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「アナザー・フェイス」

 MI6 のスパイの父親、小学生くらいの息子と一緒に転々としながら任務をこなしているらしい。が、なにやら奇妙な感じで物語が展開していって、これはいったい何なのだ? と思いつつ見ていると、そういうことかとわかりはじめる。

 あっさり言ってしまうと父親はスパイでもなんでもない。妄想癖の激しいある意味精神を病んでしまった人物であったと。

 そのあたりが冒頭の映像と台詞などに中盤になって追いついて、なるほどと思わせるあたりの演出はなかなかにうまい。

 そんな父親の行動が次第におかしな方向に進んでしまい、父親の状況がわかってしまった息子が決断をして警察署に赴くと。父親のことは街のみんながよく知っている。息子の決断に誰もが心を砕いて事態は静かに進行していく。

 スパイとしての行動が奇妙なのは展開上仕方ないのだけれど、どうも事情がみえてくるあたりまでがややもやもやした感じでしか見られないので辛いところがある。終盤の展開はなかなかにすばらしいのでそれらを相殺するものの、やはりちょっと残念な感じも残ってしまう。

 ただ、なんとも切なく心に残る物語ではあるのだった。

 邦題はやはりちょっとなあという。原題は「I KNOW YOU KNOW」。

B00CJAKRU2アナザー・フェイス [DVD]
エプコット 2013-06-27

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