ガス警報器
このごろになってはじめて知ったのだけれどガス警報器というのは戸建て住宅に関しては設置義務はないのだそうで。覚えのあるころからずっとガス屋さんが設置しては 4 、5 年置きに交換していて、たしか昔は有料だったようにも思うし、設置するのは法律で定められた義務なのだとばかり思っていた。
ところがこのほど点検を受けたさいにガス屋さんと話していたら「最近は新築のお宅だとつけないという家が多いんですよね」とかいう話に。
「え、つけなくてもいいんですか?」
「集合住宅では法律で義務付けられてますけど、戸建ての住宅の場合は含まれないんですよ」
と。
実際今はガスメーター側が高機能になっていることや、もろもろの装備品がよくなっていることや、少なくとも毎月外側での点検はしているので(メーター検針時)まず心配はないのだと。まあ、これは LP ガスでの話ではあるけれど。また、よく知られているようにガス漏れに気づきやすいようにあえて匂いをつけてあることもあって、警報器が作動するような状況であれば通常はまず人が気づくと。
もちろん就寝時とか留守の間とかは別だけれど、留守のときに鳴っていても近所の人がそれでなにかしてくれるかどうかは必ずしもなんともいえない。
今ではガス屋さんの負担で取り付けているために苑分の料金を直接支払うということはないのもあって、邪魔にならないならつけておくほうが安心。安心代というような位置づけのようでもある。もっとも、あるいはガス料金にそれらがうすーく組み込まれているという可能性は否定できないけれど。(というか、そうでもないとどこでその分を回収するのかということだな)
そんなことで新築とかだと見た目を重視するために設置を断る人が多いのだとか(どちらかというと家主よりも住宅メーカー側からそういう話がでるらしい)。集合住宅ではそういうわけにもいかないけれど、まあアパートとかでそこを気にしてもはじまらないともいえる。
ちなみに都市ガスでは集合住宅も義務ではないようだ。LP ガスでは LP ガス法、都市ガスではガス事業法によって定められているらしい。
さて、それを分かった上で設置するのかしないのか。個人の判断とはいえ、なにか普遍的な考え方を試されそうなそんな気もしたりしなかったり。
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