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ザップニュース集計 7 月まで

 アメリカの独走は相変わらず。フランスは韓国を引き離す。

世界のニュースザッピング 2013/7-2015/07
国名など回数
アメリカ369
フランス211
韓国194
イギリス148
アルジャジーラ125
中国124
オーストラリア117
ドイツ21
ロシア17
スペイン17
フィリピン15
インド13
タイ11
ベトナム10
シンガポール7
香港6
ブラジル5
インドネシア3
トルコ3

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「キューブ」

 ずいぶんと昔にテレビで宣伝とかしていたようなと思い出したので見てみた。まあ、不条理な世界なので理由などないし(設定すらされていないのでは)、ただただそういう状況下にあったらどんな物語ができるだろうという程度のことなので、あまり深く考えるとかえってつまらなくなるのかもしれない。

 気がついたら真四角の部屋にいて上下左右のそれぞれ中央 6 ヶ所に扉があって隣につながっている。ただ、うかつに部屋にはいるとさまざまなトラップがしかけられている部屋もあるので、死に至る場合もあると。次第になぜかはわからないが閉じ込められた人間が集まってきて一緒に行動するようになると。

 その過程でそれぞれが疑心暗鬼になって自分だけが助かればというような雰囲気も強まったり。究極の場面では人間の本性というか愚かさが見えてきたりという点ではおもしろい。

 そのうちに実はひとりがこの立方体の外を覆う構造体の設計だかを頼まれて仕事をしたということがわかり、そこから全体の大きさがわかる。どういう仕組みかはわからないが、立方体は少しずつ位置を移動している。ちょうど 15 パズルのそれの立体版のように移動して位置が変化していく。

 そんなふうにして次第に全体の姿を想像するようになって少しずつその予想が確認されていくと、出口にたどりつけそうな感じになってくるのだが、人間の欲のためにさらなる殺し合いが。結局ひとりだけが脱出できるのだけれど、だからどうということもない映画なのであった。

 いや、そこからなにかを読み取ろうと思えばできるのだけれど、それもあまり意味はないのではないか。わけのわからない怖さ、という意味ではたしかに怖い。おもしろいかというと、絶賛するほどでもないというのも正直なところ。まあ、話の種にというくらいか。

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ジャン・レノ主演ということでドラマ「刑事ジョー」を見る

 「刑事ジョー」とかいうジャン・レノ主演の刑事ドラマを見てみる。なにやら著名な賞をとったことのあるスタッフとかで作ったのだとか書かれていて、なるほどねと思いつつ見はじめたのだった。

 が、なんだかよくわからなくて消化不良なのだった。次々と人物がでてきて画面がスワイプするように切り替えられていって、あれよあれよとなにやら進んでいくのだけれど、見ているこちらはちょっと置いてけぼり。で、顛末はそういうことなの? という感じで。

 あいだに主人公の自堕落な生活と、それによって失った家族との再起動がどうなるみたいな描き方はまあありがちで、最近のトレンドなのかしら。といってこのドラマがいつの製作なのかよくは知らない。

 なによりもパリ警察を舞台にした刑事ドラマで、ジャン・レノ主演というのに、会話はすべて英語なので。まあ、かりに日本で作ったとして日本語になってしまうであろうというようなことで、仕方ないのだろうけれど(どうやらイギリス製作のようだし)、それにしてもならばなぜパリ警察にする必要があったのかと。

 という出だしの違和感もあってますますはいりこめない。二話までは見たものの、さてどうしようかなあというところ。もっとも二話は多少話も分かりやすかったけれど。

 こういうところはアメリカのほうがよいのかなあとも。「クローザー」にしても「コールドケース」にしても話が見えないというようなことはなかったし。長さは変わりないというのに。

 いまひとつ微妙感があって、続きをどうしようかと思ってしまうのだった。(でも、多分見る)

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星ぼしの荒野から

 本のダンボール箱を見ていてふと再読する気になった。といっても正直 20 年あまりも前のことで覚えていないというのが正しい。再読してみて当時としてはそれで仕方ないのかもと思いつつ読み終えた。どれも、それでどうというのだろう? というような読後感を持ってしまう作品が多かった。

 いや、それは作品がダメとかそういう話ではなくて、物語としてはまあわかった。そして全編を流れるフェミニズムな空気というものもよくわかった。ただ、それぞれの物語が描くものが、で、いったいなんなのだろう? と思ってしまうようなちょっとあいまいな内容なのだった。

 伊藤典夫さんの解説を読むと作品はティプトリーの素性が判明した時期前後ということだったり、ラクーナ・シェルドン名義で書かれたものとティプトリー名義のものとが混在する時代だったのだという意味で特殊な時期に編まれた作品集だったと知ると、少し腑に落ちるものもある。

 全般にやさしい感じの語り口であるというのもうなずける。「愛はさだめ、さだめは死」のようなガチガチした感じはあまりない。星をめざすような物語が多いというのも、読後に言われてみると確かにそうかと思う。

 それでも表題作の「星ぼしの荒野から」にしても、最後の「たおやかな狂える手に」にしても、それ以前の大半にしても、内容は一応わかったが、で、いったいこれはなんなのだ? という疑問が残ってしまうのだった。いや、理由とかない。そういうものなのだ。それ以上でもそれ以下でもない。と言うかもしれない。

 そう思うと昔読んだときに(1999 年の初版で買っているらしい)あまり印象に残っていないのもわかるような気がする。

 ただひとつ「ラセンウジバエ解決法」については、SF らしいゾクゾクとする寒気を感じる作品だったというのは鮮烈な記憶となりそうだった。研究者が家族のもとに帰ろうとするのだが、途中無性に妻を殺してしまうような衝動や夢にとりつかれてしまう。ちょうど世界では今そうした異常な事態が増えている。家路についてはいるのだが、このままでは妻を殺害してしまいそうだと電話をかけ、たとえ自分が帰宅しても家にいれてはいけない。逃げるんだと妻につたえる。愛しているのひとことも忘れずに。

 世界中で女狩りがはじまっているという状況で、これはつまりと気がつくのがラセンウジバエ解決法。現存するハエらしいのだが、この駆除のためにメスを殺してしまう、つまり繁殖を阻止するという方法をとるらしい。すなわちこれは人類を抹殺するために行われているある計画なのではないかと。

 まあ、大雑把にいってしまうとそういう物語なのだけれど、なんとも背筋の寒くなるような小品。タイトルだけは妙に印象に残っていて記憶にあったのだけれど、今回再読して実にとんでもない話だったのだなとあらてめて思った。もう少し再読してみるかと。(「たったひとつの冴えたやりかた」は実は大嫌いである)

4150112673星ぼしの荒野から (ハヤカワ文庫SF)
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア Jr. Tiptree James
早川書房 1999-04

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4150107300愛はさだめ、さだめは死 (ハヤカワ文庫SF)
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 浅倉 久志
早川書房 1987-08

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アルバトロスの翼

 NHK スペシャルでアホウドリの移住計画を見る。鳥島から営巣地を移そうという取り組みについては当事のニュースとかで見た覚えはあって、そういえばその後についてはあまり知らないなというのが正直なところだった。その一部始終 8 年あまりの活動をまとめたもの。

 そもそもが活火山ということで絶滅から救うためにも営巣地を移そうという計画で、毎年同じところに巣を作るという習性があるらしいということであらたな地に誘導しようという計画。といってもアホウドリの飼育そのものの知識が十分ではなく、正直試行錯誤でのはじまりということだったようだ。

 ひなをなんとか捕まえてきて移動させ、餌を与えようとするものの、人を恐れてなかなかおとなしくしてくれない。まあ、それも無理はないのか。それでもなんとかやってようやく餌を与えることができるようになったと。

 その餌にしても所期のころは十分に細かくしたすり餌といったもので、これをはじめ生クリームを絞るアレでやろうとしたが固くてうまく流し込めない。そうして時間がかかるうちに雛が吐いてしまう。そこでと取り出したのがコーキングガン。隙間充填剤を押し出す道具。これがうまくいったというのだから、なかなか面白い。

 ようやくにして帰ってくるアホウドリがではじめて、カップルになるもののでてきた。抱卵をはじめたが様子がおかしいので確認すると未受精卵だったと。それが 3 年あまり続いてしまいまだ結果がでない。それでも毎年そのつがいはもどってくるし、それにつられてなのか新しい個体もやってくるようにはなったと淡い期待もというところへ、お隣の無人島で見つかった雛がどうやら二世らしいということがわかる。

 結局わかったのは、かならずしも生まれた島にもどるとは限らないけれど、それはまた新しい島に営巣する可能性もあるということでもあると。合計 70 羽ほどのひなを移動させて育てたけれど、まだまだ結果として満足できるものではないという難しさ。

 人の傲慢さによる乱獲で数を減らし、一時は絶滅と思われていただけに、ようやく復活したこの数はなんとしても保護したいという思いとそんなことなどつゆ知らぬアホウドリ自身の行動とのせめぎあいとでもいうか。

 なかなか簡単にはいかないプロジェクトではあるけれど、うまくいくとよいなあと。こういう仕事、ちょっとあこがれる。

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台所三角コーナーのなぞ

 たいていの家庭の台所。流しの片隅に三角形の三角コーナーと呼ばれるものが置かれているはず。プラスチック製だったりステンレスや銅など金属製だったりといろいろあるものの、そこにこれまた種々雑多な袋がセットされているはず。

 昔はビニール袋に小さな穴を多数開けただけというものも多かったけれど、その後腐食布のものがでてきてろ過性能が増した。

 この場所の使い方でよく見るのは、野菜を切った端っこやむいた皮などをいれたり、食べ残したおかずなどを無造作にそこにいれておいたり。で、コバエが沸いたりカビが発生したりでにおいはすごいわ、ぬめぬめしているわとたいてい手を触れたくない場所になりさがっているはず。

 考えてみるとこれはおかしい。だいたいそこは水仕事をするのだから常に湿度が高い場所だ。調理をするのだから高温になることも多い場所だ。冷蔵庫のそばだったりすればその排熱で周囲が熱くなるということもある。

 とにかく、そこに生ゴミを露出させているということは、腐敗を促進させているだけにもかかわらずなんの疑問もいだかずにそこに捨てる、そうして腐敗を十分にさせ、カビや雑菌を増やし、コバエなど虫を発生させ、容器そのものにはぬるぬるな状態を発生させたところで頃合を見てその袋を触るのも汚らわしいという体でゴミ袋に移動させる。コーナーを洗うなどということは死んでも嫌とばかりにそのままにし、いよいよ困ると不燃ごみとして処分して買い換える。

 それでいてコバエがいて困るということでコバエ取りの器具など買ったり、殺虫剤など使ったり、においがきついということで消臭剤や芳香剤を大量に置く。本末転倒では?

 個人的にはあの三角コーナーというのはゴミ捨て場ではないと思う。特に生ゴミをそこにいれて放置するような行為は考えられない。

 たとえば野菜くずのようなもの。これはできるだけ乾燥させてしまうのがいい。夏場なら日光にあてておけばすぐ乾燥してしまう。そうすれば腐敗することもなくカサも減ってゴミ袋にいれるとしても便利だ。

 たとえば魚の頭とか内臓とか。ペーパータオルやラップでくるんで冷凍庫にいれてしまう。ゴミを出すときにこれをそのままいれて出してしまえばよい。腐敗しないしにおいも発しない。夏場はとくにその恩恵を感じる。

 では、三角コーナーはなんのためか。これは水の汚れをこすためのものと思うべき。手で取り除くのは困難なような汚れがあるもの(洗ったときのとか)をここに流すことで細かなゴミなどをこしとることができて水の汚れを減らすことが可能になると。もちろん目では見えにくい汚れというものもあるけれど、それを各家庭でというのは無理なことなので、大きなものをこしとっておくことで水処理の手間を少しでも軽減できるし、加えて家庭直近の排水溝での雑菌の繁殖を低減する効果だって期待できるかもしれない。

 おおきなゴミを無思慮に流していると排水溝がつまってしまう。そうして掃除するなどという手間だって省いてくれる。

 フライパンを使ったあとに洗ったらその水を三角コーナーに流す。それで汚れがこしとれる。鍋も同じ。もっともカレーなどの鍋でただこれをやったらそれもまた無駄だ。多少のものだったらペーパータオルなどでふき取ってしまってから洗えば汚れは少なくなる。確かに紙のゴミはふえるが、そのまま下水とした場合に浄水の費用を考えればはるかによいはず。

 また、その鍋で一度スープ類など作ればカレーをきれいにすることもできる。カレー風味のスープとすればよいだけ。

 ちょっと話がそれた。

 いずれにしても三角コーナーというやつを生ゴミを一時的にいれておく場所という考えはどこから発生したのか謎だが、これをあらためるだけで台所の衛星環境は格段に変わるのに。

#とりあえず「抗菌」という製品を買っておけば永遠に雑菌も増えないし、ぬるぬるにも決してならない、とでも思っているような人というのは、いったい何を考えているのだろう、などとも。

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Win10へのアップグレードは当面、待ち

 気がつけば Windows10 がという季節。ずっと右下にある「アップグレードアイコン」が邪魔なのだけれど、示された表示を消す方法は再起動すると(つまり電源をいれるたびに)必ず実行されてしまうので、意味がない。

 当初は Windows10 は試して見ようと思っていたのだけれどメーカーであるソニーはWin8 プリインストールマシンからの正式サポートしかないということで、ドライバ類の提供もないとのこと。あるいは動作確認くらいはするかもしれないという部類にはなっているものの、それもどうなのかよくわからない。5 年前のことでしかないのだが。いや、5 年といえば十分昔なのか。

 ということでそうなるとあえてアップグレードして問題があっても面倒であるかとか、プリインストール系で不具合があっても面白くないかなどとも思ったり。使っているものはさほどないとはいえ、どこでなにが起こるかわからないと思えば安全よりに考えるほうがよいのか。

 というよりも、そもそも最近一週間に一度くらいはブルースクリーンになるという現象が増えているので、PC そのものが少し疲れてきているのだろうか、という感じもあるのだった。まだ 5 年なのだけれど。といって普段はまったく問題なく動作しているのだが。本当にダメなら買い替えを考えなくてはならないのだけれど、そうそうというわけにもいかない。バイオでいえば別会社になってからあまりバリエーションがないのもあって、いまひとつ択びにくいところもあったりして。

 そう考えるとアップグレードは結局しないままに使うということになるのかもしれない。いずれにしてもこの先一年以内に最終的にということではあるのだしと、様子見を。

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「ダンス・ウィズ・ウルブス」

 そういえばなにやらアカデミー賞とかで総なめにしたようなという記憶はあるものの、これまた見た記憶のない映画。テレビでやったかどうかも覚えていない。時間を見ると 3 時間あまりもある長いものだった。ということで気合をいれて見る。

 南北戦争で英雄になったジョン・ダンバーが辺境の地を希望してフロンティアと呼ばれるセジウィック砦に赴任すると。しかし、いるはずの仲間はだれもおらずも抜けのから。それでもむしろ一人でゆうゆうと過ごせるという気持ちもあってかそのまま残っていると、狼がやってくると。さらにはインディアンの部族もやってくると。

 インディアンの部族とも交流して、狼とも交流して、なぜか受け入れられるようになって、次第に文明社会よりも自然とともに生きている彼らの生活のほうによりよいものがあるのではないのかといったような印象が生まれていくというところか。

 狼とも友情とでもいう関係を築き、じゃれあうようにしているさまから「狼と踊る男」との称号をもらうことになるのが、タイトルのゆえんというところか。さらには、部族に幼いころから暮らすことになっていた白人女性(他の部族に家族を殺された)との結婚も許される。

 けれども、軍がフロンティアまでやってこないという保証などなく、ついにはやってきてしまい、部族を逃がすために行動するが、逆にインディアンの手先、インディアンに身をやつしたものとして捕まり拷問されてしまう。

 史実的にはどうなのかはわからないけれど、今となっては失われてしまった大切なものを再確認させるという意味において貴重な作品ともなったのかなと。長時間ではあるけれど、その時間を感じさせないほどの魅力にはあふれている。一度は見ておいてよい映画だなあとは。

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ワーナー・ホーム・ビデオ 2010-07-13

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大暑

 大暑といいつつも前夜から雨となり、いくらか涼しくすむのかと思いきや、熱がすっかり冷めるということもないままに雲にふたをされてしまい、気温はやや高めのままに湿度が上昇するという。蒸し暑い大暑を迎えることに。

 梅雨明けしたと思ったら九州などで雨が降り続いたり、梅雨はないというけれど蝦夷梅雨というくらいに延長線上で長雨が続く北海道(例年のことではある)。そうかと思えばよく晴れた朝晩であれば、日中の痛いような日差しと暑さを除けば急に涼しい風が吹き始めるころでもある。

 大暑とはいっても二週間もすれば立秋ということで、そろそろ秋の気配がしてくるころでもあるのだった。そう思うと 8 月の中・下旬を目当てに緑のカーテンを作るなどというのは、ある意味愚の骨頂ではないのかなどとも思ってしまったり。やはり 7 月には出来上がって日差しをさえぎってもらわなくては。梅雨のなかとはいえ。いや、むしろ梅雨だからこそ成長してくれて都合がよいということかも。

 ふと思うに、今年はまだ蚊の被害には目に見えてあっていない。草取りをしていたときにまとわりついてきた覚えもあるのだけれど、確実に蚊によると思われる虫刺されはないような。天候の関係もあってか発生そのものがやや少ないということはないだろうか? どうなのだろう。

 蚊といえば、電池式の蚊取り器具でボタン電池が薬剤カートリッジに使われているのだけれど、これを外さずにそのまま不燃ごみとしている例があるようで。ボタン電池の回収も回収箱・缶が目立つところに置かれなくなってきた現状もあって、はたしてどこまできちんとなされているのか不安な感じがある。いっそ、行政のゴミ収集で乾電池と同様に集めてくれたら問題の解決に役立つのではないかと思うのに、かたくなにボタン電池は別といいはるのはどういう事情なのだろう。

 充電池も同様。いまではこれらの電池の個別回収ルートというのがどんどん狭くなっていて、正規のルートを探すのが難しくなってきている。きちんと回収するならいい加減行政でやってもよいのではないかと。そこからそうしたルートにのせればよいのに。などと。

 大暑の話が、対処の話になってしまった。まあ、それはそれで正しいからよいか。暑さはまだまだ続く。

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ゴーストがささやいている

 「100 分で名著」で小泉八雲、日本の面影をとりあげている。すでに終わろうという時期なのだけれど、メモだけ残しておこう。

 八雲の「怪談」にしろ読んだことがなくて、「日本の面影」にしてもここまで詳細な日本を知るガイドブックになっているなどとは思ってもいなかったので、非常に残念に思うとともに、一度は読まずばなるまいと思う。

 正直明治期の日本がまだ残していた日本的な文化、社会といったもののよさをあらためて日本人が知るというよいテキストなのだなと。もちろん、今のそれがダメということではなく、とはいえ失うべきではないものというのもあるいはあるのではないかという振り返りはあってしかるべきなのではないか、などと。

 当事の日本について「ゴーストリー」という言葉を使っているらしい。霊というよりはもっと精神的なもの、自然や物すべてに命がやどるというような日本的な感覚。まあ、それはある種霊といえばいえるのだろうけれど、たとえばそれは「ゴースト・イン・ザ・マシーン」を「機械の中の幽霊」などと訳してしまうことの不十分さを思うと、なんとなく想像できるような。

 描写される様があまりにステキな文章で、その音を聞いているだけで風景がふっと目の前に浮かぶかのような新鮮さ、鮮烈さ。

 当事としてはまだよほどの偉い人しか拝殿を許されなかったという出雲大社に外国人ながら拝殿をゆるされ、その詳細を残しているあたりもなみなみならぬ日本へのあこがれや、造詣、理解といったものを感じたりもする。

 まだまだ良書はあふれているというのに、なぜそれらにいまだ触れていないのかと反省ばかりの番組であるなあ。

4142230522小泉八雲『日本の面影』 2015年7月 (100分de名著)
池田 雅之
NHK出版 2015-06-25

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4042120040新編 日本の面影 (角川ソフィア文庫)
ラフカディオ・ハーン Lafcadio Hearn
KADOKAWA/角川書店 2000-09-18

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4044094861新編 日本の面影 (2) (角川ソフィア文庫)
ラフカディオ・ハーン 池田 雅之
KADOKAWA/角川学芸出版 2015-06-20

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ひまわり

ひまわり


 ひまわりというとなんとなく一本だけニョキッと伸びて先端に大きな花をつけている。というイメージが強くて、ここまで枝分かれして一本でゴッホのひまわりよろしい風景というのはちょっと驚きだった。それとも、本来こういうものなのか、はたまた種類が違っていてそういうものがあるということなのか。

 それにしてもここまで「どうだ」といわんばかりに花をつけているのは、あまり記憶にないのだが。

 いかにも夏の花ではあるけれど、後始末という点では実に面倒なやつでもあるのだった。


 作品の哀愁とひまわりの花は少しイメージが異なるようにも思うものの、これを見てしまうとなんとなく刷り込まれてしまうものはあるのだった。

B002ORLC0Eひまわり HDニューマスター版 [DVD]
エスピーオー 2009-12-01

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ひつじ達の隊列

雲の隊列


 台風の通過とともに梅雨明けが宣言され、きょうになって中国、近畿、東海でもということになって、各地で猛暑が続くきょう。日中の殺人的な日差しと、朝夕のいくらかじめっとした涼しさがないまぜになるのが、梅雨明けというところなのか、などと変な納得をしているところ。

 ひつじ雲がまとまっていて、天気が変わるかと思ったものの、案外降りそうにもない。群馬や栃木では局地的に豪雨になっているようで、またぞろ集中豪雨被害がこの夏も発生してしまうのかと。

 暑くなったのと都市部では夏休みにはいったということで水の事故も増えているというし。とはいえ、長野では来週あたりからの夏休みでしかない。年間の休日数はどう考えても少ないのだが、不思議だ。この総日数は決まっているはずなのだがなあ。

 なにはともあれ、夏である。

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「シェルブールの雨傘」

 タイトルだけはしっかりと記憶されているのに実際に見たことはなかった映画で、実はミュージカルというかずっと歌っているのでオペラ映画だとはじめに教えてもらったので、ちょっと恐る恐る見たのだった。

 しかし、冒頭のタイトルバックなどの映像が美しくてすぐに引き込まれてしまう。石畳の街路らしき場所を上から見ていてタイトルや役者の名前がでるなかを傘を差した人や、ささずに濡れて歩く人などが、さまざまな方向で画面にはいっては出て行く。その動きとそれらの文字の配置が実にステキなのだった。

 物語としては傘屋の娘が自動車整備だかの男と恋をするのだが、母親は反対。内緒であったりいろいろするのだが、男は兵役に取られてしまう。ずっと待つという彼女だが、実は商売はあまりかんばしくなく金を借りてなんとかしたいと画策。母親が手持ちの宝石類を売ってなんとかしようとするのだが、あまり色よい返事がもらえない。

 たまたま宝石店で出会った宝石商の男が力になろうということで手を尽くすのだが、実は娘に気があるのだった。母親のほうは、宝石商にちょっとほれてしまっていてむしろ自分がという感じだったのだが、娘さんをと打ち明けられて結局娘も帰ってくるあてのない兵役にでた男のことをあきらめて結婚することにする。娘が兵役にでた男の赤ん坊を身ごもっていることも理由というか。

 数年後。兵役を終えてもどってきた男はかつての傘屋をたずねるのだが、もはや店は変わっていて、どうやら他所へ移り住んでしまったらしい。そうこうして、あたらしい出会いをして結婚し子供も生まれた。念願のガソリンスタンドを経営し、それなりの暮らしをしているクリスマス。たまたま給油にきた車を見ると驚いたことに行方のわからなくなっていた彼女。ほんの少しだけ近況を話すものの、お互いに幸せな家庭を築いているわけで、いまさらどうしようもない。というような思いのままに分かれると。

 人生の悲哀であるなあと。はじめのほうではオペラ映画にちょっととまどいというか、疲れも感じたのだが、最後はこれはこれでよいのかという感じにはなれた。例の曲もなんどとなく流れてきて切なさを訴えるのだった。

 そうそう思うようにばかりはいかない。それが人生というものなのだろうなと。悲しいけれどそれもまた人生であるよと。

 やはり名作は名作といわれるに見合うなにかがあるのだなあとあらためて思ったりする。

(arton さんに教えてもらった「ロシュフォールの恋人たち」も見てみたい)

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 これか。

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名残りの雨

 横一列になった台風の隊列。西側から 10 号、9 号、11 号。10 号は大陸へと西進し、 9 号は沖縄周辺を抜けてから北上。梅雨前線はぐっと引き上げられてしまい、一転して梅雨明けした夏空に変容。おっとり刀でやってきた 11 号は四国・中国を抜けて日本海を北東へ。これまた梅雨前線はどこへやらという活躍で、名残の雨を降らせている。

 11 号の過ぎ去ったところで九州南部でだけは梅雨明けした模様との発表があったものの、その他についてはまだない。とはいえ、この様子からすればこの名残の雨があがればこぞって梅雨明けしたとみられると発表が相次ぐのだろうなと思われ。

 今年の梅雨はどうだったのかと思うと、真夏の暑さと、梅雨寒とが交互にやってきたとでもいう感じだったか。台風の影響もあるけれど、局所的に大雨になるというところも多かったので局地的に極端な被害がでるという構図は近年ではもう当たり前のようになってしまった。

 なんだかんだと言っていても例年でいっても梅雨明けの季節ではあり、来月ともなればもう立秋。暑い暑いといいつつもお盆ともなれば朝晩の風に涼しさを感じはじめたりもする。確実に季節はめぐっているのだけれど、どうも近年その移り変わりがあまりにも速いように感じてしまうのは、みずからの境遇のゆえなのかどうなのか。

 きっと気がつけばまた寒い冬ということになってしまうのだろうか。なにやらあわただしい時代であるなあ。

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まんまと見るなのか?

 しばらく中休みをおいて NHK 総合の木曜時代劇が帰ってきた。畠中恵原作の「まんまこと」。小説のほうは読んでいない。というか一連の江戸ものをもうずいぶんと読んでいないのだった。ということで純粋にドラマとしてはじめて見るということに。

 一回目はつかみというところもあるけれど、非常に無難な裁定で終わった。そもそも町名主がおこなうことなのだから、お上が裁くような重大な犯罪とかではないのだし、極悪人がということでもないのだろうから、そういうことにはなってしまうのだろう。

 往年の時代劇「大岡越前」みたいな裁きというわけでも、もちろんない。

 初回はとあるお店の娘が身ごもったというのだが、その父親が主人公の友人だということからはじまると。まったく身に覚えがないのだが、と恐る恐る対面すると、なぜか主人公のほうを向いて娘が話をしだすという。つまりまったく相手を知らずに噂では色男というのできっとこちらであろうとあたりをつけたら間違っていたという。

 そこから、では本当の父親探しをいたしましょうということになると。が、この調べがあまり労せずに終わるというか、そもそもさほどなにかを調べたということもなく裁定の日の場面に。

 結局、相手は事前にわかっていたとおりでしかないのだが、その背景がいろいろ主人公の口から語られると。当然当人はそれを否定するわけだが、もはやこれまでなのだと娘がとうとう口を開くのでいろいろ明るみに。

 ただ、どうしてそこまでいろいろわかったのかとかそういう詳細についてはまったく描かれることもないので、ちょっと不満。裁定の演出そのものはまずまず人情話としていい感じだとは思うものの、今ひとつそこにいたる過程については物足りなさを感じてしまうのだった。

 さて、次回以降はどんなものになるのか。基本そういうものと割り切ればこのままが続いても楽しめるかとは思うのだが。

4167783010まんまこと (文春文庫)
畠中 恵
文藝春秋 2010-03

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イオン液体というものを知る

 先日の「サイエンス・ゼロ」でイオン液体なるものを特集。冒頭を見逃しているので詳細についてわからないところはあるのだけれど、なにやら化学構造式を細工してイオンの放出とか取り込みとかをしやすくしたようなもの? といった感じだったのだろうか。

 リチウムイオン電池というとノート PC のバッテリとしてもよく使われているのだけれど、度々発火問題で回収騒ぎが起きている。今もパナソニック製の一部で回収がされていたりするようであるし。

 ところがイオン液体を使った電池だと発火の心配がないのだということで、さらに液体であることから小型化がしやすいということもあり、宇宙産業用に実用されているらしい。ノート PC 用のバッテリがこれに切り替わっているのかどうかは知らないのだけれど、もしもまだであるなら切り替えていったら安心であるなあと。

 また、医療方面でも活用に期待がされているとかで、長時間にわたってゆっくりゆっくりと作用して欲しい薬剤などを湿布薬などにして使うことなどが検討されているとか。同様のことで家畜などへの応用も期待されているそうで、たとえば鶏。鶏の砂肝はあまりに優秀すぎて治療のための薬剤などを餌などにまぜたとしても分解されてしまい、効果がでないという。そこで、イオン液体で皮膚から投与できるようなものがあればということとか。

 同じように子豚への応用もあるとか。子豚はデリケートで注射するとそれだけでショック死してしまうこともあるそうで、そういうことを避けることができると。

 さらに映「ターミネーター」でも登場した液体金属みたいなものの実現もあるいは? という実験もあるらしい。磁性をもつイオン液体というのができているという。

 なにやらいろいろ面白そうな、そして期待できそうなイオン液体。面白い。

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「モナリザ」

 組織のボスの身代わりになって服役し、ようやく出所したジョージ。コールガールの運転手の仕事を回してもらうが、どうも女と相性がよろしくない。けれど、そのうちに女は決してジョージを嫌っているわけでもなく、ホテルで内緒に仕事しているという立場とかもあって、それらしく振舞ってほしいというのが一番だったというのがわかってくる。

 そのうちになんとなく彼女にひかれはじめるが、自分は中年のさえないおっさんであるしと少し躊躇する。やがて彼女から昔街角に立っていたころの妹分の行方がわからないので探して欲しいと頼まれ、引き受ける。

 探すうちにその女性は今のボスのもとで飼い殺し状態ということがわかるが、万難を排して救出に向かい、三人でバカンスのように逃亡する。しかし、ボスやその手下が行方を捜していて、案外あっさり滞在先のホテルを見つけてしまう。

 そのホテル滞在でジョージが知ったのは女の本当の姿。彼女はレズだった。ジョージを友達のように思ってはくれたが、恋愛対象ではなかった。追っ手を殺してしまい、ジョージはこれ以上ふたりと一緒にいる理由を見つけられず外をさまよう。

 というような話。もちろん、随所にあらわれるのは名曲「MONA LISA」。中年男の悲哀がにじんでいて、思ったよりもじんとくる映画ではあった。

B00K686654モナリザ Blu-ray
IVC,Ltd.(VC)(D) 2014-07-25

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夏は下駄

 夏と言えば下駄よね。からころいう音もなんとも風情があって。という下駄ではなくて。AC アダプタの下駄である。

 ノート PC だと AC アダプタを使うことになるのだけれど、どうしてもあの黒い(ものによっては黒くないが)箱が異様に熱くなる。どうしても床部分におくようになるのでこれがあまり熱いとなんとなくうれしくない。というか精神安定上もよろしくない。

 ということで下駄。両端が乗って中間に空間ができるようにしてかまぼこ板を敷いている。これで多少は下にも熱が逃げてくれるのではなかろうかと。まあ、部屋全体が暑いのでいかほどの効果がという疑問はぬぐいがたいものはあるのだけれど。

 とはいえ少しでもということで夏場はかならず下駄を AC アダプタにはかせているのであった。

 ちなみに実際に足にはく下駄のほうは今は持っていない。涼しげで気持ちよいのだけれどね。

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2015春アニメの記録

 2015 年春、見ていたアニメの記録。

■シドニアの騎士 第九惑星戦役
 直前に前のシリーズの配信があったのでそこから見たので話がわかった。クローズアップ現代のアニメの海外進出といった回でその特殊な製作方法なども見ていて気にはなっていたのだった。平板な顔に違和感がないといえば嘘になるが、物語はなかなか面白くみた。ただ、副題となった物語への盛り上がりというかはいまひとつな感じで終わってしまった感があって、そのあたりはもうひとつか。全体としてはいろいろありすぎてひとつに定まりきらないという情報の多さがあるので、もう少しじっくり見たかったようにも思う。とはいえ、続きがあればまた見たいとは思う(映画への導入だったのかもしれないけれど)。

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■アルスラーン戦記
 既に著名な原作小説の漫画化、そのさらにアニメ化ということで、まあ面白くないわけはない。夏も引き続きということではあるものの、漫画のほうはまだまだ途上のようなので、いったん切れのよいところで終了となるしかないのだろうなと。ただ、国の名称や民族観といったものが現実の西欧、東洋のそれと同じなので、どうもそういうところからは離れられないのだろうかという残念感がないでもない。とはいえまあ安心してじっくり見られる戦記ものというのはある。ところでファランギースのあの服は、あれでよいのだろうか。

■境界の RINNE
 安定の高橋留美子という感じ。まあ、ネタが続けばどこまでもという内容でしかないので、そういう意味ではさほどではないのだが、なんとなくつい見てしまう面白さというのはあるか。キャラクターが面白いからというのはある。

■血界戦線
 なにやら評判がよいらしいのだけれど、個人的には 3 話くらいまで見てやめてしまった。あまりに超人的な物語をやってしまうとどうも面白みにかけてしまう。展開もどうもなじめなくて。

■レーカン
 これまた 3 話くらいみてやめてしまった。「夏目友人帳」や「神様はじめました」的な霊が見えるという(その意味では RINNE とも似ている)ような話で、コメディなのだけれど、よい話だなとは毎回思うものの、いまひとつそれ以上にひかれるものがなくてやめてしまった。

■終わりのセラフ
 吸血鬼に支配されてしまった世界ということらしいのだけれど、どうも展開がすっきりしなくてこれまら 3 話くらいでやめてしまった。

■グリザイアの迷宮、グリザイアの楽園
 迷宮は実際 40 分あまりの一回あっただけで、残りは楽園の 13 回分だったか。なにやらちょっと面白そうな展開だったので通して見たのだけれど、終わってみるとなにやらいまひとつ物足りないままに終わってしまったような感じも。前半の個々のエピソードあたりはなかなかに面白く見たのだけれど、終盤のタナトスがでてきてどうのこうのというあたりから、なんだか出来すぎな展開になってしまって。最近のアニメは中学生とか高校生が全能すぎてそのあたりも今ひとつに感じてしまう理由かもしれない。面白かったのではあるが。

■山田君と7人の魔女
 春のなかではなかなか面白くみた。魔女の話がでてくるのが中盤以降で、ちょっと序盤が長すぎた嫌いがあるのは難点か。当初単純に入れ替わると思っていたら、実は山田の能力は能力のコピーだったというアイデアはなかなかにうまく効いていて、終盤へもいかされていて面白い。魔女が登場するのに時間がかかり、最後はトントンと出してしまうという急ぎっぷりで、最後はちょっとあわただしくてもったいない感じではあった。とはいえ、最初はそこまで面白いと思えなかったが、最後はなかなか楽しめた作品になった。

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■長門有希ちゃんの消失
 なんとなく期待していたというのもあってか、楽しく見ている。途中なぜか長野に合宿にきていると知ってなるほどと思ったりも。実際に消失するのが終わり頃なのかと思ったらどうやら夏もまだ続くらしく、となるとどう展開するのだろうと原作を知らないものとしては楽しみでもあり、不安でもあり。まあ、長門がかわいいのでよしということで。うん。

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■魔法少女リリカルなのはViVid
 1 回目を見ただけでやめてしまった。

■トリアージX
 これも 3 回くらいまで見てやめてしまった。ここでも高校生あたりで抜群の運転テクニックを持っていたり、超絶的な運動能力や射撃能力を持っていたり。おまけに必要以上に超巨乳の女の子ばかりで、どうも。仕事人みたいな内容ではあるのだが、それもどうもという感じで。

■プラスティックメモリーズ
 冒頭はあまり面白みを感じずに見ていたのだが、途中からしだいによくなった。会話とかシチュエーションとかがどうもいまひとつな感はあったが。なぜ耐用年数? をすぎるとアンドロイドが異常行動をするのかというあたりが弱いというのもあったか。終盤の展開はそういう設定うんぬんを無視して単純にラブストーリーにしていたあたりがまあよかったかもしれない。前半がもう少し違っていたらという感じではあった。

■ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
 ニコニコチャンネルのほうで途中から見たのだが、案外面白く見た。ただ、どうしてもこのダンジョンの構造がよくわからずにいた。ウィザードリーとかのイメージなのかなんなのか。あまり細かい理由については触れられないので、まあそういうものとしてみるというところか。どちらかというと例の紐にひかれてという側面は否めない。

■響け!ユーフォニアム
 どうも人気らしいので途中からようやく見た。ニコニコチャンネルで。そして、うん、これはよかった。冒頭少し見てないところがあるが、キャラクターといい映像といいよかった。若いっていいなあ。ただ、もう少し続くのかとばかり思っていたので 1 クールだけでちょっと残念。とはいえ、この内容で続けるのはきついのかもしれない。ちなみに「くみこ、声にでてる!」という状況はマスクをつけるようになって自重しなければとたびたび思う行動でもあるのだった。

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■食戟のソーマ
 ニコニコチャンネル見ていたら面白そうだったので途中から。動画を見ようとすると「不適切な内容との報告があるが、見るか?」みたいな画面がでてびっくりした。たしかにフードポルノとタグされるのは伊達ではなかったようだ。テレビの料理対決番組みたいな雰囲気ではあるけれど、なかなかに面白い。とはいえ、やはり高校生くらいでこれほどまでにすご腕を持つ料理人ばかりというのは、漫画だからとはいえ無理があるよなあとは思ってしまうのだった。面白いけど。夏も続くようだ。

 ということで、やっぱりアニメばかり見ているようだ。

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急激な暑さに負けじと、うやうやしくいただきましたよ

20150711_01


 以前 @xiaoxia さんから教えてもらった副将軍納豆。おかめ納豆のタカノフーズで出しているということで、おかめ納豆ならいきつけのスーパーにもあったが、はて副将軍納豆などというものはあまり覚えがないと思っていた。それでもとあらためてまじまじと売り場を眺めていたらちゃんと鎮座ましましていた。ちょっと変わった紙袋(ビニールコートはされていそうだけれど)にはいった 2 個入りでやや高め。

 近頃は極小粒納豆とかばかりはやりなのだけれど、これはある意味由緒ただしき大粒納豆という話で、実際あけて見ると確かに大きい。考えてみると昔は地元の納豆も大粒のものが主流だった。今でも残っているようだけれど、このところご無沙汰だ。

 で、食べてみる。たしかに大粒だけに食べ応えを感じたりもするし、味もなかなかよい感じ。付属のたれはおかめ納豆おなじみのものみたいではあるものの、なぜかふりかけなどというものも付属している。ふりかけとはいっても実際はあおのりのようであって、これをかけるとまた味わいが異なっておいしい。

 大粒ということでご飯と一緒にというよりは、確かに納豆そのものを楽しむというのがよりよいかもしれないけれど、ご飯と一緒でも問題なくおいしい。少々値段がはるので、たまにちょっとした(本当にちょっとした)贅沢という感じでいただくのもよいかもしれないなあと。

 梅雨の晴れ間というか、台風連隊の通過によって急激な猛暑に襲われ、このあとまた豪雨かというジェットコースター的な天候に打ち勝つにも体力の温存は不可欠。納豆とかおくらとかねばねばもので英気をやしなうというのもまた必要な夏なのではなかろうか、などとも。

 近頃小粒ばかりで物足りない! という諸兄諸姉には一度おためしを。

 [ 副将軍納豆 | おかめ納豆 タカノフーズ株式会社 ]

 #よくよく見れば葵のご紋もはいっているのであるな。

 単品がないのでこんなのを貼っておこう。

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タカノフーズ株式会社

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「コラテラル・ダメージ」

 何度かテレビで見ているような気はしていたのだけれどあらためて通して見ることに。爆弾テロの犠牲になってしまった妻子の敵をとりたいのだが、政府はまともに動こうとしないのに業を煮やし、単身テロリストのアジトに向かうと。途中バスの検問をくぐりぬけるために脱出したり、なにやら警察に捕まってしまったり。

 で、なんだかんだで逃げ延びて政府の中枢施設に招かれるのだけれど、テロリストの手配犯の妻と子供を救出していたのだけれど、実はそのテロリスト集団の親玉はその女性であって、子供すら犠牲にしてアメリカ政府施設を爆破する計画だったということが判明したり。

 まあ、そのあたりの仰天の伏線は面白いのだけれど、いち消防士にしてはすごすぎるとかなんとか。まあ、シュワルツネッガー主演だからと思うとなんとなく納得してしまう、納得させられてしまうというような。

 どうも部分的には記憶に残っているのに、最後のほうであったりとか冒頭であったりとか、中途にしても覚えがあまりないところもあったりして、意外ときちんと見ていなかったのだなと。

 特にすごいとかではないものの、安定してみられる娯楽映画というところではあるのかと。まあ、アメリカが正義、アメリカ万歳なシナリオであるのは致し方ない。

 原題ままのタイトルで、やむを得ない犠牲といったところの意味らしい。

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ワーナー・ホーム・ビデオ 2002-09-06

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Natto と Ruby バインディングの使用感

 コードを比べると Natto のほうが楽に書けるのかもしれない。

 Natto を使うと、

require 'natto'

sentence = "太郎はこの本を二郎を見た女性に渡した。"

nm = Natto::MeCab.new
nm.parse(sentence) do |n|
print n.surface, "\t", n.feature, "\t", n.cost, "\n"
end

nm = Natto::MeCab.new('-F%m\t%f[0]\t%f[7]')
enum = nm.enum_parse(sentence)
enum.each {|n| puts n.feature if !n.is_eos? }

 とすると、

太郎 名詞,固有名詞,人名,名,*,*,太郎,タロウ,タロー 8614

は 助詞,係助詞,*,*,*,*,は,ハ,ワ 9699
この 連体詞,*,*,*,*,*,この,コノ,コノ 9755
本 名詞,一般,*,*,*,*,本,ホン,ホン 14548
を 助詞,格助詞,一般,*,*,*,を,ヲ,ヲ 13738
二 名詞,数,*,*,*,*,二,ニ,ニ 16665
郎 名詞,一般,*,*,*,*,郎,ロウ,ロー 21808
を 助詞,格助詞,一般,*,*,*,を,ヲ,ヲ 20998
見 動詞,自立,*,*,一段,連用形,見る,ミ,ミ 25194
た 助動詞,*,*,*,特殊・タ,基本形,た,タ,タ 22795
女性 名詞,一般,*,*,*,*,女性,ジョセイ,ジョセイ 25091
に 助詞,格助詞,一般,*,*,*,に,ニ,ニ 24938
渡し 動詞,自立,*,*,五段・サ行,連用形,渡す,ワタシ,ワタシ 28035
た 助動詞,*,*,*,特殊・タ,基本形,た,タ,タ 27158
。 記号,句点,*,*,*,*,。,。,。 23724
BOS/EOS,*,*,*,*,*,*,*,* 22188

太郎 名詞 タロウ
は 助詞 ハ
この 連体詞 コノ
本 名詞 ホン
を 助詞 ヲ
二 名詞 ニ
郎 名詞 ロウ
を 助詞 ヲ
見 動詞 ミ
た 助動詞 タ
女性 名詞 ジョセイ
に 助詞 ニ
渡し 動詞 ワタシ
た 助動詞 タ
。 記号 。

 といった結果が。

 一方で MeCab の Ruby バインディングを使うと、

require 'MeCab'

m = MeCab::Model.new().createTagger()
puts m.parse(sentence)

n = m.parseToNode(sentence)
while n do
print n.surface, "\t", n.feature, "\t", n.cost, "\n"
n = n.next
end

太郎 名詞,固有名詞,人名,名,*,*,太郎,タロウ,タロー

は 助詞,係助詞,*,*,*,*,は,ハ,ワ
この 連体詞,*,*,*,*,*,この,コノ,コノ
本 名詞,一般,*,*,*,*,本,ホン,ホン
を 助詞,格助詞,一般,*,*,*,を,ヲ,ヲ
二 名詞,数,*,*,*,*,二,ニ,ニ
郎 名詞,一般,*,*,*,*,郎,ロウ,ロー
を 助詞,格助詞,一般,*,*,*,を,ヲ,ヲ
見 動詞,自立,*,*,一段,連用形,見る,ミ,ミ
た 助動詞,*,*,*,特殊・タ,基本形,た,タ,タ
女性 名詞,一般,*,*,*,*,女性,ジョセイ,ジョセイ
に 助詞,格助詞,一般,*,*,*,に,ニ,ニ
渡し 動詞,自立,*,*,五段・サ行,連用形,渡す,ワタシ,ワタシ
た 助動詞,*,*,*,特殊・タ,基本形,た,タ,タ
。 記号,句点,*,*,*,*,。,。,。
EOS

BOS/EOS,*,*,*,*,*,*,*,* 0
太郎 名詞,固有名詞,人名,名,*,*,太郎,タロウ,タロー 8614
は 助詞,係助詞,*,*,*,*,は,ハ,ワ 9699
この 連体詞,*,*,*,*,*,この,コノ,コノ 9755
本 名詞,一般,*,*,*,*,本,ホン,ホン 14548
を 助詞,格助詞,一般,*,*,*,を,ヲ,ヲ 13738
二 名詞,数,*,*,*,*,二,ニ,ニ 16665
郎 名詞,一般,*,*,*,*,郎,ロウ,ロー 21808
を 助詞,格助詞,一般,*,*,*,を,ヲ,ヲ 20998
見 動詞,自立,*,*,一段,連用形,見る,ミ,ミ 25194
た 助動詞,*,*,*,特殊・タ,基本形,た,タ,タ 22795
女性 名詞,一般,*,*,*,*,女性,ジョセイ,ジョセイ 25091
に 助詞,格助詞,一般,*,*,*,に,ニ,ニ 24938
渡し 動詞,自立,*,*,五段・サ行,連用形,渡す,ワタシ,ワタシ 28035
た 助動詞,*,*,*,特殊・タ,基本形,た,タ,タ 27158
。 記号,句点,*,*,*,*,。,。,。 23724
BOS/EOS,*,*,*,*,*,*,*,* 22188

 という感じに。

 Natto を使うと基本的に Natto::MeCab.new だけすれば、あとは Node ごとに処理するにしても、enum_parse() ですむ。バインディングのほうだと Model を生成して tagger を生成して、Node でパースしてみたいな繰り返しでいろいろ長くなってしまう。

 用途にもよるのかもしれないけれど、あまりこだわったことをしないのならば、Natto を使うほうがシンプルで楽かもしれない。

 用例がまったく同じとはいえないので微妙なところはあるけれど。なんとなく。

Natto で MeCab を試す: つらつらぐさ
久々に MeCab.so を作ろうとしたらいろいろ大変だった(at Windows): つらつらぐさ

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Natto で MeCab を試す

 以前にも MeCab を使うのに Natto というのがあると見た覚えはあるのだけれど、使うのは今回がはじめて。どうやら MeCab のバージョンに依存しないということもメリットらしく、インストールも gem から入れられるということでお手軽そうには見える。

 ということで gem install natto するのだけれど通常の Windows コンソールだと怒られてしまって終わる。ffi という gem も必要になるようなのだが、これがソースからコンパイルしてインストールするらしい。ゆえに開発環境ツールがはいっていないとダメということで。

 インストールの説明にも Windows であれば RubyInstaller の DevKit をインストールするようにというようなことが書かれている。MSYS/MinGW をすでに使っていればそれでよいだろうし、VC++ とかあるならそれでもと。

 ということで VC++10 のコンソールから gem install natto する。はじめに Ruby へのパスを通すことも忘れない。で、無事に ffi と natto がインストールされる。サンプルなどを参考にしてひとまず試してみると意外と簡単に使える。ただ、多少独自の使い方になるようなので、MeCab の素で使い慣れているとすこしそのあたりへの切り替えが必要になりそう。

 まだ、MeCab::Lattice 方面を使ってみていないのでその場合にどうなるのかは不明なのだが、mecab-ruby バインディングを用意するよりも簡単かもしれない。とはいえ、いずれにしても開発環境を用意する必要はあるので、誰でも簡単にとはいえないのは難点かもしれない。MeCab.so ならばバージョンさえあっていればファイルを渡してさえもらえば開発環境のない PC で使うことも簡単なのであるし。

 MeCab のほうはここ二年あまり更新がないので、そのあたりでもいくつかのバグ(バインディング方面とかで)修正がなかなかなされないのがちょっと困ったあたり。それにしても先のやつは Ruby 側の問題なのか、MeCab 側の問題なのか。

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湿地

 本が好き!で献本していただきました。ありがとうございます。

 訳者あとがきで作者へのインタビューの一部が紹介されている。なぜミステリ小説なのかという問いに次のように答えている。

これまでミステリはアイスランドでは軽んじられてきました。(中略)また、他の国のミステリで題材となる大量殺人や派手なカーチェイスなどは人口三十万人の小国ではあり得ないからミステリはアイスランドでは非現実的と、書き手が敬遠していたことなど、理由はいろいろあると思います。私は普通の人の暮らし、その中での犯罪を書きます。人の暮らし、平和な日常、家族がいちばん大切だと思っています。その大切なものが脅かされ、壊されるのはなぜなのか、社会全体を書きたいのです。それにはミステリが適切な手段であると思います。(P.373)

 近年コージーミステリなどでは、小さな町(登場する人物すべてが知り合い)を舞台にしたようなものもあるにはあるが、確かに派手なミステリ向きではないかもしれない。犯人の過去として登場するくらいなら別として。

 しかるに「湿地」ではこのアイスランドという土地特有の事情をむしろ有利として物語を展開させている。アイスランドという国なくして、このような物語は恐らく成立し得なかったのではないか。あとがきや解説を読んでアイスランドへの理解をますと、余計にその思いを強くする。

 物語はひとりの男(老人)の死(おそらくは殺人)を発端とする。明らかに殺意を持って殺害されたのではないかと目されるメモが遺体のそばに落ちている。ノートの切れ端に書かれたそのメモが、冒頭クローズアップされる。

 しかし、その内容は中盤まで明かされることがない。

 読者はまずそれに驚く。いや、普通それは明かされるべき事実ではないのか? と。冒頭明かされるのはそのメッセージが三つの単語からなるということと、最後の単語は太字で書かれており、それは「あいつ」という文字であったということだけ。もちろん、中盤でそのメッセージがすべて明かされても読者にはやはりまだ意味不明だ。しかし、よくあるダイイングメッセージのようなものとも違う。簡潔な文章でしかない。それだけに、その真意を汲み取るには情報がまだ足りない。

 被害者であるその男の身辺・過去を調査するうちに次々とうかぶ疑問や疑惑によってますます混沌としていき、漠とした空気に満たされていく。男はかつてレイプの容疑をかけられていた。被害女性の訴えを警察がほとんど拒絶するかのような処理により、男が起訴されることはなかった。

 その後、訴えでた女性は女の子を出産するが、その子は悪性の脳腫瘍で 4 年の命を閉じる。数年後には女性もみずから命を絶つ。女性の姉は警察に対して激しい嫌悪を今も隠さない。女の子の父親はその男であった可能性が高い。さらには、ほかにもレイプ被害にあったと思われる女性がいたらしいことがわかってくるが、捜査は困難をきわめ、無意味な時間を浪費しているのではないかとすら思えてくる。

 捜査をすすめるうちに女の子の死因である脳腫瘍は遺伝性のものであった可能性もでてくるあたりから、なぜ物語がアイスランドでなくてはならないのかがより現実味を帯びてくる。アイスランドはいわば閉じた世界であり、教会などの出生死亡記録などから家系を遡ることができる。多くのアイスランド人はかつてきょうだいであり親戚であったのだ。ゆえに遺伝的な病気は、特徴的に発現する。

 そうして気がつけば読者はすっかり物語に没入している。ページを繰る手が止まらないという読書は久しぶりだ。うっかりすれば徹夜で読み終えてしまうほどに。簡潔な文章で過不足なく語られており、それでいて情景はしっかりと目の前にうかぶ。降りしきる雨の音さえ、その冷たささえ感じ取れるくらいに。

 被害者の男の過去になにがあるのか。それが事件と本当に関係するのか。次第に明らかになっていく事実の前に、中盤あたりともなれば読者にはある程度そこから類推される物語が見えてもくる。ある意味作者は期待を裏切ることなく、その事実を丁寧にていねいに描き出す。

 当然ながら主軸の事件一本やりでは、物語は単調となって面白みにかけてしまう。本作におけるサイドストーリーは主人公エーレンデュルと今では微妙な関係としてしかつながりのない娘、エヴァ=リンドとの関係を描く部分。薬中で金がなくなると父親に無心にくるだけの関係となっていたのだが、妊娠を機にかすかな変化を感じているのはエーレンデュルだけではないはずだ。

 さらには事件の背景にせまる材料として、警察内部の体質や医療界をめぐる事柄、ノルデュルミリと呼ばれるかつての湿地地帯の歴史そのものも登場し、それらが渾然一体となってタイトルである「湿地(ミリン)」の意味が深くふかく読者にのしかかってくる。じっとりとした、腐敗したにおいの充満するような安アパート。それらアイスランドの歴史そのものが物語の底辺にどっしりとかまえている。

 期せずして梅雨時に読むこととなったわけだが、日本で「湿地」を読むにはまさに梅雨をおいてない。連日降り続く雨。傘はささない。心のそこまでふさぎこんでしまいそうな曇天。それこそ、「湿地」の世界を疑似体験するにふさわしい。

 日常ほど謎に満ちたものはない。普通の人は、思うほど普通ではないかもしれない。ミステリファンでなくとも、あらたなミステリとの出会いを、ぜひとも堪能するべきだ。


余談

 ミステリの主人公というのはとかく雨に濡れているような印象があるが、エーレンデュルはいつも濡れている。なぜ傘をささないのだろう? そう思っていたのだが、訳者あとがきによれば、どうやらアイスランド人は傘をささないらしい。

朝に晴れていても傘とレインコートは手放せないのだが、この国の人はだれも傘をささない。傘をさす習慣がないのか、しょっちゅう変わる天気に備えるのが面倒なのか。(P.371)

 そんなところもまたアイスランドの実際に即した物語であったのだなと。

4488266037湿地 (創元推理文庫)
アーナルデュル・インドリダソン 柳沢 由実子
東京創元社 2015-05-29

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久々に MeCab.so を作ろうとしたらいろいろ大変だった(at Windows)

 しばらくぶりに MeCab を使ってみたら Ruby のバージョンが違うので使えなくなっていた。当事は 2.0.0 だった。ということであらたに作り直しをと作業する。MSYS とか Visual Studio 2013 Express をいれたりしてみたものの、どうもよろしくないので結局 Visual Studio 2010 Express で C++ をインストール。以前と同じ。

 MeCab のほうはバージョンアップがこのところないので同じ 0.996 。ということで、extconf.rb のライブラリパスあたりの修正は以前の通りに(というかファイルをそのまま流用)。Makefile は問題なく作られたので(2013 のコンソールでやったらなぜ作成に失敗したりしたのだった)、nmake を実行。

 ところがまずは、mecab.h ファイルが見つからないといわれてしまう。環境変数にパスを指定するという手はあるとあとで知ったのだけれど、ひとまず/sdk から必要なファイルをコピーしてきて同じフォルダに置いた。

 ふたたび nmake すると今度はなにやら違うエラーがでる。

MeCab_wrap.cpp(4373) : error C2039: 'set_result' : 'MeCab::Lattice' のメンバーで はありません。 mecab.h(778) : 'MeCab::Lattice' の宣言 を確認してください。

 mecab.h ファイルを見ると、たしかに Lattice の宣言に当該する set_result というのはない。ということで、その分を追加すればいけるという情報をウェブで見つけたのでその通りにしてみる。

[ Windowsにmecab-pythonを導入 - 個人的まとめ ]

class MECAB_DLL_CLASS_EXTERN Lattice の中に、

virtual void set_result(const char *str) = 0;

の一行を追加する。

 Ruby ではなく Python ではあるものの、この追加で nmake が通るようにはなった。無事に MeCab.so が生成される。(これも以前 Ruby-2.0.0 のときには問題なかったはずなのだが)

 付属している test.rb を実行すると確かに動作はしているようなのだけれど、少しおかしなことにはなる。まずは表示が文字化けしている。が、考えて見ると test.rb は UTF-8 になっているので SJIS に直すと問題なくなる。

 むしろ問題はそのあとで、test.rb では MeCab::Lattice を使うところになって Ruby がバグだといっているらしいメッセージをはじめて目にした。

test.rb:24: [BUG] vm_call_cfunc - cfp consistency error ruby 2.2.0p0 (2014-12-25 revision 49005) [i386-mswin32_100]

-- Control frame information -----------------------------------------------
c:0003 p:---- s:0018 e:000017 CFUNC :set_sentence
c:0002 p:0166 s:0014 E:000e14 EVAL test.rb:24 [FINISH]
c:0001 p:0000 s:0002 E:0020d4 TOP [FINISH]

-- Ruby level backtrace information ----------------------------------------
test.rb:24:in `

'
test.rb:24:in `set_sentence'

-- C level backtrace information -------------------------------------------
C:\Windows\SysWOW64\ntdll.dll(ZwWaitForSingleObject+0x15) [0x77D5F91D]
C:\Windows\syswow64\kernel32.dll(WaitForSingleObjectEx+0x43) [0x76F61194]
C:\Windows\syswow64\kernel32.dll(WaitForSingleObject+0x12) [0x76F61148]
c:\PROGRA~2\Ruby-2.2\bin\msvcr100-ruby220.dll(rb_print_backtrace+0x2f) [0x610534
73]
c:\PROGRA~2\Ruby-2.2\bin\msvcr100-ruby220.dll(rb_vm_bugreport+0x64) [0x610534D9]

c:\PROGRA~2\Ruby-2.2\bin\msvcr100-ruby220.dll(rb_bug+0x3f) [0x60FD87D1]
c:\PROGRA~2\Ruby-2.2\bin\msvcr100-ruby220.dll(rb_ruby_debug_ptr+0x5de) [0x60FBCF
83]
c:\PROGRA~2\Ruby-2.2\bin\msvcr100-ruby220.dll(rb_ruby_debug_ptr+0x671) [0x60FBD0
16]
c:\PROGRA~2\Ruby-2.2\bin\msvcr100-ruby220.dll(rb_vm_make_proc+0x928) [0x60FBFC31
]
c:\PROGRA~2\Ruby-2.2\bin\msvcr100-ruby220.dll(rb_equal_opt+0xb38) [0x60FC0CE0]
c:\PROGRA~2\Ruby-2.2\bin\msvcr100-ruby220.dll(rb_catch+0x533) [0x60FC290D]
c:\PROGRA~2\Ruby-2.2\bin\msvcr100-ruby220.dll(rb_iseq_eval_main+0x64) [0x60FC2CB
2]
c:\PROGRA~2\Ruby-2.2\bin\msvcr100-ruby220.dll(ruby_setup+0x180) [0x60F914BA]
c:\PROGRA~2\Ruby-2.2\bin\msvcr100-ruby220.dll(ruby_exec_node+0x14) [0x60F9155B]
c:\PROGRA~2\Ruby-2.2\bin\msvcr100-ruby220.dll(ruby_run_node+0x29) [0x60F9355D]
[0x01391030]
[0x013911C1]
C:\Windows\syswow64\kernel32.dll(BaseThreadInitThunk+0x12) [0x76F6337A]
C:\Windows\SysWOW64\ntdll.dll(RtlInitializeExceptionChain+0x63) [0x77D792E2]

-- Other runtime information -----------------------------------------------

* Loaded script: test.rb

* Loaded features:

0 enumerator.so
1 rational.so
2 complex.so
3 c:/PROGRA~2/Ruby-2.2/lib/ruby/2.2.0/i386-mswin32_100/enc/encdb.so
4 c:/PROGRA~2/Ruby-2.2/lib/ruby/2.2.0/i386-mswin32_100/enc/trans/transdb.so
5 c:/PROGRA~2/Ruby-2.2/lib/ruby/2.2.0/i386-mswin32_100/enc/windows_31j.so
6 c:/PROGRA~2/Ruby-2.2/lib/ruby/2.2.0/unicode_normalize.rb
7 c:/PROGRA~2/Ruby-2.2/lib/ruby/2.2.0/i386-mswin32_100/rbconfig.rb
8 thread.rb
9 c:/PROGRA~2/Ruby-2.2/lib/ruby/2.2.0/i386-mswin32_100/thread.so
10 c:/PROGRA~2/Ruby-2.2/lib/ruby/2.2.0/rubygems/compatibility.rb
11 c:/PROGRA~2/Ruby-2.2/lib/ruby/2.2.0/rubygems/defaults.rb
12 c:/PROGRA~2/Ruby-2.2/lib/ruby/2.2.0/rubygems/deprecate.rb
13 c:/PROGRA~2/Ruby-2.2/lib/ruby/2.2.0/rubygems/errors.rb
14 c:/PROGRA~2/Ruby-2.2/lib/ruby/2.2.0/rubygems/version.rb
15 c:/PROGRA~2/Ruby-2.2/lib/ruby/2.2.0/rubygems/requirement.rb
16 c:/PROGRA~2/Ruby-2.2/lib/ruby/2.2.0/rubygems/platform.rb
17 c:/PROGRA~2/Ruby-2.2/lib/ruby/2.2.0/rubygems/basic_specification.rb
18 c:/PROGRA~2/Ruby-2.2/lib/ruby/2.2.0/rubygems/stub_specification.rb
19 c:/PROGRA~2/Ruby-2.2/lib/ruby/2.2.0/rubygems/util/stringio.rb
20 c:/PROGRA~2/Ruby-2.2/lib/ruby/2.2.0/rubygems/specification.rb
21 c:/PROGRA~2/Ruby-2.2/lib/ruby/2.2.0/rubygems/exceptions.rb
22 c:/PROGRA~2/Ruby-2.2/lib/ruby/2.2.0/rubygems/core_ext/kernel_gem.rb
23 c:/PROGRA~2/Ruby-2.2/lib/ruby/2.2.0/monitor.rb
24 c:/PROGRA~2/Ruby-2.2/lib/ruby/2.2.0/rubygems/core_ext/kernel_require.rb
25 c:/PROGRA~2/Ruby-2.2/lib/ruby/2.2.0/rubygems.rb
26 c:/PROGRA~2/Ruby-2.2/lib/ruby/site_ruby/2.2.0/i386-msvcr100/MeCab.so
27 c:/PROGRA~2/Ruby-2.2/lib/ruby/2.2.0/i386-mswin32_100/enc/trans/japanese_sj
is.so

[NOTE]
You may have encountered a bug in the Ruby interpreter or extension libraries.
Bug reports are welcome.
For details: http://www.ruby-lang.org/bugreport.html

 よくわからないが Lattice.set_sentence() のところでなにやらおかしなことになるらしい。MeCab::Lattice を使わなければ問題はない様子。これは、やはり Ruby 側の問題なのか? 確かに Ruby-2.0.0 のときにはこうした問題は起きていなかった。

 あまり細かいことをしたいわけではないので現状でも使えるだろうとは思うのだけれど。ためしに Natto を使ってみる予定でもある。それはまた次回にメモする。

追記(7/8):
 nmake のときに例外処理で警告がでるようになったのも以前と違う。ただ、これはとりあえずそのままでも通ることは通るみたいではある。

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今年もネジネジ

ネジリバナ


 今年も芝生のなかはネジリバナで一杯。みんなネジネジ、ネジネジ。不思議な花であるなあ。さすがにそろそろ終わりの季節。また、来年。

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久々に自転車タイヤのパンク修理をする

 久しぶりに自転車タイヤのパンク修理をする。最近はパンクをしなくなった、などということはなく、単に使用頻度や運に左右されているというか。まあ、運転の仕方、日ごろのメンテナンスの度合いなどにもよるわけではあるけれど。いずれにしても自転車のタイヤなどというヤワな厚みしか持たないものが、そうそう丈夫であるはずもなく、ちょっとしたことですぐパンクなどしてしまうというのが実際ではあるのだった。

 予想通りにスネークバイト。コンクリートだかアスファルトだかの隙間にはいったというような話だったので、当然そうであろうと思っていた通り。いや、隙間にはいったといってもいろいろなので必ずしもということではないのだけれど。

 鋭利なもの、画鋲であったり釘であったり、ガラス片のようなものであったり、とにかく刺さるというようなことで穴があくのはほぼひとつの穴(もちろん例外がないわけではない)。

 一方で舗装の段差などを勢いつけて乗り越えたりしたときにおきるパンクはたいていスネークバイト。つまり蛇にかまれたかのように二箇所対称的に穴が開く。

 さいわい小さなものでほかには問題ないようであったし、タイヤへの損傷はこれといって見当たらない。なにかが刺さっているという様子もないので(タイヤの内側、つまりチューブ側に突き出したままだとまたパンクするので確認重要)パッチをひとつあてて作業終了。

 チューブをタイヤに戻してタイヤをはめこむさいにはねじれとかがおきないように少しだけ空気をいれておくと安心。ほんの少しだけ。

 しかし、もうずいぶんとパンク修理をしてないためにセメントがすっかりダメになっていたのでやむなく新しく購入。ただ、小さなセメント単品でよかったのだが(パッチはある)あいにくと単品では大きなものだけ、パンク修理セットには小さなセメントが付属しているのだが、むしろこのほうが安上がりなので虫ゴムもはいっているしなとこちらを購入することに。

 とはいえ、次にパンク修理をするときまでこのセメントが使える状態で残っていることかどうか。まあ、そのときはそのときではあるのだけれど。

 自転車屋さんでパンク修理してもらうと今なら 1080 円(税込み)というところ。これを高いと思うかどうかは微妙なところではあるのだけれど(なにしろそのくらいとらないとやってられない、というか多分それだけではやっていけないというべきか)、パンク修理くらいは覚えておいて損はないし、さほど難しい作業ではない。そんなこというとそれこそ自転車屋さん泣かせになってしまうけれど。その分、ちゃんとして自転車を正しい価格で買ってあげることにすればそれでもいいのではないかな。安いけれどすぐ壊れてしまうような怖い自転車を買うよりも。

 街の自転車屋さんがどんどん消えていく。


 こんなやつね。

B000UMX0F0SAGISAKA(サギサカ) パンク修理セット L 31695
SAGISAKA(サギサカ)

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「まんがseek」が再出発したそうで

 [ まんがseek 〜みんなでつくるマンガデータベース〜 ]

 10 年の眠りから覚めて復活したという「まんが seek」。昨年あたりからだったか河野さんが古いデータを取り出してなにやらはじめていたようでしたが、いよいよ公式にオープンということだそうです。

 過去から現在の漫画というマンガをデータベースにしようという壮大な試み。まだまだデータは不足しているということで協力を求めています。作品名や作者名の読み方にはじまり、作品そのもののデータもまだまだ十分ではないようです。

 基本的に性善説に則って、誰でも不足している情報を補完してほしいということで(もちろん、そのまま更新・公開されるのではなく、確認作業を経てということらしいですが)多くの人の手が欲しいところ。人の手がふえればふえただけ情報は充実していくのでしょう。

 ということで、ふと見ていたら手元にたまたまあるものがあったので少し協力。マイナーな(いや、メジャーでももちろんでしょうけれど)漫画家、作品が手元にあるという方にはぜひ協力して欲しいなあと。

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「パコと魔法の絵本」

 なにやら奇妙な患者ばかりがいる不思議な病院(らしきところ)。いや、患者どころか医師や看護士も少し変わった人ばかり。幻想文学的な世界での物語なので、いわば夢のなかの物語といった趣。

 実のところ前半の展開が非常にくどい感じであったり、あまりに不快な感じを持つような言動や行動だったりで、途中で見るのをやめてしまおうかと何度か思ったのだった。まあ、それでもと見ていたら後半はそれが少し変化した。それはさながら嫌な金持ちの爺さんであるオオヌキの変化にも似た感じなのかもしれない。そのあたりから物語が少し変化していく。

 誰彼となく嫌がらせをしたりして自分勝手なオオヌキ。傲慢でやりたい放題。理由はわからないが記憶が一日しかもたないという少女パコ。オオヌキにも特に毛嫌いすることもなく毎日接していく。そのうちにまあオオヌキに変化が現れるわけだ。

 毎日まいにち同じ絵本(母親が手作りしてくれたらしい)を読むパコ。いつしかオオヌキがそれを毎日読んでやるようになる。パコの余命があまりないという話をしってだったか、パコには内緒でこの絵本の物語をみなで劇にしようともちかけるのがオオヌキ。病院全体を舞台にして壮大な劇が演じられる。

 最後はちょっといい話で終わってしまうのが、ちょっとズルい感じがしないでもないが、見終わったあとは悪くない印象だけが残るのだった。惜しむらくは前半の空気か。まあ、それも後半のためのギャップなのだと思えば我慢できなくもないかもしれない。

B001MYRNY4パコと魔法の絵本 [DVD]
デスペラード 2009-03-06

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タコの日

 半夏生ということで蛸の日。いや、しかしなぜ蛸なのか。という理由についてはどこかで見聞きした覚えはあるものの忘れてしまっている。ただ、理由など知らないままに、そういうもの、こういうものとして繰り返されることがらというのも実は大切なのではないかとも。

 地域の文化とか伝統とか、その家の習慣といったようなものは、まさにそういうもので、理由もしらずに身についてきたものがその人をその人たらしめるというようなことはあるのではないかと。理由はあとから調べてもよいのだし、ちにかくそういうものとして体に染み付いてくることで、そうしたことが特に意識することなく受け継がれていくという理由なのかもしれない。

 一見無意味に思えることでも身につけておくことで、意外なところで役に立つことというのもあるように、生活に身近なところのこともまたそういうことなのではないか、などと。それが季節ごとにその季節らしい暮らしの一助となって、ときに変化のない暮らしのアクセントといったものになったりもするのかもしれない。

 いまどきはもうはやらないからとか、そうしたところで意味がないとかいうこともまたありではあるけれど、無条件に受け入れてみるということもなにかを変えるきっかけになるかもしれない。そういう生活も見直してみたいなあと。

追記:
 記念日としてのタコの日かどうかは調べていない。単にタコを食べる習慣のある日ということで。

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ザップニュース集計 6月まで

 とうとうフランスが韓国を抜いてしまった。

世界のニュースザッピング 2013/7-2015/06
国名など回数
アメリカ348
フランス201
韓国193
イギリス143
アルジャジーラ123
中国123
オーストラリア109
ロシア15
フィリピン15
スペイン15
ドイツ14
インド13
タイ10
ベトナム9
シンガポール6
ブラジル5
香港5
インドネシア3
トルコ3

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