「のだめカンタービレ 最終楽章 前編・後編」
テレビドラマが出来すぎていて好きだった。前後編ということで時間だけはあったのだけれど、それでも最後はちょっと不十分かという部分と、いや、そこはそこまでやらなくてもと思う部分とか、どちらも感じはしたものの、まあ、まずまず雰囲気を最後まで維持しつつよい具合にまとまったのかという感じは。
上野樹里としてはあまりにもはまりすぎてしまってイメージが固定化されすぎてその後があまりパッとしなくて気の毒なようでもあった。最近の様子については知らないのだけれど、いずれそのあたりを乗り越えて役者としてがんばってほしいかなとは。
とはいえ、この作品はいつになくキャラクターがどれもなかなかにはまっていて(原作をすべて読んでいるわけでもないのだが)いい出来だったなあとは。漫画原作を実写化するとなるとそうしたところがいろいろ不満に思われることも多いなか、珍しく稀有な作品だったような気がするのも確かだった。
最近ではフジテレビの凋落が叫ばれて久しいのだけれど、こうしたところで金を使いすぎたのか、運を使いすぎたのか。個人的には見てみたいなと思わせてくれるものが近頃ないので残念ではある。
ただ、これに気をよくしてさらなる続編をなどと思わないことを願うばかり。なにごとも引き際が大事。
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