「Re:VIEW+InDesign製作技法」電子書籍版が出た!(達人出版会から)
[ Re:VIEW+InDesign制作技法 - 達人出版会 ]
先日あった技術書典というイベントで紙製本された同書を販売されるという話をきいて、達人出版会ででたらよいなあと思ったらほどなく刊行された。ありがたい。
実は以前(2 年くらいは前か)に idgxml での具体的な使い方のサンプルがあったらわかりやすいのだがということを書いていたら、kmuto さんがサンプルあったほうがやっぱりいいかなと issue を立てられたようだった。が、特に進展のないまま年月が過ぎてクローズされてしまった。
哀しく思っていたらこういう形が登場した。目次やサンプルを見る限りにおいてだけれど、かなり実際に即した例をあげて(つまり kmuto さん自身が作業されている環境を解説されているようで、かなり有益な情報のように感じられる。
Re:VIEW についてはEPUB3 の少し前くらいからソースを見たり ML に登録したりもしていたのだけれど、なかでも idgxml 出力による InDesign での利用には可能性を感じていたのだった。といっても使ったこともないし、製版を仕事にしているわけでもないのだけれど、複雑なレイアウトというのでないのであればこれによって作業の効率化が格段に進むのではなかろうという予感だけはあったのだった。
ことに法令・例規集といった書籍の製版においてはレイアウトはほぼフォーマットがシンプルに決まっているだけなのにひきかえ、内容については随時変更や追加が行われる性質上、Re:VIEW による効果が大きいのではなかろうかと思っていたのだった。まあ、そういう仕事についているわけではないし、希望もしているかなしのつぶてなので携わることもないのだろうとは思うのだけれど。(ということもあって本書の購入にちょっと躊躇している)
コンピュータ製版といいながら、実態はひどくアナログという印象があるのだけれど、もっともっと自動化というか効率的にできる部分というのは残されているのではなかろうかと。そういうところにはむしろ IT技術者の力が必要なのだろうなと kmuto さんのことを引き合いに出さずとも思うのは間違いではないのだろうなと。
仕事になるとしたらすぐにでも買おうかと思うのだけれど、どうやらそういう気配はなさそうなのでいずれ趣味として買うくらいになってしまうかもしれない。ということでどちらかというとメモに近いか。
関係の人には必読といえるかもしれない一冊なのだろうなとは思うのだった。
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