蚕業革命
NHK E テレ「サイエンスゼロ」で蚕。蚕業革命(さんぎょうかくめい)だそうで。遺伝子組み換え蚕によって特定のたんぱく質を量産する技術。蚕による工場。
オニグモの遺伝子を組み込んで鉄にも勝る強靭さを持つ絹糸を作るとかもでてきて、これはもうさながら「テラフォーマーズ」の世界かという恐ろしい未来がそこまできているのかという雰囲気も。
遺伝子組み換え蚕ということで交雑がないようにということが配慮されているというのだけれど、そもそも蚕蛾はもはや飛べないということでもあり、さらには蚕の運動能力も衰えていてすぐ目の前に餌となる桑の葉があってもそこまで移動することもできずに餓死するとか。
いや、確かにかつて養蚕をしていた親戚でも蚕は手がかかるという話をきいているし、せっせと人が手をかけてあげないとダメなのだというのは知っていたのだけれど、映像で見るとそこまでダメなのかと唖然とするしかない。
そんなこともあって対策や配慮や確認ももちろんしているけれど、交雑による被害は比較的少ないと見られるという側面はあるらしい。今後はこの遺伝子組み換えの蚕を普通に養蚕農家で飼育することができるようになり、それらであらたな産業として確率させていきたいというのが今の目標らしい。
すっかり衰退してしまった養蚕業を再生するひとつの鍵になるのかということらしい。
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