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オープンパスワード

 今年は国勢調査の年で、今回からはインターネットでの回答ができるようになったといってさかんに宣伝している。PC やスマートフォンからちょちょっと答えるだけですぐすむから簡単便利、みたいなうたい文句。回収率をあげたいということらしいのだけれど、さてどうなのだろうと思ったりはする。

 先日(実際的には 10 日 11 日あたりでという計画らしいが)調査員の方から案内の封筒をいただいた。インターネット回答のための固有 ID とパスワードが記された用紙と案内が一緒にはいっている。ということで家庭を間違えないように慎重に確認して封筒を手渡された。

 が、しかし。

 その封筒に封はされていなかった。調査員の方がなどというつもりはなく、むしろそこにいたるまでのどこであってもそれら ID とパスワードのリスト収集が可能であったということになる。こういう意識でよいのだろうか。ことによるとすでに第三者によってアクセスされている可能性だってあるかもしれないし、データの書き換えだって可能になるわけだ。まあ、それをやって何の得になるのか、という疑問がないではないが、仮にすでに入力されていた場合には、収入であったりもろもろの情報をすべて閲覧することが可能になるわけではある。

 あるいはそれはこの地域だけのことなのかもしれないけれど、とすればなんという意識の低さなのだろうと嘆かわしくなる。

 しかも専用サイトのポータルは HTTP のようで、なぜ HTTPS ではないのだろう? あるいはログインした先の回答ページは HTTPS なのかもしれないが、それはログインしないことには確認のしようもない。そのためだけにやってみるつもりもあまりない。

 なんとなくそれだけでもネットで回答というのを使う気持ちがなくなってしまう。そうでなくても、どうもこの国の行うネット利用はセキュリティへの注意が不足してはいないのか、という疑いを捨てきれないので。マイナンバー制度などそのきわみというのに、あまりしっかりとそのあたり議論したり対策しているかのようには見えない様子がこの時点になって顕在化してきている。

 ということで今回も以降もネットで回答はしないだろうなと。

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