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まさかのマサカメ

 NHK の「マサカメ TV」で蚊をやすやすと見つけ、やすやすと捕まえ、やすやすと、という感じの蚊についての番組を放送するというので楽しみにしていた。幸いにして時間が間に合ったので(間に合わない可能性もあった)見ることができた。

 で、蚊はどのような場所に潜むのを好むのかについては、まあ比較的知られているところ。暗く、暖かいところ。汗や皮脂のむれたようなくさい匂いが案外好きとか。

 壁際とかにピトッととまっていることがよくあるのだけれど、そんなときならばという捕獲方法が透明のコップ(プラスチックとか)を使うというのだった。手でたたこうとかするとその風圧を感じて逃げてしまうのだが、コップの場合に直前までそれが感じられないらしくまずうまくいくと。できるだけ体の後ろ側から近づくほうがよいだろうともいっていたが。

 もっともこのままではどうにもならず、紙をコップのふちにそわせるように差し込んでふたとすることで捕獲完了という。で、それを外に放す。放す? 放す!

 捕殺という手段ではないのか。

 寝ている状態で効率的に捕殺したいということで、はき古したにおう靴下を枕元においてまつと蚊が近寄ってくるのでそれを手でうてばかなりの効率でというのだったが、ちょっと微妙感が。

 それよりもそもそも蚊の繁殖そのものを阻害しようという手段としてラの音を聞かせてオスを集めて捕まえてしまうというのがあった。メスの出す羽音がラの音に近いということで、実際に実験をしたところかなりの効果をあげたという。それによってオスがいなくなるのでメスは卵を産めなくなる。結果的に数を減らせる。さながらラセンウジバエ解決法の逆をいった手段だが、むしろこれこそ大々的にやるべきなのではなかろうかと。

 アフリカ方面ではマラリア対策としてにおいのする靴下を用意してそれを屋外において誘導するということをしているらしい。費用的には安いかもしれないが、ラの音による捕殺も有効になるのではなかろうかなあと。そういう装置を考案したら一発あてられないだろうか?

 などといっている時点でダメか。そもそもコップで捕獲しても放してあげるという動物愛護精神あふれる内容であったのだし。なんだかなあ。

 もっとも、この夏は屋外で蚊の存在におびやかされることはあったものの、屋内ではまったく被害がない。天候のせいで発生することがそもそも少なくなっているのかもしれないとも思うのだが、さて、夏の終わりまでそれが維持されるのかどうか。まだまだ暑さは続くのだった。

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