CCはクローンキャットのCC?
「サイエンス・ゼロ」で猫の遺伝子。冒頭を見逃しているのでちょっとあやふやなところしかわからないのだけれど、なにやら三毛猫のクローンを作った学者さんがいるらしいのだが、毛色がまったく同じにはならなかったのだという。微妙に違うというレベルではなくてまるっきり違うと。
もちろん、三毛だったのに真っ白になったとかというレベルではないのだけれど、黒がほとんどでなかったとか、茶色が出なかったとか系統としては似ているがあきらかに異なるというようなレベルだったらしい。
で、これがどうやら避けられないことらしい。X 染色体に特に黒と茶色の情報を持つ部分があるというのだが、まずこの二対が一方しか働かなくなってしまうらしい。その理由はわからない。結果、それらのどちらかの情報が機能しなくて色合いが変わってしまうというようなことらしい。同じようにコピーされるはずなのだがそうはいかないと。
また、色合いを決めている部分は色や特徴などによって複数の染色体に存在しているらしく、それらの組み合わせで白が強くなったり、黒がでたり、斑になったりみたいなものがあるらしい。毛色を見ると遺伝子の状況を分析できるのだと。そういうあたりまでは解明が進んでいるらしい。
他の動物のクローンであればまずそういうことはなかったはずなのに猫(恐らくは三毛猫特有らしいのだが、先にも書いたように冒頭見逃しているので未確認)の場合そうならないことがあるというのが、なかなか面白い。
さらにはレトロウィルス由来の遺伝子情報を調べることで、その猫の歴史をうかがうことが可能なのだと。そもそも野生の猫が家猫になっていく過程において、色の変化などもいろいろ起きていたのだということもわかってきたらしく。
猫、なかなかに面白い。
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