黄道
あとひと月あまりもすれば冬至をむかえ、日中の時間がいちばん短くなる。陽射しはどんどん低くなって家の中奥まではいるようになっていて、いかにも冬なのだなと実感したりする。まあ、そんなくらいには思っていたのだった。
ところが、ふと朝の日の出を見ていてさらに実感したのだった。太陽が思ったよりもずっとずっと南のほうから昇ってくる。
当然といえば当然なのだけれど、あらためてそれを実感し、夏場の日の出の位置との違いを実感し、なるほどなあと感心するやら驚くやら。おおざっぱに見て住宅ひとつ分以上南にずれている。夏の最盛期は室内からは日の出が確認できないような位置関係だったというのに、あっさりと目に入ってくる。まぶしい。
地球の運動。太陽系の位置関係。地軸の傾きかげん。そんなもろもろを如実に実感する瞬間。いや、知らなければそこまでは実感しないけれど、そうしたことを実感するってのもきっと理科を学ぶ意義のひとつなのではないか。などとちょっと高尚に思ってみたりもする。
まあ、冬なのだなと。日が短くなりました。気がつけば、冬。もう時間がないぞ!
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