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「ボトムズ ファインダー」

 かつてテレビアニメで放送された「装甲騎兵ボトムズ」の派生アニメ(OVA?)らしいもののひとつ。なにやら炭鉱みたいな瓦礫処理でもしているらしき底辺の貧しい人々と、上の地上世界に君臨する金持ちの人々との格差が存在している世界といった感じの物語。なにやらどこぞのお嬢さんをだしにして出世をはかろうとするやつが、逃げ出したお嬢さんを確保するために底辺世界にやってきて、うまくだましてお嬢さんを奪取して逃げ出すが、だまされたことに立腹して後を追うと。で、お嬢さんを守っていた奴と一緒にやっつけてしまうという話。それだけ。

 なんだかなあ。前回こちらも外伝的な話なのかを見たけれど、それはトルーパー同士の戦いを商売にしているなかで、本当の戦闘(殺し合い)をしたくて仕方ない暴走するやつとの攻防を描いていたのだけれど、そちらのほうがまだ見られたか。それもまた微妙さはあったのだけれど。

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バンダイビジュアル 2011-04-07

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とりあえず直すのが修復ではない

 ソニーが単独スポンサーを降りてしまった「THE 世界遺産」。番組も 20 年だそうでその間の変化を特集した番組が放送になった。取材した当時と今との変化であったりいろいろ。

 平等院鳳凰堂の修復に関しては、発見された昔の瓦から確認された当時の赤の顔料の成分から今回の修復を行ったということらしかった。酸化鉄を含む赤というのだが、つまりベンガラということではないのか? と思っていたのだけれど、一切「ベンガラ」という言葉は登場しなかった。

 イスラム国・IS による歴史遺産の破壊活動にも触れていた。本当に無学で無知で破壊することしか能がない愚かな集団で、世界共通の敵であり害悪としかいいようがないなと認識をあらたにするところ。他を許容することができないものに誰が賛同したりするだろうか。

 なかでも一番驚いたのがパルテノン神殿の修復。比較的早くに取材しているのだが現在もまだ修復作業中。さながらサグラダファミリアの逆をいくかのよう。その理由というのが過去に行われた修復が杜撰で、かえってそれによって遺跡が破壊されつつあったからというもの。

 梁となる石が割れているのをつなぐために鉄のくさびをうちこんでつないだという。鉄がさびて膨張し石をさらに破壊していった。そこでそられをすべて取り除きあらたに修復を行っている。

 また、柱では大理石の代わりにセメントで補完してしまった部分があり、これもすべて取り除き、あらたな大理石を削りだして元々の部分に合致するように修復を行っているとか。しっかりかみ合うようにこまかな削り出しをしつつあわせていく作業。その膨大な作業。

 結果、新しいところと古いところとの色の違いでまだらにはなっているが、大理石どうして修復することができたので本来的な修復ができつつあるらしい。

 もちろん、その当時としてはそれがよいと思ったのかもしれないが、もう少し文化財・歴史への配慮というものがあったならと思わないではないなと。

 人類の歴史を葬ろうとするものはすなわち自分たちの存在すらも葬るべきものと判断されてしかるべきと思うのだが、魔の手による破壊を防いで、人類の敵を排除できる日が訪れることを願ってやまない。そんないろいろを思ってしまう短い時間だった。

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蚕業革命

 NHK E テレ「サイエンスゼロ」で蚕。蚕業革命(さんぎょうかくめい)だそうで。遺伝子組み換え蚕によって特定のたんぱく質を量産する技術。蚕による工場。

 オニグモの遺伝子を組み込んで鉄にも勝る強靭さを持つ絹糸を作るとかもでてきて、これはもうさながら「テラフォーマーズ」の世界かという恐ろしい未来がそこまできているのかという雰囲気も。

 遺伝子組み換え蚕ということで交雑がないようにということが配慮されているというのだけれど、そもそも蚕蛾はもはや飛べないということでもあり、さらには蚕の運動能力も衰えていてすぐ目の前に餌となる桑の葉があってもそこまで移動することもできずに餓死するとか。

 いや、確かにかつて養蚕をしていた親戚でも蚕は手がかかるという話をきいているし、せっせと人が手をかけてあげないとダメなのだというのは知っていたのだけれど、映像で見るとそこまでダメなのかと唖然とするしかない。

 そんなこともあって対策や配慮や確認ももちろんしているけれど、交雑による被害は比較的少ないと見られるという側面はあるらしい。今後はこの遺伝子組み換えの蚕を普通に養蚕農家で飼育することができるようになり、それらであらたな産業として確率させていきたいというのが今の目標らしい。

 すっかり衰退してしまった養蚕業を再生するひとつの鍵になるのかということらしい。

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黄道

 あとひと月あまりもすれば冬至をむかえ、日中の時間がいちばん短くなる。陽射しはどんどん低くなって家の中奥まではいるようになっていて、いかにも冬なのだなと実感したりする。まあ、そんなくらいには思っていたのだった。

 ところが、ふと朝の日の出を見ていてさらに実感したのだった。太陽が思ったよりもずっとずっと南のほうから昇ってくる。

 当然といえば当然なのだけれど、あらためてそれを実感し、夏場の日の出の位置との違いを実感し、なるほどなあと感心するやら驚くやら。おおざっぱに見て住宅ひとつ分以上南にずれている。夏の最盛期は室内からは日の出が確認できないような位置関係だったというのに、あっさりと目に入ってくる。まぶしい。

 地球の運動。太陽系の位置関係。地軸の傾きかげん。そんなもろもろを如実に実感する瞬間。いや、知らなければそこまでは実感しないけれど、そうしたことを実感するってのもきっと理科を学ぶ意義のひとつなのではないか。などとちょっと高尚に思ってみたりもする。

 まあ、冬なのだなと。日が短くなりました。気がつけば、冬。もう時間がないぞ!

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API 23 から FloatMath がなくなったというので

 Android Studio 1.5 は結局 1.4 からのアップデートをあっさりあきらめて入れなおすことにしてしまったのは先日書いた。なにか方法はあるのかもしれないけれど、それを探っていても時間ばかりとられてしまうし(いや、時間はとりあえずあるけれど)。

 で、結果としてエミュレータのデータとかが多少ダメになったりで修正したり。Android 6 SDK 関連もアップデートされたというのでその後アップデートしたりして API 23 をターゲットにしてビルドとかしてみているうちにいろいろ知らなかった問題がでてきたのだった。

 今となってはもう古い「Android ゲームプログラミング A to Z」を基本にして作成していたアプリで、OpenGL ES 関係のゲーム用ライブラリを使うとエラーがでてしまう。23 からは FloatMath がなくなったのだということだった。ということで当該場所を (float) Math に変更する。

 もっとも、現状のエミュレータでは OpenGL ES 1.x を使っているアプリが動作しないのは変わらず。実機はないので動作確認ができない。ADT のときには(もちろん Android 6 以前の話)それらもエミュレータでちゃんと動作していたのだけれど。

 それ以外については 23 でビルドしても問題なく動作する。Developer Console を見るとまだ 6 での使用実態はないようで確認できないけれど、それ以前のバージョンに関してはエラーなどはでていないらしい。まあ、利用頻度がどの程度かもわからないので、もはや端末の悪い肥やしになっているだけという可能性も否定は出来ないのだけれど。

 また、当初エミュレータでの実行で installLocation="preferExternal" を指定したとき(SD カードへのインストールが可能なら許可)にエラーがでた問題がいつのまにか解決されていたらしく、ようやくコメントアウトしていたのを元に戻したりもした。

 とりあえずエラーやクラッシュが発生してはいけないので、最新に追随して確認できるようにはしておかなくては。ただ、どうも ADT のときよりもとっつきが悪くなってしまった感があるのも事実で。最悪の場合はアプリから撤退ということも考慮ということか。

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謎のコード「51」

 運用がはじまる前から適用範囲をつぎつぎと拡大する法案だけはできていき、これまで様々なところで勝手にいろいろ付与していた個人の番号を一元化するといううたい文句だったはずなのに、なにやらもうすでにあらたな番号を全国民に付与するという話がでているという不思議なマイナンバー。医療界においてマイナンバーのシステムを利用するものの、全国民にマイナンバーとは別に番号を振るのだとか。

 結局また番号が増えるだけでしかなかったのか。という結論にいたるのは遠くないのかもしれない。

 などというのは別のはなしで。マイナンバーの通知がされていることを受けて eban さんがマイナンバーのチェックコードを確認するスクリプトをブログで書かれていた。到着した番号をそれで確認すると確かに問題ないようす(いや、あっては困る)。12 桁の番号の末尾はその番号が正しいかどうかを確認できるチェックコードになっているそうで、そもそもこうしたコードにはそういうエラーを未然に防ぐ、除くといった配慮がなされているもの。バーコードだってそうだし、二次元コードとしてすっかりメジャーになった QR コードなどは多少のエラーを補填するくらいの機能があるらしい(と聞いた覚えがある)。

 で、最近気になっているのがハローワークの求人番号なのだった。企業からの求人ひとつひとつにつけられた個別の番号。これがちょっと不思議なのだった。

 番号は 12345-12345678 のようなもので、はじめの 5 桁は管轄ハローワークの個別番号で、求人を受理したところがわかる(のだと思われる)。続く 8 桁が純粋な求人番号なわけだが、この末尾はかならず「51」になっている。あるいは全部ではなくなにかのまとまりなのかとも思ったが、どうもそういう感じではない。

 現状ではフルタイム、パートタイム、学生という分類がされているけれど、そのどれでもに「51」はついている。職種とか業種とかで違うということでもない。かならず求人番号の最後は「51」をつけるという決まりになっているみたいに見える。

 が、それならばこの数字に意味はないと思うのだった。つけなくても問題がないように見える。ことによるとシステムを作ったときには理由があったのかもしれない(将来をみすえたといった)けれど、実際にはまったく無用なものになってしまったのではないか。

 そしてなぜ「51」なのだろうというのも。

 いずれにしてもこれは壮大な無駄なのではないかなあと。それとも、前にある 6 桁分がループしているようには見えるので、そのカウンタなのだろうか? としても末尾にある意味はあまりないと思うのだが。つまり、00000101-99999901 ときて、次が、00000102-99999902 とでもなっていって、今「51」なのかという意味なのだけれど、普通こんな番号のつけかたはしないだろうとは思うのだけれど。

 さすがに仕様について調べてはいないのだけれど(マイナンバーのチェックコードと違ってさすがに公表されている情報はないとも思う)、それにしても謎な番号ではないかなあと思うのだった。

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事実は”小雪”より奇なり

 小雪にあわせたかのように北の大地では雪になっていて、平野部での積雪そのものはまだ多くないようではあるもののやや吹雪いているその様は遅れていた冬の訪れがとうとうやってきたか、という思いを強くしたりするわけだ。寒暖の差が大きいので実のところ寒いのか暖かいのかよくわからないようなこの晩秋なのだけれど、落ち着いてデータを見れば確かに例年になく暖かく推移しているということはわかる。

 そうはいってもいよいよ雪の便りが聞こえるころ、のはずなのだけれど、どうも北の大地に限らず今年は不安な日々でスキー場に雪がない。困ったねえというのがこのところの挨拶のような。

 と思っていたら小雪を過ぎて寒気がはいってきており、にわかに気温が下がりつつある様子。さらに今週末に向けて気温は下がる傾向に予報されてもいて、一気に初冬へ突入かという雰囲気になってきた。暖かいからと油断しているといろいろ困ったことになるかもしれないので、やはり時期のお仕事・作業は同じようにすませておくのが幸せなのかもしれない。

 もっとも、さらに先の予報を見るとふたたび気温は高めに推移しそうでもあり、さて本当にどうなることやらというのが本音の冬になりそう。

 まあ、雪が少ないのはスキー場をのぞけばありがたいことではあるし、気温も高めであれば暖房費も抑えられて助かるという面もあるわけで(灯油価格は下がってきたので近年としては楽ではありそうだけれど)、山だけ降ってもらえばと思ったりもするものの、そうそううまくいくはずもなく。

 雪がない分雨が多いというのがもっかの困ったところかもしれない。氷雨でないだけマシと思うしかないのか。気がつけば師走もまもなくなのだなあ。

#タイトルは、おはよう日本土日祝日担当気象予報士南さんが言われた言葉。

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「ゲノムハザード」

 司城志朗原作ということで案外面白いだろうかということで見始めた。この人はどちらかというとアクション系というか謀略系というか紛争系というかで、あまり科学的な SF 的なものは得手ではなかったような気がするのだが、どうにもトンデモ SF 系の設定による作品で、ちょっとそのあたりには面白みを感じつつも無理すぎる感じが強くしてしまった。

 ウィルスが人の記憶を遺伝子に組み込んで保持することができるといい(というかそういうウィルスの開発にある程度成功した)、それによって記憶の上書きがなされてしまった結果による物語というのが大筋。

 イラストレーターなのかデザイナーなのかの男が家に帰ると妻が死んでいる。ふいに警察官がきたのであたふたしつつも説明すると妻の姿は消えている。事情を聞くといって乗せられた車は警察には向かわず、騒ぎを起こしてなんとか逃げ出す。その後も謎の人物たちに追われる。次第に自分がなにものであるのかもわからなくなってくる。住んでいたはずのマンションには別人が暮らしているし、当初でてきた自宅とはそもそも感じが違う。「いや、そこはあの部屋とは違うだろう?」と見ている側は思う。

 友人を訪ねるがわからない。逃走の途中でたまたま助けてもらうことになった韓国のテレビ局なのかの女性。この件もやや無理があるけれど、次第に彼の逃亡を助けるようになり彼の身の上を調べる手助けもするようになる。

 そのうちに実は彼はそのイラストレーターとは顔が違うようだというのがわかりはじめる。そうこうしているうちにどうやら韓国人で科学者でウィルス関係の研究をとある機関で行っていたようだというようなことまでわかる。

 結局のところ、研究所の所長なのか(もちろん日本にある研究所で日本人が所長なのだが)が交通事故を起こしてしまい、それで死亡したのが件のイラストレーター。しかし、たまたま主人公が作成していたウィルスがイラストレーターに感染。そこで所長は主人公にそのウィルスを投与してしまう。すると記憶が変わってしまうと。ただ、時間が短かったので記憶は短期のものでしかなく、全体にあやふやなところがでる。

 そうしてイラストレーターと信じて生活をはじめ結婚までするが、この結婚は実は所長がしくんだ偽装結婚相手だったと。もともと主人公は結婚しており、韓国人の妻がいたが、ある日いなくなってしまった夫をずっと探していてようやく見つけたために彼の家を訪ねたのだったと最後にわかる。死体はその本来の妻のものであったが、暗がりでもあり、そもそも実際の妻でもあったので主人公には同じ「妻」として処理されてしまっていた。

 そうして記憶が少しずつ戻っていく過程でわかってくるのはウィルスはまだ未完成で、どうやら苑効果は長く続かず一年くらいでしかないということ。で、彼の記憶もまもなく消えてしまう可能性があると。

 そうとは知らない韓国の製薬企業がその技術を求めて彼の拉致にでたのが一連の事件の真相で、実際終盤韓国にまで連れて行かれてしまう。そこで壮絶なカーチェイスをして逃げてくるのだが、どうやって出国したのだろうというのが大いなる疑問。全体から見ると韓国での件は不要だったかもしれない。

 そうしてすべてが明かされるようになって所長に復讐するかという段になる。突飛な設定に負けないだけの展開ができたかというとやや疑問なところもあって、ちょっと無理をしすぎたのではないかとは。面白そうな設定ではあるのだけれど。

 製作は日本と韓国の共同ということなのだが、どちらかというと主体は韓国のような感じ。監督をはじめいろいろのスタッフも韓国名が多かったようには思う。日本のスタッフもいるにはいるのだけれど。撮影そのものは大半が日本でロケーションされているようではあるが。なので、映画の作りそのものも韓国的なのかもしれず、そのあたりの違和感のようなものも不利に働いてしまったのかもしれない。

 いいものは持っているのだがなあという作品だった。もう少しがんばりましょうというところか。

 韓国タイトルは「無名人」ということだけれど、デザイン的にはむしろそれが主たるタイトルで「ゲノムハザード」が副題みたいなイメージ。邦題のサブタイトルはネタばらしもいいところなので面白みをなくしてしまっている。

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「言の葉の庭」

 レビューを見ると賛美するものと相反するものとあってなるほどと。どちらも同じようなところで反対の感想を持っていたりしてそれはそれでおもしろい。どちらの言い分もわかるけれど、正直にいえば素直に見ればよいではないかというところも。というとやや反対する意見に厳しめになってしまうか。

 雨を描きたい作品だったということを黒豆さんから聞いていたのだけれど、確かにその通りではあった。冒頭から雨の描写の見事さに圧倒される。ただ、これは最近のリアルすぎるくらいの CG 技術をフルに生かした描写というのはすぐわかるし、そういう時代になったのだなといういろいろな感慨がわきあがる。そして、ひいき目でもなく素直にすごいなあと思う。

 ただ、その分その後の通常のセルアニメ(と今もいってよいのだろうか)の 2D 部分は従来の雰囲気になってしまうので、そのギャップが大きすぎて不自然になってしまっているのはどうしようもない。というか、ここまで差が出てしまうとかえって品質の低下として感じてしまうのは損だ。

 といって全編を高品質の CG テイストで描いてしまうと、おそらく作品としての価値はずいぶんと違ったものになってしまったのではないかともいえる。といって雨のシーンのリアルさが落ちるとインパクトには欠けてしまうかもしれない。難しいところ。

 物語としてはごくシンプルではあるのだけれど、最後になって突然に実は彼女が彼が通う高校の教師だったということがわかるのだが、それにしても直接教わっていないとはいえ存在くらいは知っていてもよさそうなもので、そのあたりにやや無理を感じてしまうのは当然のところではないかと。そうした些細なところがちらほらとあるがゆえに全体への印象がやや悪くなってしまうというのが全体としての欠点かもしれない。

 彼が学業よりも靴職人に情熱を注ぐとか、彼女が実に真摯であるがゆえに心無い生徒の悪巧みに心を痛めてしまうという構図や設定は物語としては王道的なところ。最後はやや無理な展開ともいえるけれど、時間的にそのあたりは仕方ないところなのかとやや許容できる。短いがゆえに描き足りない部分があまりにも多いのでそのあたりも残念なところか。

 そもそも新海誠さんの作品というのは映像の美しさを描くことに主眼があるともいえるので、物語としては陳腐であったりするのは止むを得ないところがある(と個人的には思っている)。極端なことをいえばプロモーションビデオ・環境ビデオ的な作品作りという側面がある。ゆえに全般に脚本はやや弱い。とはいえ、まったくダメということではなくて、充分にがんばっていると思うし悪くない物語だと思う。続きが見たいなと思わせるくらいには充分だ。

 万葉短歌がある意味キーとなるのだけれど、やや扱いが弱いというのも残念か。もう少しそこが広がってもよかったと思うし、そうしたこともあるので続編を期待する声というのがあるのかもしれない。とはいえ個人的には続きは有意に想像できるので、あえて作らないほうがこの作品としてはよいのではないかとも思える。余韻を台無しにしないためにも。

 全体としては絶賛というには残念なところもあるけれど、充分によい作品に仕上がってはいると思う。けなすためにけなすようなことは愚かなのでやめておきたい。ふと、万葉短歌にふれたくなる、そんな作品。

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県北部の地震から明日で一年ということで

 昨年の 11 月 22 日夜。布団にはいって寝た直後くらいにはじめて大きく揺すられた地震から明日で一年。最大震度は 6 弱だったか。このあたりは 4 くらいだったかと思うので(あるいは 5 弱くらいだったか)さすがに被害がでることもなかったけれど、これまで周辺各地で大き目の地震があっても震度 3 くらいで済んでいたのもあって、はじめてかなり恐怖を感じるゆれを体験したというところだった。

 なによりさてと寝たところだったので余計に。いや、直後でまた寝入ったわけではなかったのは幸いだったとはいえる。

 比較的直下の狭い地域で被害が大きくでた地震だったので、全壊したり半壊したりという住宅の数は多くはなかったものの、集中してしまった白馬村方面の地区ではいまだ住宅の再建が果たせないまま。それなりに被害の大きかった道路であったり、周辺各地においてはそこそこ復旧はすんだようではある。善光寺境内でもあちこちに被害があったのだけれど、それらはもちろん春の御開帳前にほぼ復旧がすんだし、周辺にしても今年のうちにほぼ終わったようではある。

 白馬村の当該地区では多くがお年寄りだけが暮らす住宅だったりもしたために住宅再建が厳しさをみせている。一部ではなんとか再建している人もあるらしいが、ある意味それでも若い人(といっても 70 代ではある)というところかもしれない。

 村営の公営住宅をという声はあるものの、ようやくどうしようかという動きがはじまったところとか。ということで住宅を失った多くの人はいまだ仮設住宅でこの冬を迎えることになる。公営住宅の話がまとまって建設され、入居できるのはおそらくは来年の晩秋くらいになるのではなかろうか。次の雪が降る前にというのが、おそらくは目下の掛け声かもしれない。

 東北のそれをおもえばまだまだよいほうではあるのだけれど、やはりそれでも災害の復旧というのは難しいのだなとあらためて思わざるをえないなと。

 一年を前にして世のおだやかならんことを願うばかり。

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Android Studio 1.5 へのアップデートでまた失敗する

 Android Studio の 1.5 がでたのでということでアップデートを実行したのだが、過去の不安が的中してまたぞろなにかがおかしいとかいわれて失敗する。/plugins/coverage/lib/instrumenter.jar がどうのこうのというのだが、そもそもデフォルトでインストールして、デフォルトでアップデートして、ファイルをいじったりとかしてないのでなにか言われても困るというもの。そっちの責任じゃないのか? と。

 何度か試してみたけれどダメなので、前回同様仕方なくフルで落としなおしてアップデートすることに。1.2 から 1.3 で失敗し、 1.3 から 1.4 は成功していたと思うのだけれど、今回 1.4 から 1.5 でまたダメになった。なにかバリデーションの定義とかがおかしいのではないか、とか思うのは間違いかしらん。

 といってちょっと検索した範囲ではとくに問題にされている気配がないので、みなちゃんとアップデートできているってことなのだろうか? ただ、以前の 1.3 へのときのはたまに検索アクセスがあったりはするようなのだけれど、どのようなキーワードなのかわからないのでまったく違う理由からかもしれないけれど。

 しかし、なんとかならないものかなあ。面倒である。

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「神々の歩法」

 引き続き電子書籍の消化を。今年の第六回の SF 短編賞の受賞作。なにやらパワードスーツみたいな兵士が砂漠化した北京だかにやってきて、バケモノのような相手と戦うということらしく、冒頭はなにが起こるのかよくはわからない。世界がどうなったというのも細かいことはわからない。でもまあそういう世界。

 で、普通の人間のように見える相手がさながら漫画でよくあるかのような超人的なパワーを持っていてという感じで描かれていくと。そこへ、今度は女の子が登場してなにやらバケモノと互角に戦ってしまうと。

 結局なにやら宇宙からやってきた生命体なのか意識体なのかというのが人間に寄生するかのようにしているということがわかって、例のバケモノも少女もそうであると。で、一緒に倒しましょうという展開になると。

 はじめのワクワクどきどきとは最後はちょっと違って、それだけだったのかという印象も正直なところではあるのだった。短編なのだからさほど期待してもはじまらないし、そこまでなにかを描けるわけでもないのだし十分といえば十分。物足りないといえば物足りない。

 とはいえ、既にラノベとはいえプロデビューされている方ということで文章は確かにうまいので、全体としてのまとまりはよい。素直に読んでいけるというのもまたうまさのひとつではある。唯一ちょっとと思うのは選評にもあったと思うけれど、システムとの交信かと思う端末描写の部分が今ひとつというか、あるいは不要だったというか。このあたりはラノベの悪影響だったということかもしれない。

 ただ、SF として面白かったのかというとただただ物語の展開だけを見せられたという印象も強くて、面白みというのはあまりなかったようには思う。無難にまとめられすぎていたとでもいうか。面白みという点では「あがり」のほうが SF としての面白さを感じたというのは正直なところか。

 というわけで可もなく不可もなくという感じの作品だった。あ、タイトルがやや意味不明というのももったいない点かも。

B010DY7LOK神々の歩法 -Sogen SF Short Story Prize Edition- 創元SF短編賞受賞作
宮澤 伊織
東京創元社 2015-06-30

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「ハルロック 1」

 なにやら 99 円というのもあって(さらには arton さんも買ったらしく、きむらさんから薦められてしまったのもあり)購入してみることに。いや、噂は聞いていたし、面白そうとは思っていたのだった。昨年あたりまではリーダーストアから毎月のようになぜか 300 ポイントあまりが付与されるという謎な現象が続いていて、ろくに買いもしないのになぜ付与されるのだろうか? と不思議に思っていた。

 とはいえありがたいのでポイントで買える範囲で使わせてもらったり(せこい)ということをしていたのだけれど、今年になってそれがなくなり、このところになって今度は週末とか数日限定で 100 ポイントを付与されることがたびたびあるようになった。

 しかし、100 ポイントではほとんど買えない。いや、ポイントだけで買おうとするからであって、リアルマネーも使えということなのはわかっているのだが。ということでまず使うこともなく過ぎていたのだった。

 そんな今回ちょうど 99 円というのならば間に合うなということで買ってみることに。安かったり無料だったりは 1 巻だけということが多いのは、つまり面白かったら続きは買ってね! という期待によるということはわかっている。

 で、面白かった。ハルさんが女子大生とは思わなかった。電子工作にはまってしまい、日々秋葉原のパーツ屋に出没しては嬉々としている。化粧とか洋服とか女子力と昨今いわれるようなことにはまったく関心がなく、それはそれでまあよいかと思うのだが、さすがにちょっと変人すぎたよハルさん。

 ケチなお父さんが結婚何年目? というくらいに珍しくお母さんに買ってくれたホームベーカリー。ところがさて使おうと思ってふたを開けたら中には生ゴミが満載。ハルいわく、生ゴミ処理機の仕組みってほとんどホームベーカリーと同じだと思うからテストしてみているんだ。いいでしょ? 的な。お母さんの静かな怒りは絶望に変わっていくわけで。

 漫画なのでとはいえさすがにもはや人としてどうなのだ、というレベルは哀しさすら覚えたり。まあ、そんなハルさんが変なものを作っていく過程そのものはなんとも面白い。昔パーツ屋さんにいったころを思い出したりして。今はもうないパーツ屋さん。いまだにかつて購入したトランジスタとかダイオードとか残ったままなのだが、あれはいったい何を作ろうとしていたのだろう。

 どこぞの放送局で早々に一時間ドラマにでもしないだろうか。もちろんハル役はリアルな池澤さんで。今なら代役も不要でドラマ化できる。という話はでていないのだろうか? ないようだな。残念だ。

 というわけで続きはまたいずれ。(全四巻完結らしい)

4063883590ハルロック(1) (モーニング KC)
西餅
講談社 2014-07-23

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インク思う晩秋

 たしか今年の夏も暑かったとは思う。お盆を境に見事に涼しくなってしまって(というか当時としたら寒くなったともいえるくらいだったか)このまま一気に秋を通り過ぎてしまうのか? と思っていたら夏が戻ってきて。かと思ったら晩秋がやってきて。というようなことは何度も書いているような気がする。

 で、つまり気がついたら年賀状の心配をするような季節になってしまったな、ということなのだった。

 あとひと月もすれば郵便局では年賀状の受付をはじめるようになるし、元日に配達するにはいついつまでに投函をとかいう話になってくるのだった。で、年に一度の大仕事ということで年賀状印刷の季節がまたまたやってきてしまったのだった。

 印刷というとプリンターインク。昨今はプリンター本体の値段は比較的安いものの、消耗品であるインクタンクが容量は減るわ値段はあがるわということで、もう印刷するなといわんばかりと思うのは間違いだろうかと。

 そもそものインクの値段が高い。いや、対価として本当に高いのかどうかは定かではないけれど、とはいえざっと 100 枚ほども印刷すればあらかた終わってしまうようではそれをどう評価すべきか。インクタンクの本数はプリンターによりけりとはいえ、1 セットということで見るとおおむね 5000 円前後はしてしまうわけだ。いわば、毎年 5000 円ほどのインク代が必要と。

 昨今のプリンターは安いものなら 1 万円しないものもあるし、そこそこといっても 2 万円くらいあれば十分。インクを買うくらいなら本体を買い換えるかと思ってしまうくらいに。

 ということで、メーカーはあまり喜ばないけれど(使った場合は保証しないとか書かれていたりする)、互換品のインクを使うようになって二年。とりあえず問題はでていない。発色とかも問題ないようであるし(目でわかる範囲では)、プリンター本体にどうこうということもない。

 価格は逆に安すぎないかという逆に心配だったりするものだが(セットで 1000 円しない!)、これなら維持費として悪くないし、純正品がそこまでとは言わないものの今の半分くらいであったならなあと。

 消耗品で稼ごうという戦略の悪いところばかりが残ってしまっているようなこの頃。メーカーとしては順当な価格設定なのかもしれないけれど、もう少し運用にもよった設定をして(あるいはプリンター本体価格を少しあげるとか)というのはできないのだろうかなとも。

 使ってもらうことが第一と思えば手軽に印刷できないのは本末転倒。そんなことを思ってしまう季節がまたやってきたのだった。とりあえず今後も互換品インクを使うのだった。

B005JR8NIU【ノーブランド品】CANON BCI-326+325/6MPキャノンプリンター用互換インク6色セット ICチップ付き
ノーブランド品

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 こちらは純正品。

B004184NE6Canon インク カートリッジ 純正 BCI-326(BK/C/M/Y/GY)+BCI-325 6色マルチパック BCI-326+325/6MP
キヤノン 2010-09-09

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CCはクローンキャットのCC?

 「サイエンス・ゼロ」で猫の遺伝子。冒頭を見逃しているのでちょっとあやふやなところしかわからないのだけれど、なにやら三毛猫のクローンを作った学者さんがいるらしいのだが、毛色がまったく同じにはならなかったのだという。微妙に違うというレベルではなくてまるっきり違うと。

 もちろん、三毛だったのに真っ白になったとかというレベルではないのだけれど、黒がほとんどでなかったとか、茶色が出なかったとか系統としては似ているがあきらかに異なるというようなレベルだったらしい。

 で、これがどうやら避けられないことらしい。X 染色体に特に黒と茶色の情報を持つ部分があるというのだが、まずこの二対が一方しか働かなくなってしまうらしい。その理由はわからない。結果、それらのどちらかの情報が機能しなくて色合いが変わってしまうというようなことらしい。同じようにコピーされるはずなのだがそうはいかないと。

 また、色合いを決めている部分は色や特徴などによって複数の染色体に存在しているらしく、それらの組み合わせで白が強くなったり、黒がでたり、斑になったりみたいなものがあるらしい。毛色を見ると遺伝子の状況を分析できるのだと。そういうあたりまでは解明が進んでいるらしい。

 他の動物のクローンであればまずそういうことはなかったはずなのに猫(恐らくは三毛猫特有らしいのだが、先にも書いたように冒頭見逃しているので未確認)の場合そうならないことがあるというのが、なかなか面白い。

 さらにはレトロウィルス由来の遺伝子情報を調べることで、その猫の歴史をうかがうことが可能なのだと。そもそも野生の猫が家猫になっていく過程において、色の変化などもいろいろ起きていたのだということもわかってきたらしく。

 猫、なかなかに面白い。

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「ピアノ・レッスン」

 昔ビデオレンタルになったときにどういう理由で知ったのか見たのだった。今ではレンタルがなくなっていて(なにやら発禁処分とかいう話が聞こえてきたが、それほどエロな内容でもないのだが)販売 DVD とかでしか見ることができないらしい。ということもあって久々に見た。

 幼いころに声を失ってしまった女性がピアノだけを心の支えに生きてきて、幼い娘と静かに暮らしていたのだが、オーストラリアのとある男性のもとに嫁ぐことになった。話せないこともわかったうえでというのだが到着したところが迎えがいない。大きくて重いピアノを持参していたので運搬していた船員たちからは評判がよろしくない。浜辺においておくしかないとか、捨ててしまったらみたいに言われるので怒って自分たちはここで野宿するのだと。

 翌日ようやく夫となる人物が村人をつれて迎えにくるが、ピアノはとても持っていけないから置いていくという。とても持っていけるような道ではないのだと。なんとかすがるものの埒はあかず、結局ピアノを浜辺に残したままいくことになる。

 なかなか心を開けないなかで、村人と化したかつての白人に頼んで浜辺まで行き、そこで日が暮れるまで思い切りピアノを弾くことでようやく心の平穏を保つのだった。その男はすっかり彼女にひかれていき、やがてはピアノと自分の土地を交換しようともちかけ、ピアノを自分の家に運び込む。そして彼女にはここでひいて自分にピアノを教えてくれと交渉する。そのたびに鍵盤を彼女に返すからと。

 実際には彼女のひくピアノを聞いているばかりの男。次第にその要求が奇妙なものになっていく。腕の動きを見たいから服を脱げとか、足の動きを見るからスカートをまくしあげろとかいってスカートの下に顔をうずめたり。あげく素っ裸になって「おまえも脱げ」と。

 そんな生活が続くにつれ新しい父親に嫌悪感をいだいていた娘もしだいに彼女から離れるようになってしまい、彼女は男のもとに通いつめるようになる。男との情事を知ってしまった夫は妻の指を斧で落としてしまう。今後男と会うなら指を一本ずつ切っていくぞと。

 それでも彼女の男にたいする思いは変わらない。ついには自分の心はあなたのものだというメッセージを男に送ろうとして娘に頼むのだが、娘はそれを父親に届けてしまう。とんでもない修羅場になるのかという展開だが、結局夫は彼女を諦めることになる。もはやどこへでも行くがいいと。そうして二人と娘はピアノとともに国へ帰ろうというのだったか。しかし、船が小さくてピアノは重くバランスがとりにくい。捨てるべきだという村人。男はそれはできないというが、彼女が捨てようと決心する。そうしてピアノを海に落とすのだがつないでいたロープが彼女の足にひっかかり海へと引きずりこまれてしまう。

 あわやというところで靴をぬいでなんとか彼女は生還。そうしてしあわせに暮らすのだった。というような。監督ジェーン・カンピオンは女性なのもあって映像は美しいし、男女のまじわりにしても妙ないやらしさが感じられない。純粋に求め合う、愛し合う男女の物語。なぜ発禁などということに。もったいない。

 原題は「The Piano」。

B00K7AZD3Cピアノ・レッスン DVD HDリマスター版
東宝 2014-08-20

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「あがり」

 数年前からはじまった SF 短編の新人賞受賞作と選評をまとめたという電子書籍版がでていて、以前それを買っておいたのだけれど(価格がまあ安いので)電子書籍というのは物理的に見えないというのが災いしてそのまますっかり忘れていた。漫画ばかり読んでいるからというのもある。

 ということでようやく読んだのだった。いや、正確にはすこし読み始めていたのだけれど中断したままだったらしい。で、確かになかなかに面白かった。

 恐らくは北海道なのかという大学の研究室。とある理論を検証するために細胞の増殖を繰り返す? という実験をして一定回数を超えたところでその有効な回数にたどりついてしまい、それ以降はなにも起きなくなるのではないかといったような発想かと思うのだけれど、理解が少し違っているかもしれない。(読み返していないのであくまでも記憶の印象なので違う可能性大)

 で、実際に実験が終わったらとりまく世間でおかしな現象が立て続けにおきるという顛末がなかなかに恐ろしくもありおもしろくもある。理系でありながらカタカナ言葉を一切排除しているというのも特徴で、それがまた奇妙な世界観を描き出すのに役立っている。

 基本主人公の視点で描かれるのだが、彼女もまたなぜかその研究をしている彼が実験を終了したときに夜をともにしてしまい大学に戻って事後経口避妊薬を処方してもらったりするというちぐはぐさがあったり。なんとも不思議な感じのする世界。

 正直なところ発想のおもしろさはあるものの、それがなぜ結末にいたるのかというあたりはほとんど飛躍が大きくてそのあたりをつきつめるとちょっと違和感が残ってしまうかもしれない。それにともなう結末の展開にしても、本当にそれが役に立つのだろうかというところで物語りは終わる。

 書き直しを条件にということだったのも(といって書き直されたものを読んでいるはずではあるのだが)そのあたりの奇妙さとでもいうあたりに不満があったのかもしれない。さらりと読んだあとの感覚は非常によいのだが、いやまてよと考えはじめるとちょっと不満が残ってしまう、そんな作品かもしれない。さらに洗練されているであろうその後の作品を読んでみたいと思うところではあるので、いずれ探してみようかなと。

B007TAKKPOあがり -Sogen SF Short Story Prize Edition- 創元SF短編賞受賞作
松崎 有理 大森 望
東京創元社 2010-07-30

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 これかな。

4488745016あがり (創元SF文庫)
松崎 有理
東京創元社 2013-10-30

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13日の金曜日の出現頻度を調べてみる

 ふと 13 日の金曜日なのだなと思ったら、どれくらいの頻度であるものなのだろうかという疑問が浮かんだので Ruby に調べてもらうことにした。チェックそのものは特に面倒なことはなくて、

if 5 == Date.new(year, month, 13).wday

 であれば出力するとかにするだけ。もろもろの集計をどうするかとか、調べる年代の幅をどう入力するかとか、そういう周辺のところでスクリプトが少し長くなるけれど。

 ひとまず実行してみるとどうやらだいたい毎年一回はあるらしいということはわかった。最大で三回。多くは 2 月、3 月、11 月の組み合わせだが、1 月、4 月、7 月という組み合わせもあるらしい。

 合致しない月というのはなくて、十分に長い期間(15 年くらいでもそれがわかるが)を調べるとおおむねどの月も同じくらいに出現する。

 ざっと見ていると一回だけのときは、必ず決まった月(ひとつというわけではない)である傾向がありそうだったり、二回というときもその組み合わせはほぼ決まっているようには見える。まあ、当たり前といえば当たり前ではあるかも。

 このあたりは少しスクリプトを修正してもう少しきちんと集計してみたいかなと。

 一方で年代を遡って「0 - 2000 年」とかにしたら 1582 年 10 月で不正な日付だといわれてしまった。なにかと思ったら1582/10/15 が暦のいわばゼロ位置とでもいうのかに設定されているので、そのあたりの関係でそこをまたぐとおかしくなるということのようだった(正確な理解ではなくてあくまでも感覚的なものとして)。詳細を知るには暦の世界は深い。

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小春はじめました

 晩秋から初冬にかけての暖かなひよりをさす「小春日和」。ということで、旧暦の 10 月の異称なのであまりに異なる時期に使うのは基本的には間違いであると。

 ということで今年はきょうから小春日和解禁、だそうです。おおむね来月はじめくらいまで。春先や 12 月もなかばを過ぎて使わないようにとは「NHK 最新気象用語ハンドブック」にも記載が。

 欧米ではインディアンサマー。北欧では老婦人の夏。ロシアでは女の夏。イギリスでは聖マルタンの夏などとも言うとか。

 長期予報としては年内の気温はやや高めらしい予報なれど、天候てきにはやや曇りや雨が多そうな予報でもあるようで、さて、小春日和らしい日はやってくるのかどうか。

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模型製作にガッテン?

 [ 「ためしてガッテン!」の模型づくりに二日間密着した - デイリーポータルZ:@nifty ]


 日常の情報をかみくだいて伝える系の番組としては長寿なものになってしまった NHK の「ためしてガッテン」。とある民放の類似番組ではやらせやらインチキやらで番組が終了するような事態になったのも、今となってはもうずいぶんと昔のような気がしてしまう。社会現象のように影響が大きすぎるときがあるのは時として危険を感じたりはするものの、まあ、「がってん」のそれは一応内容としては信頼にあたいするだろうかという見方ではいる。ので、割と好きで見ていたりはする。

 で、毎回のように(特に体の仕組みや健康に関わるとき)登場する模型がいろいろよくできているなあという感じは持っていたら上の記事である。

 が。

 その実態はなんともアナログだったのだなと。しかも、テレビ番組の製作現場としてはありがちと理解はしていても(他人事ながら)、まさかそこまでというくらいの変更につぐ変更。さらにはまた戻るとか。それでも製作の方は文句も言わずに対応されるとか神様ですかという印象が。

 作るものが特殊なものだけに今後とも流用できるという見通しが確かになければ廃棄というのはまあ仕方ないというか、当然というかではあるけれど、まあ消え物とするにはおしいところもあるのかもしれないけれど。でもまあ、やっぱり邪魔ではあろうなと。

 今後見るたびに、そうかあの裏はきっとこんなふうにと想像できるのが楽しみでもあり、あまり想像しすぎるとがっかりであったり。まあ、番組が楽しみであると。

#しかし、なぜデイリーポータルZで?

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「ワイルドギース」

 とある重要人物救出のために特別編成された部隊。とはいえほとんどが既に退役した年寄りなどを中心とした志願者を選別して結成したもの。部隊としての訓練をやり直して作戦にはいらなくてはならない状態。しかも、かなり強引な作戦でそれが成功するのかもいささか怪しい。前半ではそんな部隊編成から訓練あたりが描かれるので少々間延びした感じもある。

 いざ現地に乗り込むと案外あっさりと要人を確保するのだけれど、脱出方法としていた空港まできてあとは輸送機を待つだけという段になって、そもそも救出を依頼した男が裏切りそのまま救出はせずに引き返せと輸送機に命令。どうやら要人の必要性がなくなったということらしかった。

 さて、あたりは敵ばかり。どう脱出するのだというあたり。敵は後から後から増えてくる。なんとかかいくぐって逃走するのだが、ワジの橋の上で戦闘機による攻撃にあって部隊が分断される。かなりの兵員を失い、肝心の要人が橋を渡れない状況で数人が護衛するだけの状態。要人は次第に体調を悪化させておりそんな彼を連れてひたすら歩くしかなくなる。

 ようやくにして知己のある村にたどりつくのだが、そこにいる宣教師とは折り合いが悪く、殺し合いをする兵士など出て行けということなのだが、つれているのが国の要人であるとわかって少し様子がかわる。自分が乗ってきた飛行機があるのでそれで逃げる分には構わないので勝手に使えというような話になる。

 さて、残された部隊がなんとか飛行機にたどりつき逃げ出そうというのだが、追っ手はさらに数を増してやってきて、最後の総力戦。銃弾飛び交う中飛行機で脱出を試みるのだが。というような物語。

 前半はややのんびりした感じなので面白みは半分くらいだが、現地についてからはなかなかにハラハラドキドキの展開で見せてくれる。要人との関係やその救出の理由などがいささか分かりにくいというのはあるのだけれど、それ以外は昔の映画らしくシンプルにして明快。それなりに見ごたえのある映画だった。

 原題は「THE WILD GEESE」。geese は goose の複数形と。

B00C975O0Sワイルド・ギース HDリマスター版 [Blu-ray]
Happinet(SB)(D) 2013-10-02

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「大尉の盟約」

 本が好き!経由で献本していただきました。ありがとうございます。

 一連のヴォルコシガンシリーズの外伝的な作品のため、マイルズ本人はほとんど登場しない。といって作品のテイストが変わるということはもちろんなくスペースオペラの面目躍如。読者大サービス月間とでもいうような内容になっている。ただ、正直なところもろもろの事件背景とかがやや不明瞭に感じてしまうのは、残念ながらシリーズの大半を読んでいないがゆえということはあるかもしれない。

 本作での主人公イワン。友人からの依頼でとある女性をくどくことになり(そのあたりの事情が結局のところよくわからないというか納得がいきにくいというか)、テユと出会うわけなのだが、住まいで待ち伏せていたところで同居しているリッシュによって昏倒されてしまう。別の何者かに狙われているということはわかるのだが、その結果として警察・司法・所属部隊方面などなどでいろいろ面倒が起きてしまい、起死回生の手段としてイワンが思いついたのがテユと結婚してしまうということだったと。

 結婚したことで身元保証がなされているイワンの庇護も手厚いということだったわけだ。とりあえず現状を切り抜けたら離婚すればいいからという偽装結婚のはずだったのに、次第に互いにひかれあってというある意味王道的な展開ではあるのだった。さらには離婚のためにと訪れたところが、正当な理由がないではないかと拒否されてしまう。離婚するって難しい。

 ただ、その後登場するテユの大家族(死んだとか行方不明とかだったらしいのだが)によって問題が面倒になっていく。そもそも持参していた書類が偽装らしく、イワンの妻の家族ということが確認されて一時的な在留が認められるというような話になってくる。彼らがその間に隠密裏に行動するそれが、どうも突飛すぎるというかで個人的にはあまり展開にはなじめない。

 そうして行動していた結果がとんでもない事態を引き起こしてしまうのが後半のクライマックス。その裁定なども正直なところどうもよくわからない展開に思えるのだが、とにかくまあ穏やかなところに落ち着く。そもそも彼らはなんだったのか? と思ってしまうのはよく読んでいないか、あるいは作品世界になじんでいないからなのか。

 いずれにしてもそうした個々の事件や事態を切り抜けていく展開そのものはスペオペとして十分に面白いし楽しめた。ただ、その間にいろいろはさまれている説明的な展開がやや退屈に感じてしまったのはある(そして、そうした部分が案外長い)。以前読んだのは「ミラー衛星衝突」だったのだけれど、そのときにはそういう感じはあまりなかった。今回が違うのか、はたまた自分の感じ方なだけなのか、それはわからない。そうしたことを踏まえたうえであえて評価すれば、やや微妙な作品だったかというところではある。

 余談ながら本作を読んでいてふと連想したのは銀河辺境シリーズのことだった。あちらも主人公は女たらしの宇宙軍人さんというところで、冒険と色で描かれたスペオペシリーズとして大部をなした名作なのだった。もっともあちらのほうが一作あたりの分量的も半分以下ということで、いわば無駄を省いたコンパクトなサイズで読みやすかったようには思う。このシリーズはやや冗長すぎる嫌いがあるのかもしれない。


以下、校正もれかと思われる箇所。

「あら。そうよね」テユは動揺しだ

(上:P.37)

それはともかく、たったいまイワンが見た小キッチンのカウンターに載っているのものは・・・・・・。

(上:P.168)

「くそっ」とイワン。「それじゃあ連中は壁のなかのどこからからでも出てこられるんだな」

(下:P.95)

4488698190大尉の盟約〈上〉 (創元SF文庫)
ロイス・マクマスター・ビジョルド 小木曽 絢子
東京創元社 2015-09-19

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4488698204大尉の盟約〈下〉 (創元SF文庫)
ロイス・マクマスター・ビジョルド 小木曽 絢子
東京創元社 2015-09-19

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そろそろ冬の立冬

 本日立冬。冬の気配がたちはじめるころ。北信であるこのあたりではこのころになるとえびす講の売り出しとかが昔は盛んであったと、以前にも書いた記憶はある。より北である飯山市では 11 月のはじめくらいには売出しがあって冬物のあれやこれやを買出しにでる。いや、出たというべきか。今は通年で買い物ができるし、冬だからといって孤立状態に近いようなこともめったにはないので真冬だからという感覚はいささか薄れているかもしれない。

 長野市では下旬にある。11 月 23 日にはえびす講の花火大会が開かれる。今となっては冬でも花火をあげる観光地があるようだけれど、かつてでいえばこれほど寒くなっての花火大会というのも珍しいものだった。ストーブやら炬燵やら持ち込んで(尋常ではない)河川敷で開かれる打ち上げを見るなどという様子があったものだった(昨今は少し規制されているようでもある)。

 そのころに冬物の売り出しがやはりあったのだけれど、今では本当にそういう意味合いはすっかりなくなりただただ名前だけが残っているという様子になってしまった。ちょっとさびしい。

 今年の秋はなんだか足早で、比較的気温は高めに推移していたのあって、時折入れ替わる寒気による急激な変化に体がなかなかついていかないといった様子だった。初秋かと思ったら初冬に、そうしてふたたび初秋へ戻る。そんな繰り返しのような季節だった。

 おりしも立冬のきょうを境にして寒気がはいって少し季節が進みそうである。もっとも数日の間のことではある。その後はまたやや高めの気温で推移しそうだとの予報。暖かいのはありがたいのだけれど。

 そんなこともあってかこのところご無沙汰だった風邪などひいてしまった。7 年くらいは縁がなかったというのに。というわけでちょっとつらい。体が風邪に慣れていないとでもいうかのように。まあ、養生しつつ、とはいえそうもいかず。この冬の穏やかならんことを願いつつ。

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降り立った場所で・・・

用水ブロックの隙間に咲くコスモス一輪


 どこでだって咲いてみせますよ。

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権力は狂気

 NHK スペシャルで「盗まれた最高機密」を見る。あるいは知っている人には特に目新しくもないのかもしれないけれどなかなか興味深く見た。ようは第二次大戦中に原爆を巡って暗躍したスパイ戦の話。

 まずはドイツで原爆を開発しているらしいという情報をアメリカが入手すると。ドイツがそんなものを手に入れた日にはとんでもないことになるということでアインシュタインが進言すると、「じゃあ、うちも開発しよう」という話になる。開発を阻止するとかよりもあいつが原爆を作るのなら俺たちも作ればいい、というある意味お子様的な論理。

 ところがドイツにはハイゼンベルクという天才科学者がいてどこまで開発が進んでいるのか想像もつかず、アメリカの技術者はなかなか作業が進まないと。そんなこんなもあってドイツの現状をさぐるべくスパイ組織が送り込まれると。その主たる人物が恐らくは近年まで存命であったらしくインタビューに応じていたのだった(もっとも息子へのインタビューもあったのでその後に、つまり今は亡くなっているのではなかろうか)。

 ハイゼンベルクを探すが一向に見つからない。見つかったのは生物兵器の実験をしているところくらい。大勢のユダヤ人の遺体が発見されたりとか。そんな中でハイゼンベルクによる講演会があるということで、もと野球選手に暗殺を命じる(なぜ野球選手なのかというのは疑問だったりは)。万一完成に近い話がでるようだったら迷うことなく暗殺しろという命を受けて。しかし、そういうことはなく量子論の話に終始したらしい。

 その後わかったのは、結局ごく初期の段階で原爆開発は中止されたままだったということ。さすがにドイツも長期にわたる研究開発にさく余裕はなくなってしまったということで開発を断念していたらしい。そこで安心して開発が進むかと思いきや、今度はソビエトのことが脳裏をよぎる。ソビエトが原爆の技術を持つとよろしくない。原爆をアメリカだけのものにすれば世界の覇権を握ることができると。

 ということでウランを鉱山ごとそっくり買い占めるアメリカ。原料がなければ開発できない。ところがソビエトはドイツが隠し持っていたウランを入手することに成功する。また、ハイゼンベルクをアメリカが拉致しイギリスに幽閉。頭脳がなければ問題ないと。

 実際開発に必要な人材に不足したりで開発が進まないソビエト。もっともアメリカも同様で、起爆装置がどうにもうまくいかない。大勢の技術者・研究者を集めて開発をすすめようやくめどがたつ。ところがアメリカだけが原爆という狂気の兵器を持つことに不安をおぼえた若き研究者? がソビエトにその情報を流してしまう。ソビエトからそそのかされてとかでもなく、自発的にいわば国を裏切ってというような状況。6000 ページにも及ぶ機密資料がソビエトに渡ったとか。

 結果完成したソビエトの原爆はアメリカが長崎に落としたものと瓜二つのものだったと。そして「冷戦」へ。

 はたして世界は一応の平和を保つことができたと考えるべきなのかどうなのか。とはいえ、いつの世も疑心暗鬼が戦争を生むのだなという恐ろしくも単純な理由を再確認した番組だった。まあ、それだけがすべてではないかもしれないけれど。

 ちなみに日本でも原爆開発計画はあったものの、ドイツから運ばれてきたウラン原料輸送がアメリカなどによって捕縛されてしまい断念するにいたったとか。

 結局勝ち負けにかかわらず狂気の指導者によってこの世はなりたっているのだなと思うと恐ろしくなるのだった。

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乗務員さんにコイしてる

 ゆるきゃらばやりで玉石混交というかとにかく数が多すぎだろうという昨今。むやみに作ればよいってものじゃないだろうというのは、きっと多くの人が感じているところなのではないかなと。グランプリとかいって投票するのが毎年あるものの、見たことも聞いたこともないようなものがたくさんあるし、仮にそれが地元やそれに近いとしても知らないということも少なくないのではと。

 そろそろ淘汰されていくらかは減少する動きなのかどうなのか。

 さて、それと同じというわけではなく、単に名前は知っていたけれどよく知らなかったけれど、これはなかなか面白いなとこの頃知ったのが佐久の「ハイぶりっ子ちゃん」。ハイブリッドなぶりっ子という意味ととってよいようで、青いタイツを身に着けて腰に黄色?のスカーフかなにかをまいている。頭には電車の被り物だけれど、目がキラキラしているようなまさにぶりっ子なそれ。

 これまでも(テレビとかで)見かけたことはあったものの、ハイブリッドなのはわかるがそれでどうなのだろうくらいにしか思っていなかった。

 ところが、これがなかなか面白い設定らしい。つまり、タイツをまとった体は人間であると公言している。で、それを乗務員さんと称している。そして、乗務員であるから当然何人もいる! 現在 24 人ほどいるらしい。

 地元紙の記者が体験して書いている記事があって、女性記者が乗務員さんになってみての経験を記事にしていたのだった。乗務員さんになるにはまずはダンスのレッスンをうけてぶりっ子な仕草に抵抗を見せないような精神も求められる。なかなか厳しい乗務員さん道だ。

 乗務員さんには愛称ともいえる名前がついているということで、つまりその時々のイベントなどに登場するときに乗務員さんの違いというのも楽しめるということになりそう。くまモンみたいに「瞬間移動するんです」などということもなく、恐らくは複数場所に登場するとしても乗務員さんが違うのだから問題ないということでもあるのではないかと思うと、なるほどうまいこと考えたなと。実際複数個所に登場するようなことがあるのかは知らないけれど。

 なんでも発案当初はタイツ姿の体がセクシーすぎてよろしくないという声があったそうで、確かにそれは今もちょっと恥ずかしく思ってしまうところがないではないけれど、今となってはもうそういうところを超えたキャラクターとして確立できたという感じ。

 ハイぶりっ子ちゃん勢ぞろいとかあったら、ぜひ見てみたいなあ。

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フラストレーションはだいたいフリー

 由緒正しき SANYO エネループ単4の 1 本がどうも充電できなくなってしまったようで(充電回数的には十分すぎる余裕はあるのだけれど)、近頃携帯ラジオで常用することから本数的に不便であるので追加を検討していた。アマゾンループとでもいうのか、アマゾンブランドの類似品がお安くでているのを見つけた。評判はさして悪くない。それならなばと単4 を 4 本セットで購入することに。

 果たして届いたのは、

いつもの 30cm 四方くらいの箱に納められたアマゾンループの入ったらしき箱
いつもの 30cm 四方くらいの箱に納められたアマゾンループの入ったらしき箱


アマゾンループが入った箱を開けると中央に鎮座まします単4リチウム充電池 4 本
アマゾンループが入った箱を開けると中央に鎮座まします単4リチウム充電池 4 本


 フラストレーションフリーパッケージというやつではあるのだった。製品そのものにも特に問題もなく、あらかじめの充電もきっちりされていたし、その後の充電も使い勝手も問題はない。製品としては十分満足できる。

 だから、荷姿にそう文句をつけるつもりとは特にはないのだけれど、これまでもよく聞いていた無駄に大きな梱包という点では実に見事であったなあと。

 もちろん、荷造りの現場にいたことを思うと箱の種類をやたらと増やすのはいろいろの意味で大変でもあるし無駄もあるのでこうした事象はわからないではないのだった。種類が増えればそれらを常備しておく保管場所も必要になるし、在庫管理に気を配る頻度もより多くなる。なにより新しい箱を作るときの抜き型を作るのがなかなか高価なのだった。

 その意味では、ある程度の間隔で大きさを規定して、入る大きさで使うというのは当然ではあるのだが。この場合は電池が入っている箱そのものを外装としても問題ないレベルなのではなかろうかというくらいには。あるいは、そのままではと思うのならメールケースや封筒のようなものでもよくはないかとも思ったりはする。

 まあ、あれこれ考えるよりもというのはあるのだけれど。

 とりあえずアマゾンループ問題ないです。

B00CWNMW1SAmazonベーシック 充電式ニッケル水素電池 単4形4個パック (最小容量750mAh、約1000回使用可能)
AmazonBasics 2013-09-11

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錦をまとう巴かな

巴の錦(菊)


 原産地論争というのはそれとして(というか、多分どこまでいってもわからないのかもしれず)、希少な種類の菊であることは間違いなく。双方大事に育てていってほしいなあと。毎年この季節になると思い出す。

 菊作りはなかなかに手間がかかるし大変なのであった。丹精された大輪を今年も十分堪能しておきたいなと。

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「鍵泥棒のメソッド」

 冴えない役者。お金もなく、もう死ぬしかないかと思いつつも死に切れない。最後に銭湯でもいくかといったら、せっけんで足を滑らせて倒れてしまう男に遭遇。実はこの男、スーツをビシッと決め込んでいて金もかなり持っていそう。で、つい出来心でロッカーの鍵を交換してしまう。その男になりすましてみたところなにやら怪しい男たちと関係を持たざるをえないことに。

 せっけんで転んだ男。救急搬送されて病院にはいるが幸いさほどの怪我もなく済む。ただ、一時的に記憶をなくしてしまった。自分が誰なのか、何をしているのかなどまったく思い出せない。実は、とある依頼を受けてある男の”始末”を請負、まさに仕事をすませたところで銭湯によったのだった。

 外傷もこれといってなく、手荷物(実は役者のそれだが)から名前や住所がわかり、そこに帰ることになるのだが、道をたずねるということで病院の玄関前で声をかけたのがちょっと変わった凄腕の編集者の女性。仕事はできるが、どうも奇妙なところがあって、なにごともきっちりと計画をたてないと気がすまないうえに、計画を立てればどんなことでもその通りに運ぶと思っているような節がある。

 事実、急に結婚を宣言するが、相手はこれから見つけるという。そこで社内の部下に適当な男性がいたら紹介して欲しいと依頼する始末。顔はあまり気にしないが性格的なところが重要だと。一ヶ月くらいの恋愛期間を持ってから二ヵ月後くらいに結婚式をあげるというような計画を立てていて、Xデーまでスケジュール(仮)が組まれている。

 役者の家に戻ったところでなんとなく気になってしまう彼女はなにかと様子を見たり、手伝ったりし、いつしかそれはデートのようになっていく。もともと記憶を失った男は几帳面だったので、そもそもだらしなかった役者の男のぐちゃぐちゃだった部屋もいつしか小奇麗な部屋に変貌する。

 で、そこに件の仕事を依頼した怪しい男たちがからんできて、入れ替わってしまった男たちの運命がぐるぐると翻弄されて、さあどうなるのだという展開はなんともワクワクさせてくれる面白さ。いよいよ行き詰るかというあたりで、音楽をきっかけに男の記憶が戻る。さあ、ここから物語の回収がはじまる。

 そもそも男は殺し屋などではなく、あくまでも何でも屋でしかなかった。依頼のあった男は殺害したということにして遠く沖縄でバカンス。こうして一世一代の大芝居を三者三様で打つのだが、果たして? という物語。

 さすがに最後はちょっと無理があるような展開になってしまい、「アフター・スクール」のような気持ちよさはないのだけれど、そのあたりを我慢してしまえば十二分に展開を楽しめる。最後はもう少しスマートな感じの演出でよかったのではないかとも思うが、まあそれはそれか。

B00B8OGUF6鍵泥棒のメソッド [DVD]
メディアファクトリー 2013-05-10

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未収穫の秋

未収穫の稲田


 稲田にいまだに稲穂が残っている姿というのは、いささか哀愁を感じさせる秋の午後。

 収穫目的ではなく植えられたものなのだけれど、とはいえ収穫したらちゃんと食べられるものなのにどうするのだろうなとは思ったり。飼料にするにしてもいつまでも放置しておくということではないだろうとは思うのだけれど。

 不思議なことにこれだけあるというのに雀が集まるという姿もない。まさか食べるのに向かないなにかがされていてそれを察知しているとかあるんだろうか。いや、そういうこともないとは思うのだけれど。

 減反というのであればそもそも植えないと思うのだけれど、どういう事情で植えられて、そしてこのままになっているのか。昨年は正月すぎくらいに刈り取られていたような記憶も確かにあるのだけれど。

 捨てるくらいなら「くれ」といいたい気持ちだったり、なかったり。

 そんな不思議な秋の夕暮れ。

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