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「レッド・ライト」

 超常現象を研究している女性学者。助手をつれて各地を回り相談を受けては、怪しいインチキについては解決をはかる。あらゆるものがインチキだというのではなく、多くのものがインチキであると。それを解明するためにも調査をし、インチキはインチキと明らかにするのだと。

 かつて苦い思いをさせられた大物が長い沈黙を破って活動を再開したとのニュース。助手が彼の調査をするべきだというのだ、やめたほうがよいというだけ。助手はその進言を無視してひとりで彼サイモン・シルバーの調査に行ってしまう。

 シルバーのショーが行われている会場には、学者の研究のための一室が設けられていて(一応秘密だ)そこに各種機材などが用意されている。そこで不審な電波などを探知したりして、つまり超常現象を起こすといって演じている彼らが仲間と通信していたりする様子を暴いていたりする。

 ところが、助手がそこにいることをシルバーが知っているかのように振る舞いはじめ、機材は破壊されていく。会場もあちこちで崩れたりと被害がでてパニックにおちいる。そうこうして助手が学者のもとにやってくると果たして彼女は死んでいた。シルバーに殺されたのか? それほどシルバーは危険な相手なのか?

 シルバーは学者の在籍していた大学の別の研究室(超常現象の存在をどちらかというと信じるところ)での実験に協力することになる。ビデオカメラを多数設置し、トリックなど使えないであろうという設定のもとで実験は行われ、それなりの成果をあげる。彼の能力は確からしいという印象も強まる。

 しかし、そこにはなにかがあるはずだと助手はひとりで調べていく。ようやくそのトリックは見えて、シルバーの最後のショーに戦いを挑むかのように助手が乗り込むのだが、シルバーは本当に超能力を持っているのか。といったあたりが明かされるというかなんというか。

 実のところちょっとわかりにくい結末。単純に見ているだけだともやもやしたまま終わりになるかもしれない。実は超能力を持っていたのは助手の彼のほうであり、シルバーとの最初の出会いで事件が起きたのも彼の能力が発動されてしまったからにほかならない。彼自身は自分にそんな能力があることなど知らないし、ふとした瞬間にそれが発動されてしまうのだった。

 女性学者が死んだのも、つまりは助手のシルバーとの事件の際の余波のようなものが、彼女にまで及んでしまった結果らしい。そうして、学者とあちこち回って現象の解明をしていたときにも、恐らくは彼自身の秘めたる能力が発動されたりしていたことはあるのかもしれないのだろうと想像されるのだった。

 ありがちといえばありがちなオチではあるのだけれど、それでもなかなかうまい具合の物語になっているともいえる。それでもちょっと最後が分かりにくいというのはあって、観客の半分くらいはもやもやしたまま帰るのではないかという感じも。

 テレビシリーズにでもなったら、案外よいのかもしれないかな。

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