてしまうことに。一応おとりということにはなっているが。

 そうこうしているといつの間にか犯人の目的がわかってしまっていてどうのこうのと。最終的には逃げた女を爆弾犯(デニス・ホッパー)が合流するが、電話してくると女がおりると爆弾犯が乗っている車ごと爆破してしまい、さらに逃走。

 気がつくと女の狙いは死んだ夫が関わった建物だというのでそこに出張ると屋上にはとんでもない爆弾が用意されていたりで、ほかにも爆弾はあって、セガールは屋上の面倒な爆弾。刑事はほかにある別の爆弾にとりつくと。

 刑事がどうしたらいいんだ、こっちへきてくれというのだが、精神統一すればできるみたいなことをセガールにいわれて処理にかかる。でも素人なのだが。で、あっさりと解除。今度はこちらだとセガール。こちらも数十秒しか残り時間がないのに、あんがいあっさりと処理。で、終わり。愛は世界を救うよみたいな展開で。

 もうなにがなにやら。セガールもいる、デニス・ホッパーもいると重鎮どころがそろっているのに脚本が陳腐なものだから面白みが今ふたつくらい。爆弾犯のグループとしてもデニス・ホッパーとしても、さらには女がなぜ爆弾犯に手を染めるようなったかなどまったくわからないような感じで展開していて。

 C 級映画になってしまっているなあと。これに「沈黙の」をつけるのはいくらなんでもという作品なのだった。いや、そもそもなんでもかんでも「沈黙の」をつけるのはもう止めて欲しい。

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