「つ」と「っ」 「丁字路」と「T字路」 「ら抜きことば」など
最近はテレビよりもラジオを聴くことが増えてきているのだけれど、ネットチェックしたりしつつなので NHK のらじる★らじるであるとか、ラジコであるとかが主。どちらかというと NHK の第一を聞いていることが多い。ただ、いつも聞きたいと思う番組かというとそうでもないのでそんなときにアーカイブにあるものを聴くことも最近増えてきた。
ということでラジオ深夜便で放送したもののアーカイブがおおむねひと月くらい有効で配信されているのでそれをたまに聴いたりしているのだった。
今回は日本語のことについてのものがあったので聴いていたらなるほどと思ったので残しておく。(というか、メモすることで自分の記憶に定着させる反復行為というべきか)
もともとは「かつて」だったが、誤読によって「かって」と読まれるようになってしまったと考えられる。昔は小さい「つ」などを書く習慣がなく「買って」といったようなものも「買つて」というように書いていたがために後にそれと同じと勘違いして小さい「つ」と誤読したと。
「カムチャツカ半島」も「カムチャッカ半島」ではなくて、あくまでも大きい「ツ」であると。が、小さい「ッ」で読んでしまう人は多いと。では、「ポツダム宣言」は?
「ウォツカ」も「ウォッカ」と読まれてしまっているが、本来は「ウォートゥカ」という音を当時表記するにあたって「ウォツカ」であったと。今ではもう日本語としての「ウォッカ」として定着したということらしい。
「あまつさえ」は本来「あまりさえ」であったが、「あまっさえ」と変化したのが「あまつさえ」と小さい「っ」であるべきところが、大きい「つ」で読むことが普通になってしまった例と。
「丁字路」も「T字路」も今ではどちらが正しいとかはないと。確かに。先に使われていたのはもちろん「丁字路」なのではあろうけれど。「T」の場合は「てぃー」というよりは「てー」という場合も多いと。よりはっきりとわかるようにという効果か。
いや、そもそも「てーじろ」だったからそのほうが本来であったと。つまり「丁字路」は「てーじろ」だったということか。「ちょうじろ」も間違いではないのだろうけれど。
勧誘の形にしたときに「・・・よう」になるのは要注意。「切る」と「着る」で、「切ろう」と「着よう」。さらに、「切れる」と「着られる」であって、「着れる」はら抜きであると。「よう」になったら要注意。
ただ、土地土地でずっと言い習わしている表現までを間違いだという言い方はよろしくないだろうと。
「よろしかったでしょうか?」が禁止されてきたので、代わりとして生まれてきたのが「大丈夫でしょうか?」なのか説。
が、否定や拒否を意味しようとして使うという「大丈夫です」はやはりおかしいだろうなあ。
| 固定リンク
コメント