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梅仕事

 今年度の「グレーテルのかまど」はこれまでのアンコール放送だけでなりたっている。よく見るようになったのはおおむねこの一年くらいなので、見たことのない回はまだまだあるので、それなりに新鮮だ。このほどは「海街 dairy 」から梅酒、梅ジュースをとりあげていた。

 梅仕事と呼ぶそれら一連の作業。家族総出で梅の実をつみ、それを漬けこむ。そんな季節の歳時記が、昔はもっともっと家庭のなかにあったような気がする。ちかごろではそうした作業はやめにして、なんでも出来合いで済む時代になってしまった。

 それぞれの家庭にそれぞれの事情もあるし、時代の変遷というのもあるので一概にはいえないにしても、家庭の行事というものが少なくなり、そして今風なあたらしいそれが変わっていくのかもしれないけれど、少しさみしさはある。

 考えて見ると子供のころは確かに梅酒作りなどしていたのだった。まさか自分でそれを飲むことはなかったと思うのだが、作るところだけは手伝うのだったなと、おぼろげな記憶に残っている。梅ジュースのことを知っていたら、そんなものでも作っておけばよかったのだろうが、当時はそういうことを知る由もなかった。

 そうして家族で一緒に作業するなかで季節を感じたり、いろいろな話ができたり、交流であったり会話であったり。むかしはそれがひとつの娯楽でもあったのかもしれない。娯楽が増えた今では、それが絶えていくこともまた自然なことなのか。

 とはいえ、「海街 diary 」の姉妹の様子など見ていると、ふとたまには梅酒など作ってみたくなる。梅ジュースをつくるのも悪くないなと思ってしまう。なにか少しだけ殺伐とした感じの世の中になってしまった今こそ、またこうした作業の意味があるのかもしれない。

 なにより、梅仕事ということばのもつ響きがなんともステキだ。

 今年はもう無理だけれど、近い将来にはやってみようか。

4091670253海街diary 1 蝉時雨のやむ頃
吉田 秋生
小学館 2007-04-26

by G-Tools
4091670377海街diary(うみまちダイアリー)2 真昼の月(フラワーコミックス)
吉田 秋生
小学館 2008-10-10

by G-Tools

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