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季節を味わう

 節句というものを実感するものとしてあるのは、たとえば飾り付けるもの(雛人形やこいのぼりなど)であったり、時々の和菓子であったり。季節らしい風景であったり色であったり、あるいは風のにおいであったり温かさ、冷たさであったり。

 料理でというのもあるけれど、今ではお節料理を除くとなかなかむずかしいかもしれない。土地に特有の料理があれば別だけれど、たいてい似通ったものであったり、普段から食べるようなものでしかなかったりする。

 もちろん、季節のお菓子にしても年中食べられることもあるのだけれど、それでも比較的その季節に限定してというものもまだまだ多く、料理よりはお菓子(特に和菓子)のほうがそうした季節を感じることはできそうだ。

 この季節となればやはり柏餅。もっともこのては中身そのものはそうそう変化はなくて(などというと御幣があるかもしれないけれど)、柏の葉っぱをまいているから柏餅みたいなイメージもなくはない。餡を包んだ餅という意味においては。

 それでも、それを目にし、口にすることで、季節を感じるのも事実で、できることならば、そうした時間は大切にしたい。けれど、次第にそういうこともなくなっていくのかもしれない。時代ということも含めて。

 現実てきなところでは、年齢とともに餡子を食べると少し胃がもたれるような感じがするという理由で嫌うこともあるようで、そうなるとあえて季節のものとして手土産にしたりということもできなくなる。少し残念な感じはあるものの、それもまたいたし方ない。自分が食べるときにと思うことにして、別のなにかでその代わりをとは思いたい。

 季節が巡る喜びと、季節が巡る悲しみと。

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