自由の女神像灯台
E テレ「地球ドラマチック」で自由の女神像のはなし。
はじめはエジプトに作ろうと思っていた。エジプトとしても乗り気な話ではあったものの、金がないので駄目だということになった。
やむなくフランスに帰った。ラブレーにたぶらーかされてアメリカに建てればいいじゃないかという話になる。今のフランスには自由がないがアメリカにはある。フランスへのあてつけに建てようじゃないか。
アメリカに渡って場所を物色し交渉するが、許可できないといわれてしまう。いや、これは実は像に見えるけれど灯台なんですよとごまかして許可を得る。
フランスとアメリカとで予算を確保するために寄付をつのったりあれこれする。フランスではそこそこ集まったのでどんどん製作が進む。そしてついに完成。が、その後二年あまりフランスに放置される。アメリカの予算が思ったほど集まらなかったから。
ようやく資金がなんとかなってアメリカに運ぶ。ところが台座が思ったよりも大きくて難儀する。そのうちに移民がやってくるとまず目にするのが自由の女神像ということになり、これは自由の国アメリカの象徴として建てられたのだということがまことしやかに広まるようになる。アメリカ万歳。自由万歳。
ところが灯台として機能するはずだったのに明るくない。というjことで窓を広くして明るくなるように改造してしまう。当初はトーチ部分まであがることができたのだが、もろもろ事件が起きたことをうけて立ち入りできなくなる。近年のテロ事件などもあってさらにいろいろ厳しくもなっている。
足下にある鎖は当初手に持っているはずだったが、建立までの時間が経過するにしたがって次第に変更されていっていつしか足下に移動してしまった。手にしたプレートに書かれている文言についてはいろいろ噂されているが、独立記念日の日付がはいっているだけらしい。
というようなはなしをやっていて、なるほどなあとあらためて思ったのだった。フランス国家へのあてつけのはずだったというのが、なんとも。いやはや。
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