「ダンス・ウィズ・ウルブス」
そういえばなにやらアカデミー賞とかで総なめにしたようなという記憶はあるものの、これまた見た記憶のない映画。テレビでやったかどうかも覚えていない。時間を見ると 3 時間あまりもある長いものだった。ということで気合をいれて見る。
南北戦争で英雄になったジョン・ダンバーが辺境の地を希望してフロンティアと呼ばれるセジウィック砦に赴任すると。しかし、いるはずの仲間はだれもおらずも抜けのから。それでもむしろ一人でゆうゆうと過ごせるという気持ちもあってかそのまま残っていると、狼がやってくると。さらにはインディアンの部族もやってくると。
インディアンの部族とも交流して、狼とも交流して、なぜか受け入れられるようになって、次第に文明社会よりも自然とともに生きている彼らの生活のほうによりよいものがあるのではないのかといったような印象が生まれていくというところか。
狼とも友情とでもいう関係を築き、じゃれあうようにしているさまから「狼と踊る男」との称号をもらうことになるのが、タイトルのゆえんというところか。さらには、部族に幼いころから暮らすことになっていた白人女性(他の部族に家族を殺された)との結婚も許される。
けれども、軍がフロンティアまでやってこないという保証などなく、ついにはやってきてしまい、部族を逃がすために行動するが、逆にインディアンの手先、インディアンに身をやつしたものとして捕まり拷問されてしまう。
史実的にはどうなのかはわからないけれど、今となっては失われてしまった大切なものを再確認させるという意味において貴重な作品ともなったのかなと。長時間ではあるけれど、その時間を感じさせないほどの魅力にはあふれている。一度は見ておいてよい映画だなあとは。
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