県北部の地震から明日で一年ということで
昨年の 11 月 22 日夜。布団にはいって寝た直後くらいにはじめて大きく揺すられた地震から明日で一年。最大震度は 6 弱だったか。このあたりは 4 くらいだったかと思うので(あるいは 5 弱くらいだったか)さすがに被害がでることもなかったけれど、これまで周辺各地で大き目の地震があっても震度 3 くらいで済んでいたのもあって、はじめてかなり恐怖を感じるゆれを体験したというところだった。
なによりさてと寝たところだったので余計に。いや、直後でまた寝入ったわけではなかったのは幸いだったとはいえる。
比較的直下の狭い地域で被害が大きくでた地震だったので、全壊したり半壊したりという住宅の数は多くはなかったものの、集中してしまった白馬村方面の地区ではいまだ住宅の再建が果たせないまま。それなりに被害の大きかった道路であったり、周辺各地においてはそこそこ復旧はすんだようではある。善光寺境内でもあちこちに被害があったのだけれど、それらはもちろん春の御開帳前にほぼ復旧がすんだし、周辺にしても今年のうちにほぼ終わったようではある。
白馬村の当該地区では多くがお年寄りだけが暮らす住宅だったりもしたために住宅再建が厳しさをみせている。一部ではなんとか再建している人もあるらしいが、ある意味それでも若い人(といっても 70 代ではある)というところかもしれない。
村営の公営住宅をという声はあるものの、ようやくどうしようかという動きがはじまったところとか。ということで住宅を失った多くの人はいまだ仮設住宅でこの冬を迎えることになる。公営住宅の話がまとまって建設され、入居できるのはおそらくは来年の晩秋くらいになるのではなかろうか。次の雪が降る前にというのが、おそらくは目下の掛け声かもしれない。
東北のそれをおもえばまだまだよいほうではあるのだけれど、やはりそれでも災害の復旧というのは難しいのだなとあらためて思わざるをえないなと。
一年を前にして世のおだやかならんことを願うばかり。
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