BBC製作の「ワイルドジャパン」という番組を見た
日曜日の話ではあるのだけれど NHK で「ワイルドジャパン」という番組を見た。年末年始にふえてくる特番だなというくらいな認識で見なくてもよいかと思いつつニュースのあとにしばらく見ていたら、これはちょっとと居住まいを正してみたのだった。
いや、そこまで大仰ではもちろんないのだけれど、単に NHK が日本の自然・動物を撮影しましたという番組ではなくて、基本はイギリス BBC が製作したものということで、これはちょっとと思ったのだった。NHK はどちらかというと協力という感じのスタンスだったらしい。
ということで、見慣れた映像や風景であってもやや日本的な、あるいは NHK 的な映像ではない撮影で新鮮味があったというのがある。構図であったりは割と普遍的なものを感じるのだけれど、民族的なもの、あるいは国や風土の文化・歴史といったものも影響されているのかもしれないと思わせるものがあった。
もちろん、イギリス人であるからこそ面白いと着目する日本の風景や文化といったものもあって、そのあたりはいわば外国人観光客にとっての視点を見せてもらっているかのようでもあって、それもまた面白かった。
なにも知らずに見ていたらいつもの NHK 的な映像と思ってしまうだけだったかもしれない。とはいえ、時折感じる違和感というか、つまり NHK 的でないなにかといったものは感じたので、それがわかったかどうかはちょっと興味深いかもしれない。
地獄谷野猿公苑での映像なども少しばかりいつもと違う視点で面白かったし、まさか湯の中におちた食べ物を後ろ足で拾い上げて食べるなどという芸当をする猿もいるなどとは知らなかった。その他もろもろ面白かった。
ところで湯につかる猿は基本メスばかりなのだとか。あとは子供というか赤ん坊というか。オスははいらないのだそうだが、一匹だけはいる猿がいたそうで、ただこのところ姿を見なくなってしまったとか。新聞記事になっていた。どうやら群れを離れてしまったらしい。ということで、珍しい光景がひとつ見られなくなったらしい。
「地球ドラマチック」などもそうなのだけれど、やはり国内の映像以外というのも見ると、新鮮なものがあって面白いのだった。
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