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そして、それでもバス事故が繰り返される社会

 [ 軽井沢バス転落 身元判明 乗客犠牲者 全員が大学生 | 信濃毎日新聞[信毎web] ]


 壱番屋から廃棄を依頼された食品を廃棄したことにして横流しして利益を得ていた事件が世間を騒がせていたと思ったら、とんでもない大事故のニュースが届いてしまったのだった。スキーツアーの夜行バスが転落して横転。現状の結果として乗客乗員 14 人が死亡するという惨事になってしまった。

 各種捜査で明らかになりつつあるのは、どうもバス運行を請け負っていた会社は新規参入でもありいろいろ杜撰なところが多かったように見受けられる。ツアー企画した会社にはなにもないかといえば、これもなんともわからない。予定していて行程がいろいろ事情はあるのだろうが、ごく短い区間だけ高速道路にのってはまた降りるということを少なくとも二度繰り返す行程が組まれていたらしい。けれど実際には違うルートを走っていて事故を起こしていたわけで、このあたりも謎が残っているけれど、肝心の運転手が交代要員も含めて亡くなってしまったので、もはやわからない。

 費用を抑えるためではないといいつつも、頻繁に高速道路に乗ったり降りたりという行程は、おそらく運転手にとっては煩雑で嫌な感じがあったのは否定できないのではなかろうかとは思う。どうせならずっと高速道路でいけばずっと安全だったのではないかという観測もできそうだ。ただ、それだときっと料金がかなりあがるのだろうなとは。理由としてはスキー場に早くつきすぎてはいけないので時間調整のためというのもあるらしいが、早くついてもそこでバスの中で朝を待つほうがよほどよくはないのか? とは。

 運転手さんもどうも大型の長距離に不安があるような状態がうかがえるようで、そうしたもろもろが影響した悲劇なのかもしれない。詳細はいずれある程度は明らかになるのだろうけれど、いずれにしても失われた命は帰ってこない。

 ずっと昔に信州新町のダムでスキーバスの転落事故で多数の学生が亡くなった事故を思い出した。結局どこまで規制されようともこの手の事故はなくならないのだろうなと、ちょっと哀しくもあり、夜行バスを今後自分でも使って大丈夫なのかと不安に思わざるをえないという不幸が世間にあふれているのかもなあと。

 今は、亡くなられた人々のご冥福を祈るばかり。

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