「真田丸」を当て込むらしいのだが
来年の NHK 大河ドラマは「真田丸」。長年上田市で陳情して実現したというところはよろこばしいのだろうけれど、どうもなんとなく目玉となるところがあいまいなものになりそうな気配もあったりして、今年の「花燃ゆ」ではないけれど、不安な要素もありそうとの伝聞。脚本があの人ってのも不安材料なのかもしれない(ダメというのではなく)。
そんなおり新聞に載ったのが、松代にある真田宝物館などの入場料を来年に限っておおむね倍にするという案を市議会に出したとか。ドラマを見込んで特別展を行うので入場料を倍増するという。
老朽化した設備の改修に 1400 万円、特別展関連に 8100 万円を計上するのだとか。今年善光寺御開帳によって相当な人出と経済効果を得たことに味をしめ、来年の特別展で費用回収をしてしまおうという腹積もりらしい。
まあ、特別な展示にするのだからと入場料を設定するのはあることではあろうけれど、なんだかどうもセコい話に思えてしまうのは違うだろうか。
倍増とはいえ 300 円が 600 円という程度のことなので、異様に高いといわれることはないかもしれないし、そもそも来年になってやってくる人にとってはそういう料金の違いはわからないかもしれないので、比較のしようもないかもしれない。ここぞとばかりに回収をもくろむかのようでなんとも嫌なものを感じてしまうのは地元民ばかりか。
そもそも松代への客数はどれほどなのか。仮に増えても小さな町でもあり、上田からといっても少々移動が不便であるので、はたしてドラマつながりのツアーでもないことにはどれほど影響があるかもわからない。捕らぬ狸の皮算用にならなければよいのだけれど。
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