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強大な群発地震の恐怖

 [ 松代群発地震50年特設サイト ]


 さながらかつての松代群発地震を思わせるかのような地震の頻発をみせている熊本での地震。回数的にはそこまで多くはないのだろうけれど、ひとつひとつのエネルギーの大きさはその比ではなく、震度 5 以上が度々、そして間をおかずして引きおこされる今回の事態においては、木造のやわな住宅など相手になどなるはずもなく、多少の耐震構造をもってしてもあえなく陥落するというような様相になってきていて驚きを禁じえない。

 昨夜もいつものように早めに就寝したのもあってか 02:20 ころに目が覚めて、なんとなく NHK のラジオ深夜便など聞いてみようか、いや地震関連情報だろうかと思いつつラジオをつけたところなにやら様子が違う。01:25 ころマグニチュード 7.3 、震度 6 を超える地震が起きていたらしいとわかった。人的被害も大きいようでかなり深刻な状況になってきてしまった。

 さらに追い討ちをかけるように強い地震が頻発し、さながら絶える耐えることのないような緊急地震速報の警報音がなる。この群発の恐怖は現地におらずとも感じるのであるから現地の人たちの恐怖はいかばかりかと心がいたむ。

 日中もさらに地震はやむことなく頻発していたようで、被害は拡大の一途をたどっている。救助や救援の手も広がっているものの、度重なる揺れ、しかも強い揺れの頻発では作業も相当に厳しいのではないかと想像することは難くない。

 帯状に断層帯が地震を誘発しているようで、範囲は次第しだいに広がっていて大分県由布あたりまでも広がっている。今朝の M7.3 こそが本震だったと気象庁が発表するくらいで、この先の収束はまだまだ遠い道のりに見える。せめてもっと弱い群発であればまた違うのかもしれないのに。

 それでも、今はなんとしても生き延びて命をつなぐことに必死であって欲しい。遠くから心をいためるくらいしかできることはないのだけれど。火の国であり水の国でもある熊本、そして大分の静まる日を願って。

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